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http://japanese.engadget.com/2013/12/25/grippity/


裏表両面タッチ透明ディスプレイのタブレットGrippity 出資募集中 - Engadget Japanese


イスラエルのエンジニア Jacob Eichbaum 氏が、「世界初の透明タブレット」と称するデバイス Grippity の商品化資金を募っています。

Grippity は両面タッチ対応の半透明液晶ディスプレイを備えたAndroid タブレット兼 入力機器。ゲーム機のコントローラのように両手で持って使います。

透明で裏面タッチ対応の利点は、自分の指で画面を隠すことなく正確にタッチできること、親指に加えて8本の指を同時に使えること。

もともと Grippity は、「裏面タッチで8本指が使える手持ちキーボード」を謳い数年前からコンセプトを公開していました。当時は液晶ディスプレイではなく、隙間から反対側が見える透明 QWERTY キーボードを使い、テレビに接続したホームシアターPCなどをリラックスした姿勢で使える入力機器という位置づけでした。

新生 Grippity は、IR出力でテレビやAV機器のリモコンとしても使える入力機器としての役割はそのままに、Android 4.2 採用の汎用タブレットとして使えるように進化しました。ハードウェア的には下部約3/4が7インチ 800 x 480 の両面タッチ透明液晶、上部 約1/4部分には親指用のポインタがあり、この下に基板やバッテリーが入っています。


Grippity は来年秋の出荷を目指して Kickstarter でクラウド出資を募っており、目標金額は19万9000ドル。プロジェクトが成功した場合の見返りとしては、先着500口限定で Grippity 本体が159ドル、それ以降は一台 235など。裏面タッチといえば最近ではソニー PS Vita など意外と多くの機器が採用していますが、Grippity は透明にすることで自分の指がどのUI要素の上に(下に)あるのか分かりやすい点がポイントです。