1:吾輩は名無しである:2008/05/02(金) 15:29:56
西の聖書、東の論語と言われるほど奥の深い書と言われています。
また聖人孔子についても語り合いましょう。
年収1000万円以上の高給取りが新社会人に読ませたい本、トップはスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4572335.html
孔子


6:吾輩は名無しである:2008/05/03(土) 21:08:03
論語は聖書や哲学書と比べはるかに実用的です。
また政治から生活にいたるまで智慧の教えが伝えられているので
必ず一度は読むべきではないでしょうか?
東洋人、しかも武士をうんだ日本人ならなおさら読むべきですよ。



7:吾輩は名無しである:2008/05/03(土) 21:12:24
序文~尭日第二十まで、読破し理解するのは年配の方々でも難しいですが、
1ページごとに自分なりに理解し生活に応用すればかなりの徳を積む事ができます。
また年をとればとるほど新たな発見があり、理解を深める事ができるのが論語であり、
宇宙第一の書物と言われています。



8:吾輩は名無しである:2008/05/03(土) 21:28:20
孔子はこんな事を言っています。
何もやらないでゴロゴロしているより囲碁をしているほうがまだ良い。
これはニートに響く言葉ではあります。

また孔子は官職につくために学問に励み、世の中の役に立てよと弟子に言っております。
堕落した現代人に伝えてやりたい言葉の数々ですなあ。



27:吾輩は名無しである:2008/10/03(金) 13:31:36
>>8 "博奕"は文字通りバクチのこと。囲碁や将棋のことじゃないよ。



9:吾輩は名無しである:2008/05/03(土) 21:37:52
子路第十三

子いはく、基の身正しければ、令せずして行はる。基の身正しからざれば、令すといえども従わず。

<通釈>
民を教化するのは命令ではなくて、上にいる人の一身にある。
もし上の人が自ら正しい事をして民を率いれば、命令しなくとも、徳化が自然に行われる。もし上の人が自ら正しくないことをしておれば、いくら命令しても民は従わない。


これは今の政治家にも当てはまる言葉です。
内閣の支持率が低いのは上の人間が民の事を考えていないからという事ではないだろうかと思います。
やはり論語は実用的な書ですなあ。



16:チーズ:2008/05/05(月) 02:22:56
論語を読んだら老荘もよまなぎゃだよ


孔子がまっこうから論破されるのは、痛快だよ



18:吾輩は名無しである:2008/05/05(月) 02:36:50
孔子も道教について語っているが、まずは理性からくる五徳を優先させなければならないと言っている。
つまり、理性があってこその術であるとしている。
仁があってこそ意味をなし、義があってこそ世の中の役に立つ。



21:吾輩は名無しである:2008/05/05(月) 12:11:41
論語はどのような人が読めばよいか。

①性格がナヨナヨしており覇気のない人間。
②覇気があるが軸が無く方向が定まらない人間。
③真面目だが人の顔色をうかがい媚びる人間。
④気が定まらず喜怒哀楽に流されやすい人間。
⑤怠けるくせのある人間。
⑥意欲がなく出世を考えない人間。
⑦勇気のない人間。




28:吾輩は名無しである:2008/10/03(金) 20:53:46
「君子もとより窮す、小人は窮すれば濫る」(ちょっと記憶違いもあるかもしれんがそれはご容赦を)
高校生のとき、この言葉に出会って感動した。けれども当時は後半のほうに感動の中心があって
「窮地に陥っても取り乱さない」誇り高さというか、自らを律するあり方に憧れた。

でも最近は、そういうスタイル的なことにはあまり興味がなくなって、かえって前半の方に
興味が向くようになった。「君子もとより窮す」の「もとより」の解釈が、正統の儒教ではどうなってるか知らないが
「当然」と解釈すれば、「君子は超人じゃない」とする孔子の穏やかな視点にかえって凄みを感じる。

また恣意的解釈ながら「君子なればこそ窮地に陥るのだ」と解くと、何か勇気が涌いてくる。
志あればこそ、行動するものであればこそ壁にもぶつかるのだと。 
気落ちしそうなときは呟いてみる

「君子もとより窮す。君子なればこそ窮するのだ」と



29:吾輩は名無しである:2008/10/05(日) 17:51:26
「これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。」

知っていることと知らないことを明確に区別できるのは知っているという証拠。
経験や、見識のある人ほど自分の知ってることがどの程度か分かっているし、
見識の浅い人ほどそれができない。
試験勉強にしても何もしない人は自分の分からないことが分からないし、
ある程度勉強するから分からない部分が分かってくるというもの。
だからソクラテスのように無知を自覚する人が結局賢いということになる。



30:吾輩は名無しである:2008/10/05(日) 17:58:03
「入るを計りて出るを制す」

収入に見合った出費を心がけること。
でも、これができたら会社は倒産もしないし、日本も十兆円の赤字財政になんかならないんだけど。
簡単そうで出来ないのがこれ。
いい言葉でしょ。



31:吾輩は名無しである:2008/10/05(日) 18:14:37
「道に志し、徳に拠り、仁に拠り、芸に遊ぶ」

ここで大切なのは芸に遊ぶということ。
仕事や勉強ばかりしていると、ストレスがたまったり、挫折してしまうこともあるから。
良い趣味を持ちなさいという教え。
こないだ退職した警部が万引きで捕まったけど、これはその典型じゃないかという気がします。
真面目一筋で仕事に性を尽くして間違ったことは絶対しなかった。
そして退職後、今まで自分が取り締まってきた人々の気持ちはどんなものだろうって、気にはなっていたものの立場上でできなかった。
そしてあるとき、仕事からはなれた安堵感からかつて心にしまっていたタブーを彼は犯してしまう。

イギリスでも政財界の有力者はたいていシェークスピアを読んでいるというし、実際シェークスピアなんて裏切り、殺人、嫉妬、欲望と欲望の連鎖で人間の醜い面を、どこまでも面白く描いてる。
彼等は実際にそういうことを行うことができない代わりにシェークスピアを読んで疑似体験してるし、立場とか世のしがらみが原因で演じきれない自分を別な場所で発散させてます。
本警部にはそれが多分無かったのだと思う。
だから、罪を犯してしまった。

真面目な人ほど良い趣味を持ちなさいという教え。



36:吾輩は名無しである:2008/10/15(水) 00:26:30
論語って、なんで?現代語訳が本によってまちまちなんでしょうか?
本の訳によって、だいぶ内容が異なってしまっている。

悪い訳本を買ってしまうと、結局、論語がつまらないもので終わってしまう。
優れた訳本を読むと、感激して身ぶるいしてしまうほどだ。
あまりにも現代語訳に違いがあり過ぎるんだ。



74:吾輩は名無しである:2009/04/22(水) 17:29:45
>>36
論語に限らず
解釈は読む人によって異なる。
だから注釈なるものが存在する。



53:吾輩は名無しである:2009/02/07(土) 21:56:17
学に志す年齢の頃、全篇読んでみたことがある。
中央公論社「世界の名著」の中の一冊(孔子・孟子)だった。
大部分忘れてしまったが、人格形成において結構影響を受けたと思うよ。



69:俺様のメモ:2009/02/28(土) 13:11:37
「論語」 (金谷治訳・岩波文庫)
「論語」 (加地伸行訳・講談社学術文庫)
「現代語訳論語」 (宮崎市定訳・岩波現代文庫)
「論語新釈」 (宇野哲人訳・講談社学術文庫)
「論語の新しい読み方」 (宮崎 市定 (著), 砺波 護 (編集)・ 岩波現代文庫)



77:吾輩は名無しである:2009/04/29(水) 06:44:15
>>69
1)「論語」 (金谷治訳・岩波文庫)
2)「論語」 (加地伸行訳・講談社学術文庫)
3)「現代語訳論語」 (宮崎市定訳・岩波現代文庫)
4)「論語新釈」 (宇野哲人訳・講談社学術文庫)
5)「論語の新しい読み方」 (宮崎 市定 (著), 砺波 護 (編集)・ 岩波現代文庫)

1) 原文有り、読み下し有り、読み下しは現代仮名遣い、現代語訳有り。ただし、1981年発行物。
4)原文有り、書き下し文有り、書き下し文は歴史的仮名遣い、通釈有り。ただし、2008年発行物。

歴史的仮名遣いがお好みの方には、4)がお薦めです。
2)、3)、5)は未調査。



70:吾輩は名無しである:2009/03/01(日) 06:08:43
論語物語ってのが読みやすくて面白いよ
一部分だけど論語の一節一節をエピソード仕立てにしていて
著者は次郎物語の下村湖人
>69のが硬いと思ったら読んでみるのも一興



71:吾輩は名無しである:2009/03/01(日) 13:02:47
「論語物語」は、講談社学術文庫と、まどか出版の単行本とがあるけど、
まどか出版の方は、ルビの振り方が気まぐれ過ぎる。

例えば、「驕」の文字は、「驕」の記載の9箇所目にルビが振られてるし、
他にもいろいろ・・・。
その点、学術文庫は固いイメージがあるけど、ルビはの振り方は一貫してる。



73:吾輩は名無しである:2009/03/02(月) 02:49:48
「巧言令色鮮し仁。」
最近、この言葉が身にしみる。
巧みな言葉と、人にへつらう笑顔には、本当の思いやりは無いんだな。。。



75:吾輩は名無しである:2009/04/24(金) 12:17:58
論語は、知るだけじゃなくて考えることもしないと駄目だって言葉が好きだなあ



79:吾輩は名無しである:2009/05/04(月) 14:51:26
「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし」
等に見られるように
論語はいいことも言ってるけど
処世術臭がするところが嫌いだし
本当に深いところまでいってる思想ではないと思う

湯川博士も論語がきらいだったのを最近知ったけど
そういう風に感じてる人も実は多いんじゃないかな?



80:吾輩は名無しである:2009/05/06(水) 04:49:35
>>79
「本当に深いところまでいってる思想ではないと思う」

おまえ、何様なんだよ?wwwwwwww



83:吾輩は名無しである:2009/05/19(火) 15:07:44
>>80
論語が心に響くことはないんだが・・
それはひとえに孔子の底が浅いからだとおもうんだ

言ってることが間違っているわけじゃないけど
なんかB級感があるんだよ

ああ現実対応ですねっていうかんじ
思索を究極まで深めていく
そういう要素が感じ取れん
もしくは中途半端



85:吾輩は名無しである:2009/05/21(木) 02:57:09
>>83
言行録という形式の限界だろそれは(時系列もバラバラだし)。
それに、孔子は現代の人間ではないから、
普通に読むだけでは分からない部分がある
とりあえず、白川静とか読んで見たら?



88:武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2009/05/22(金) 01:09:17
>>83
「心に響かない」と短絡的に断言する前に
己の心の価を今一度検証してみるほうが先決なんじゃない?



81:吾輩は名無しである:2009/05/06(水) 04:56:33
深いとか深くないとか疑ってかかれよ



86:吾輩は名無しである:2009/05/21(木) 10:25:42
遥か昔の人間が書いた書物の深みに頼ろうってのが誤り
深さは自身で決めるもの
己の浅薄さを表明してどうする(笑



87:吾輩は名無しである:2009/05/22(金) 00:33:41
二十歳の頃、初めて論語読んだときは、なんだこの理想主義な本は、今の時代使えねーよ。
三十五の時、『論語』深さの片鱗に触れたよ。大事なのは実践することなんだよな。



110:吾輩は名無しである:2009/09/11(金) 22:08:59
~「論語」の経営学~ハーバードビジネスレビュー2009.10
http://www.dhbr.net/magazine/backnumber/200910.html

「・・・気をつけなければいけないのは、聞いた意見や考えをそのまま信用してしまわないようにすることです。これも孔子の有名な言葉に、『君子は和して同ぜず』というものがあります。
 人の意見や考えに耳を傾けることは重要ですが、それと同時に、そのなかで『これは』というものを自分で選び取らなければいけないのです。・・・」
「『論語』のなかに『未だ生を知らず。焉(いずく)んぞ死を知らん』という言葉があります。非常に哲学的で、実は『論語』のなかで私がいちばん印象に残っている言葉でもあります。
『自分はなぜここにいるのか』『自分が生を受けた意味は何なのか』。人類の永遠の課題を表しているともいえるでしょう。
 ある人はその答えを宗教に求めるかもしれません。私の場合は、カント哲学の道徳律であったり、西田哲学の善であったりしました。しかし、そうした観念的なものだけではどうしても心もとない。
そこで実感を伴って、永遠の課題の解に至る道筋を示してくれるのが、歴史ではないかと私は考えています。・・・
 何らかの困難に直面した時に、先達がどうやってそれを克服したのかという史実のなかに、人間が人間として生きていくうえでの指針のようなものが浮かび上がってくる。人間的魅力を磨くうえで、歴史を学ぶことは非常に有用であると思います。・・・」
(中曽根康弘元首相「私が『論語』に学んだこと」)



127:吾輩は名無しである:2010/01/30(土) 19:21:32
貝塚>宇野>加地>金谷>宮崎



128:吾輩は名無しである:2010/02/01(月) 18:13:55
貝塚の論語・・・ありゃダメだ



129:吾輩は名無しである:2010/02/03(水) 16:34:35
じゃあ誰のが一番?



130:吾輩は名無しである:2010/02/03(水) 23:45:42
宇野>加地>貝塚>金谷>宮崎



139:吾輩は名無しである:2010/02/08(月) 01:01:43
参考にしてくれ

為政第二 十二
読み下し:子の日わく、君子は器(うつわ)ならず。
金谷 治:先生がいわれた、「君子は器ものではない。〔その働きは限定されなくて広く自由である。〕」
宮崎市定:子日く、諸君は器械になって貰ってはこまる。
貝塚茂樹:先生がいわれた。「りっぱな人間は、けっしてたんなる専門家ではいけないものだ」
加地伸行:老先生の教え。教養人は一技・一芸の人ではない。〔大局を見ることのできる者である。〕
宇野哲人:人格の完成した人は、器物がただ一つの用に立つだけで他に通用のできないようなものではない。

為政第二 十五
読み下し:子の日わく、学んで思わざれば則ち罔(くら)し。思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し。 
金谷 治:先生がいわれた、「学んでも考えなければ、〔ものごとは〕はっきりしない。考えても学ばなければ、〔独断におちいって〕危険である。」
宮崎市定:子日く、教わるばかりで自ら思索しなければ独創がない。自分で考案するだけで教えを仰ぐことをしなければ大きな落とし穴にはまる。
貝塚茂樹:先生がいわれた。「ものを習っているだけで自分で考えてみないと、まとまりがつかない。考えているだけでものを習わないと疑いがでてくる」
加地伸行:老先生の教え。知識や情報を〔たくさん〕得ても思考しなければ〔まとまらず〕、どうして生かせばいいのか分からない。逆に、思考するばかりで知識や情報がなければ〔一方的になり〕、独善的になってしまう。
宇野哲人:ただその事を学ぶだけで、その理屈を思索しなければ、心がくらくてなにも悟り得ることはない。ただその理屈を思索するだけで、その事を学ばなければ、空想に過ぎないから、危うくて不安を免れない。

※解説注訳などは省略。

解説注訳が書いてあると、その訳の意味が更に理解できる。ただし、人によっては長々した説明になるので好き嫌いはあるかも知れない。
結局は現物見て判断するのが一番。



144:吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 10:11:38
>>139を見ると、ダントツで金谷訳がいいんだが。
岩波にしてよかった。



141:吾輩は名無しである:2010/02/09(火) 03:54:48
貝塚は解説は楽しめる
宮崎は面白すぎる



148:吾輩は名無しである:2010/02/16(火) 23:49:53
こんな感じか

読み下し:馬鹿に付ける薬はない。
金谷 治:馬(うま)や鹿(しか)に付ける薬は持っていない。
宮崎市定:馬(うま)や鹿(しか)に値する人に薬を使用するのは無駄だ。
貝塚茂樹:利口になる薬はこの世にはない。
加地伸行:バカは薬が効いて治ったことすら分からないので必要ない。
宇野哲人:バカは死ななきゃ治らない。

金谷は直訳過ぎる。
宮崎は歴史的考察が強い。
以下ry。



149:吾輩は名無しである:2010/02/17(水) 00:11:14
宇野は朱熹の解釈を採用しているね。



180:吾輩は名無しである:2010/04/20(火) 21:05:49
十四まで勉強なんかしなかった
二十九まで人に頼っていた
三十九まで迷っていた
四十九まで進むべき道がわからなかった
五十九まで人の言葉に切れた
六十九まで羽目を外すことがあった

こうしてみると孔子も親しみ深いね




228:吾輩は名無しである:2010/05/15(土) 20:23:03
知っているだけでは意味がない
行動してこそ生きる「論語」



転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1209709796
ケロケロケロッピって何で消えたの?

【閲覧注意】面白半分で絶対にやってはいけない行為

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