現地時間24日、2014年ブラジルＷ杯で使用されるスタジアム12会場のうち、最も高額な建築費及び改修費が使用された「マネ・ガリンシャ・ナショナルスタジアム」にて、完成から８カ月足らずで雨漏りが起きたことが明らかになった。スタジアム管理者が明かしている。ロイター通信が報じた。 

マネ・ガリンシャ・ナショナルスタジアムでは前週末に女子サッカーのブラジル対チリの試合が開催されており、この試合中に屋根の一部から雨漏りが見られた。同スタジアムを管理する政府機関「セコパ」は、スタジアムの改修を行なった建設会社に説明を求める予定となっている。 

現地メディアではスタジアムの下部席全体が浸水したと報じられているが、セコパ側は雨漏りは深刻なものではなく、来年のＷ杯の試合には影響がないとしている。 

セコパは「新しくて大きく、様々な設備の整ったスタジアムだから、いくつかの小さな問題はまだ改善されておらず検査も必要だ。しかしスタジアム運営やイベント開催において妥協する点は一切ない」と、声明を発表。なお、スタジアム建設の契約では、５年の付帯工事が保証されており、修繕費用は建設会社が負担する。 

マネ・ガリンシャ・ナショナルスタジアムは今年５月にこけら落としを迎え、６月のコンフェデレーションズカップでは開幕戦のブラジル対日本が行なわれていた 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131225-00000013-ism-socc