サムスンがモバイル端末向けのBluetooth ゲームコントローラ Smartphone GamePad を欧州市場で発売しました。Smartphone GamePad は NFC と Bluetooth 3.0で接続するAndroid用ゲームパッド。

4インチから6.3インチ画面までのモバイル端末を固定して携帯ゲーム機のように使えるほか、通常の無線コントローラとして、タブレットやテレビに出力したゲームも操作できます。


サムスンのモバイル用ゲームパッドといえば、今年3月の Unpacked 2013 Episode I イベントですでにプロトタイプが発表されていました。当時は旧 Wii 用の非ライセンス品コントローラと Xbox 360コントローラを足して3か4で割ったような風情でしたが、製品版はもう少し精悍な、どことなくサターンパッドに通じるスタイリングになりました。


ほんのりおもしろいのは、ボタン配置やラベルが大きく変わったこと。プロトタイプでは配色もYBAXの配置も Xbox そのままでしたが、製品版のサムスンPadでは4ボタンのラベルがちょうど賽の目のように、 . / .. / ... と .. 二段のドットで表記されています。

レイアウトは伝統的な上下左右ではなく、微妙に右40度ほど回転したX型配置。ゲーム側のコンフィグ画面と見比べて混乱しないか心配になりますが、おそらく4 (⚃)がPSでいう△三角、XboxのY、任天堂のXのようです。

アナログスティック(スライドパッド) x2と8方向パッドは配置も変わらないものの、D-Padのほうも丸くなりアナログx3のようにも見えます。

OS要件はAndroid 4.1以上(Bluetooth HID使用)。サムスン以外の端末にも対応しますが、サムスン製が推奨されています。

中央にあるPLAYボタンは、Android 4.3以上のサムスン端末向けアプリMobile Console
の起動用。パッド操作でゲームを選んで起動したり、対応ゲームをダウンロードできるアプリです。

サムスンSmartphone GamePadは欧州ですでに販売中。今後数週のうちにも、
ほかの市場に展開予定としています。予価は米ドルで$110程度。またタブレットとのセット商品Galaxy Tab 3 8.3 Game Edition なども発売予定です。