924 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/04/19(日) 13:44:32 ID:9Vy/uVDb
私は酢豚に入ってるパイナップルがどうしても許せないんだけど、ある日父がお手製の酢豚を作ってくれた。
そしてその酢豚には当然奴が…。
私は父の作ってくれた酢豚に、抗議した。
パイナップルは邪道だの料理にフルーツは考えられないだの、もうボロクソに。

そして一ヶ月ほど経ち…。また酢豚が食卓に上がった。今度の酢豚にはパイナップルの姿はなかった。
父『美味しいやろ?美味いやろ?』

と期待に満ちた目で私に聞いてきた。

私『うん。今日の酢豚美味しい。』と答えた。

父『そうやろ。そうやろ。』

と本当に嬉しそうに目を輝かせ、自慢気に笑っていた。
父は味を食べ終わるまで、3回位聞いてくる。
どうやら私の言葉を相当気にしていたらしい。せっかく作ってくれたのにごめんよ父…。

私が高校生の時だった。
今は私も20代。今度は私が、酢豚を作ってあげる立場に。
今度は野菜炒め過ぎと私が言われてしまったw
父の味を越えるには、まだまだ修業が必要らしいorz