あと数日で新しい年を迎えようとしています。大切なあの人にも、そうじゃない例の人にも、「
あけましておめでとうございます! 今年もよろしく!!」と新年の挨拶を伝える人も多いはずです。
しかし、12月31日から1月1日に切り替わる瞬間から約2時間の間、もしかすると通話がしにくかったり、メールが届かなかったりといった事態が起こるかもしれません。携帯PHS各社やLINEでは、注意を喚起するメッセージを発表しています。
年末年始、新年の挨拶を含めた通話やメール、Webの利用で、通信は非常に混雑します。とくに、2014年に切り替わる瞬間は混雑のピークを迎え、最悪の場合、回線がパンクする輻輳(ふくそう)という状態になってしまいます。
携帯各社は、回線がパンクして使い物にならなくなってしまわないよう、あらかじめ通信に制限をかける場合があります。危険をさけるために、人気のイベントで入場制限するようなものです。
国内最大の6190万契約を数えるNTTドコモによると、2012年12月31日〜2013年1月1日に切り替わる際、通話が通常の6.9倍、spモードメールが5.4倍、iモードメールが7倍に膨れあがったそうです。今回の各社の発表によると、通話やデータ通信が繋がりにくくなるおそれがあるほか、メールは約2時間の配信遅延が発生する可能性があるとしています。
挨拶のための通話やメールについては、すぐに通信ができなかったとしても大きな支障はないかもしれません。しかし、大晦日から初詣に行った場合の待ち合わせなど、必要な連絡がスムーズに行えない場合も予想されます。このため、携帯電話事業者やPHS事業者が加盟する電気通信事業者協会(TCA)では、「ヘビからウマへの最初のお願い」として、新年の挨拶メールや通話をなるべくひかえるよう案内しています。
このほかLINEでは、こうした通信事業者側への負担を軽減するため、携帯回線に接続するのではなく、固定網に繋がった
WiFiでLINEを利用するよう案内しています。