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http://japanese.engadget.com/2013/12/26/iphone-wall-of-sound-2-0/


超巨大 iPhone ドックスピーカー Wall of Sound 2.0発表、猿型ユーザー保護機構を搭載 - Engadget Japanese
2009年に発売された巨大ドックスピーカー Wall Of Sound がさらに大きくなり、超巨大 iPhone スピーカー Wall Of Sound 2.0 として帰ってきました。現在クラウドファンディングサイト Indiegogo で出資募集中です。 Wall Of Sound 2.0 は、その大きさ 1000 x 1700 x 400mm、重さ178kg。先代が 950 x 1250 x 300mm、102kg だったので、十分すぎるほど大きかったその図体がさらにひとまわり大きくなっています。真空管アンプによる最大消費電力は8000ワット。内蔵するスピーカーユニットは44基、サブウーファーも2基搭載しています。

さらに最大音量 130dB は、サイトの説明によると「100m先の F-15 戦闘機がアフターバーナーを全開にしている」轟音に相当するとのこと。

旧機種では本体右サイドの、うっかり蹴り飛ばしてしまいそうな位置に配置されていたドック部は、本体右上面に移動しています。最近のトレンドに倣い、Bluetooth 接続も可能となりました。また、専用の iOS アプリ「iControl」も用意されます。

あまりに大きな音を出せてしまうため、耳に障害を負ってしまうリスクも考えなくてはいけません。本体上部にあるドックの左側には、iPhone よりひとまわり小さな猿の彫像が備えられています。この猿の目は警告表示灯になっていて、通常の音量なら青く点灯しますが、音が大きくなると金色(黄色?)に、そして難聴を引き起こすリスクがあるほどの音量に達すると赤色に光ってユーザーに警告します。

それでも音量を下げずにそのまま5分が経過すると、こんどは黒ひげ危機一発よろしく猿が飛び出し、強制的に再生を停止するという冗談みたいな仕掛けも搭載。ふたたび再生をするには音量を下げ、猿を元の位置に挿し込めばOKです。

現在はクラウドファンディングサイト Indiegogo を通じて出資を募っている状態ですが、お値段6900ドルの標準モデルと、1万8000ドルの特別仕様「Iron Maiden Edition」に、それぞれ1台ずつ出資があっただけですでに目標金額を軽く超えてしまっています。実質的には期間限定の受注生産といったところでしょうか。ともあれ、まだ標準モデルは4台分の募集枠が残っているので、購入希望で財布の中身と部屋の容積に余裕がおありの方はお早めにどうぞ。

なお、"The World's Biggest iPhone Speaker"を自称する Wall Of Sound 2.0 ですが、実在する(した)世界最大の iPhone ドックスピーカーは CES 2012 に出品された独 Behringer の iNuke Boom だと思われます。ただ、すでに Behringer のサイトには iNuke Boom は掲載されておらず、現在販売される iPhone ドックスピーカーとしてはこの Wall Of Sound 2.0 が世界最大と言って良さそうです。