アメリカのジョンズ・ホプキンス大（最難関レベルの有名私立大）の教授らが有名医学誌「Annals of Internal

Medicine」で発表した論文の内容によるもの。

それによると

心臓血管疾患やガン、認知症や言語記憶、心筋梗塞のいずれに対してもサプリメントの効果が認められなかった

のこと。

逆に過去の研究から、ベータカロチンが肺ガンのリスクを高め、ビタミンＡやＥの摂取が死亡率を高める可能

性があり、サプリメントの健康効果についての議論はほぼ結論付いたとしています。

また同論文著者の一人であるミラー医師はＣＢＣニュースで

「健康になりたいのなら、効果のないサプリメントに浪費するのはやめ、果物や野菜、ナッツ類、豆類、低脂肪の乳製品などの食品を食べて運動すべき」

と呼びかけています。

なお、これに対し、健康食品業界は

「健康的な食生活を送ることができない人の栄養補助にサプリメントは必要だ」

と反論していますが、

http://www.flickr.com/photos/healthgauge/8012309027/

著者らは

「効果が証明できないにもかかわらず、アメリカ国内では現在約半数の国民が何らかのサプリメントを摂取し、２０１０年度で売上は２８０億ドル（約２兆９千億円）に上る」

と懸念を示しています。

日本でもサプリメントは浸透しており、消費者庁の調査で約１兆７千億円に上っています。

今回の件に【ネットの声】は・・

などがあるようです。

サプリメントの効果についてはさておき、頼りっきりにせず、バランスのよい食事と健康的な生活を心がける

ことが重要そうです。