八幡「ディスティニーランドのチケット?」
- 2013年12月25日 22:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:32:49.63 ID:QW2pWpjPo
- 葉山「ああ、親の仕事の関係で貰ったんだけど良かったらどうかな?」
八幡「……どうかなって言われてもな、お前と一緒に行くのか?」
姫奈「隼×八!? 隼×八なのっ!?」
葉山「いや、悪いんだけど俺は行けそうに無くてね。無駄にするのも何だし配ってるんだ」
八幡「わざわざ俺に聞かなくてもお前なら配る相手もたくさん居るだろ」
葉山「チケットはかなりの枚数貰っているから気にしなくても大丈夫だよ」
八幡「そういうことじゃなくてだな……ぼっちの俺がチケットなんて貰ってどうしろっていうんだよ」
姫奈「一緒に行けば良いじゃない! 二人で仲良く行けば良いじゃないっ!!」
葉山「ははは、ヒキタニくんも相変わらずだね。…………姫奈も、ね」
八幡「おい、こいつの保護者はどこ行ったんだよ。この際、由比ヶ浜でも構わんが」
葉山「うーん、優美子は近くに居ないな。結衣も見当たらないね」
姫奈「『俺と用事、どっちが大切なんだ隼人っ』『八幡……もちろん君だよ』 ぐふふ……」
八幡「……わ、わかった。貰えるなら貰っておく」
葉山「あ、ああ、……じゃあ10枚ぐらいで良いよね?」 - 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:34:16.38 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「おう、さんきゅ」
八幡(ふふふ、10枚も売ればあればかなりの収入になる。まったく、錬金術は最高だぜ!)
葉山「ちなみにそれは売ったりしないでくれよ?」
八幡「お、おう。……も、貰ったものをう、売るなんて…………するわけないだろ」
葉山「そうだよね。いくらヒキタニくんでもそんなことするわけないよな」ニコッ
八幡(ちっ……こうなったら小町か戸塚と行くか。……これってデートになるのか?)
葉山「そうだ、君にだけ特別にルールを作ろうか」
八幡「えっ、何? ルール? 何で俺だけなんだよ。やっぱりイジメだろ、これ」
姫奈「ずっと手を繋いで過ごすっていうルールはどうかな? かな!?」
八幡「いや、だから葉山とは行かねぇって……」
姫奈「しゅーん……」
葉山「それでルールの内容なんだけど、ヒキタニくんの知り合いを誘うってのはどうかな?」
八幡「お前もどうかなじゃねぇだろ……何考えてるんだよ」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:35:29.55 ID:QW2pWpjPo
- 葉山「10枚あるならペアで5人と行けるよね。もちろんちゃんと相手は変えて」
八幡「おい、やっぱりイジメじゃないか。俺に5人も誘う相手なんて居るわけ無いだろ」
葉山「ヒキタニくんなら大丈夫だよ」ニッコリ
八幡「何を根拠に大丈夫って言っているんだよ……俺だぞ? ぼっち舐めんな」
葉山「ははは、ちゃんと5人誘わないとそのチケットは買い取ってもらうから」
八幡「は? 買い取りだと? ならいらねぇから、このチケットは返すわ」
葉山「それじゃあ楽しんで来てくれ。それじゃあ俺は他の人にも配ってくるから」
八幡「あっ、おいっ!? ちょっ、待てよっ!?」ガシッ
葉山「……駄目かな」
八幡「こんな強引なのはお前らしくないぞ……葉山」グイッ
葉山「…………ヒキタニくん」
姫奈「八×隼キターっ! 隼×八からまさかの八×隼! ハァハァ……フヒヒ」 - 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:36:40.07 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「……何か訳有りか? 奉仕部で良ければ話だけでも聞いてやらないことも無いぞ」
葉山「………すまない」
八幡「別に謝って欲しいわけじゃねぇよ。まぁ、無理に聞き出そうと思っちゃない――」
葉山「実は陽乃さんに――」
八幡「あっ、大事な用事思い出した。いやぁ、八幡うっかりうっかり。そういうことで――」
葉山「待ってくれるかな? 話を聞いてくれるんだろ?」ガシッ
八幡「ばっ、違ぇよっ、聞いてやらないことも無いって言ったけど聞くとは言ってねぇっ!」
姫奈「やっぱり隼×八! 隼! 八っ!!」
葉山「わかっていると思うけど、ちゃんと誘わないと陽乃さんは後が怖いぞ」
八幡「…………おうふ」
葉山「本当に君は陽乃さんに好かれているんだね。一応達成したら陽乃さんからご褒美があるらしいよ?」
八幡「嬉かねぇし、俺玩具扱いだろこれ……ご褒美ってのも怪しいし。やらないと駄目か?」 - 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:37:54.39 ID:QW2pWpjPo
- 葉山「陽乃さんに確認してみる? なんなら携帯に掛けてみるけど」
八幡「おい、バカ、やめろ。ったく、俺が誘っても誰も行かないだろ……」
葉山「念のために言っておくけど、誘えたらちゃんと行ってもらうからね」
八幡「何で俺がこんな目に……。誘う人数5人は多すぎじゃね? 1人に減らすべきだろ?」
葉山「人数も陽乃さんの指示だよ? 最低でも5人って」ニッコリ
八幡「笑顔で逃げ道塞ぐんじゃねぇよ……断られてもカウントして良いんだよな?」
葉山「うん。その場合は買い取りは無しで良いけど、あとで相手に確認するから嘘ついても駄目だからね」
八幡「それも雪ノ下さんの指示か……お前も大変だな」
葉山「昔からの付き合いだからね。もう慣れたよ……」
優美子「あれ、なにしてんの隼人。ヒキオとなんて珍しい」 - 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:38:54.76 ID:QW2pWpjPo
- 葉山「ああ、優美子、いやちょっとね。俺がヒキタニくんと話しているのそんなに珍しいかな?」
八幡(そりゃぼっちの俺と人気者の葉山が話していれば珍しいだろうなぁ。けっ)
優美子「と言うかヒキオが誰かと喋ってるの珍しいじゃん」
八幡(おい、それじゃあ相手が葉山じゃなくても珍しいってことだろ。否定は出来ないが)
葉山「ははは、ヒキタニくんも話してみれば意外と喋るんだけどね」
八幡(お前も要らないフォローしてんじゃねぇよ……意外って何だよ、意外って)
優美子「ま、あーしはヒキオがどんだけ喋るかなんて興味ないけど……ん?」
八幡(はいはい、興味持てない人間ですみませんね。ぼっちは大人しくしてますよ)
優美子「ヒキオが持っているのってディスティニーのチケットっしょ?」
葉山「うん、余っていたからヒキタニくんにあげてたところなんだ」
優美子「へー、じゃあ隼人一緒に行かない? まだチケットあるんでしょ?」
葉山「悪いんだけど俺は当分行けそうに無くてね。そうだ、ヒキタニくんと一緒に行ったらどうかな?」
優美子「は? ヒキオと?」 - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:40:00.71 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「えっ、ちょっ、は、葉山!? おまっ、何を言って!?」
葉山「このチケットは男女ペアでしか使えないんだ。ヒキタニくんもまだ相手が居ないみたいだしね」
優美子「ヒキオとかぁ……あーし、久しぶりに行きたいし隼人が駄目ならしょうがないか」
八幡(おいおいっ、チケットは1人1枚ずつで、そもそも男女ペア指定なんてどこにも書いてないぞ!?)
八幡(それに男は俺じゃなくても戸部とか大岡とかいるだろ!? 葉山ぁ……どういうつもりだ!?)
優美子「じゃあヒキオ、今週にでも行くし。どうせ暇っしょ?」
八幡「あ、いや、暇と言えば暇だが……俺なんかと行ってもつまらないだろ、な?」
優美子「は? あーしが誘ってあげてるのに断るって言うの? ヒキオの癖に」
葉山「まぁまぁ、優美子も落ち着いて。ヒキタニくんも折角だから行ってくれば良いよ」 - 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:41:47.35 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「お、おい。どういうつもりだ葉山! 何で三浦と行かないといけないんだよ!」(小声)
葉山「どういうって……ヒキタニくんも大変だろうから1人くらい手伝ってあげようと思ってね」(小声)
八幡「余計なお世話だっ、よりにもよって三浦となんてハードルが高すぎるっての!」(小声)
葉山「大丈夫だよ、優美子はこう見えて面倒見が良いからヒキタニくんも楽しめると思うよ?」(小声)
八幡「普段話もしない奴と遊びに行ったって気まずいだけだろ……」(小声)
優美子「あんさー、結局行くの、行かないの? あーし、はっきりしないの嫌いなんだけど」
葉山「ヒキタニくんも行くってさ。ヒキタニくんは素直じゃないからね」
八幡「本当に俺とで良いんだよな? あとで文句言われても知らないからな」
優美子「ヒキオしつこすぎだし、キモ」
葉山「今のうちにいろいろ決めておくと良いよ。それじゃあ俺は用事があるからこれで」 - 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:43:02.68 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「……で、決めるって何を決めるんだ? 今までそんなもんやったことないんだが」
優美子「……はぁ、ヒキオに任せても無理っぽいし、あーしがいろいろ決めて良いよね?」
八幡「お、おう? そりゃ構わないが……えっと、本当は何を決めるんだ?」
優美子「そりゃ何に乗るかとか時間に決まってるっしょ。それより、ほら」
八幡「ん? 携帯? 携帯がどうした?」
優美子「あーし、ヒキオの番号知らないし。連絡取れないと困るっしょ」
八幡「えっ、えっと……」
優美子「……はぁ、ヒキオの携帯貸しな、あーしがやるから」
八幡「お、おう……頼む」
優美子「…………うわぁ……登録数、少ないし」ポチポチ
八幡「うるせっ……掛けたい相手以外登録してあっても邪魔なだけだろ」 - 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:44:09.81 ID:QW2pWpjPo
- 優美子「ほら終わったし。つーか、結衣の番号あんじゃん。もしかしてヒキオってストーカー?」
八幡「……俺、一応由比ヶ浜と同じクラスで同じ部活なんだけど」
優美子「そんなん知ってるし。冗談に決まってるっしょ」
八幡「冗談に聞こえねぇんだよ……過去にも……うぅ……トラウマが」
優美子「ちょっ!? ヒキオ何で泣きそうになってんの!? あ、あーしが悪かったしっ」
八幡「ちょっとメール送っただけだろ……何でストーカー扱いになるんだよ……うぅ……」
優美子「ほ、ほらっ元気出すし! あーしならいつでもメールして良いし! ねっ?」
八幡「み、三浦ぁ……ありがとう」
優美子「!?///」キュン
八幡「三浦って優しいんだな……どこかの姉妹と違って」
雪乃「……何か不愉快なことを言われた気がするわ。……この感じ比企谷くんね」イラッ
陽乃「……何か比企谷くんとお話をしなきゃいけない気がするなぁ、うふふ」ゴゴゴ
八幡「!? 悪寒がっ!?」ゾクッ
優美子「怯えてるヒキオ……かわいいかも///」 - 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:45:08.51 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「そ、それで予定とかは三浦に任せて良いんだよな?」
優美子「いやいや、あーし何を考えてるの!? こいつはヒキオだしっ///」
八幡「み、三浦? あの……三浦さーん?」
優美子「でも目さえ何とかすればヒキオって悪くないんじゃ……///」
八幡「……えー、何でいきなり無視されてんの? 始めっから無視ならよくあるんだが」
優美子「まぁ? あーしがヒキオを一緒に居ても恥ずかしくない男にすれば良いだけだし?///」
八幡「何だか良くわからないが、あとは任せるな? そっちで鼻血を流してる海老名さんも含めて」
優美子「あ、あーしが……ヒキオと……///」
姫奈「ハァハァ……ごちそうさま……///」 - 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 19:47:31.84 ID:QW2pWpjPo
- 八幡「何だったんだ? 急に独り言を始めるし……まぁあとでメールしておくか」
八幡「これでメーラーダエモンさんだったら泣くぞ、本当に」
八幡「しかし葉山のせいで1人は完了か、葉山のせいで。……この恨みいつか果たす」キリッ
八幡「つーか、……やっぱりチケットには男女ペアなんて書いてないよな……って危なっ!?」
沙希「!? ……何だ比企谷か。よそ見しながら歩いてるんじゃないよ、ぶつかるところだったろ」
八幡「わりぃわりぃ、川……川……川崎?」
沙コメント一覧
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- 2013年12月25日 22:24
- 続きあくしろよ
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- 2013年12月25日 22:30
- がんばって欲しかった
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- 2013年12月25日 22:38
- キャラがみんなデレデレであれだなぁ
雪ノ下ぐらいはせめてもっと辛辣な感じでよかった
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- 2013年12月25日 22:38
- あーし、サキサキ、EBN、しすかわいい、めぐめぐのサブヒロインとサブキャラかと…
なんだったら葉山と戸塚でもいいのよ
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- 2013年12月25日 22:40
- メガテンネタかと思ったのに!
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- 2013年12月25日 22:42
- まあでもこれで続けたらグダグダになりそうだし
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- 2013年12月25日 22:46
- 独創性皆無の斜線照れは甘え
でも続きは書いて…///
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- 2013年12月25日 23:42
- いやいやいや、ふざけんな!
-
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