まるでCGのよう…空中を這うように飛ぶ「トビヘビ」の姿が異次元すぎる
ヘビといえば、地面をウネウネと這いまわる姿が一般的なイメージかと思いますが、なんと世の中には空中を這うように飛ぶことが出来るヘビが存在するそうです。下のGif動画はそのヘビを撮影したものなのですが、コラージュでもCG合成でもなく、自力で飛んでいる(正確には滑空している)というから驚きです。
この、なんとも超自然的な動きをするヘビは、パラダイストビヘビ(学名:Chrysopelea paradisi、以降トビヘビ)という、タイやインドネシアを始めとする東南アジア地域の広く分布している種。高所からジャンプをして水平方向に数十メートル、時には百メートル以上も滑空することが可能だそうです。
気になるのは、なぜヘビのような細長い体を持つ生物がこのような滑空が可能であるのかということ。この課題、突き詰めると非常に高度な流体力学の問題に発展するのですが、簡単に言うと、肋骨を広げて体を押しつぶし、飛行機の翼のような形状をとることで揚力を生み出していることが判っているそうです。
滑空中のヘビの模式図。体を飛行機の翼のような形状にすることで揚力を発生させている。
このトビヘビの飛行モードの解析研究は世界中で数多くなされてきており、新しいところでは、ジョージ・ワシントン大学のLorena Barba氏らが半導体メーカー・NVIDIA社と共同で飛行シミュレーションを実施しています。
Barba氏らは、NVIDIAのサーバー向けGPU「Tesla K20」を使用し、トビヘビの体の傾きや空気流のレイノルズ数などを変化させた場合の空気の流れを解析。その結果、進行方向に体を35度もたげている時に “最適な” 飛行モードが発生していることが明らかになったとしています(今年9月にarXive上で公開された論文はこちら)。
飛行中の蛇の体の周りに発生する空気の流れ。左側が進行方向。
2010年、バージニア工科大学のJohn Socha氏らは、15メートルの高さからトビヘビが滑空する様子を撮影。この映像を基にしたシミュレーション解析の結果、トビヘビは仰角25度で滑空しているとする論文を発表しています。(National Geographics, Bioinspiration & Biomimetics)
実はこのトビヘビに関する研究は、単なる生物観察の領域にとどまらず、いずれは小型かつ隠密性の高い飛行ロボットなどへの応用も検討されているとのことで、かのDARPAも積極的な資金援助を行っています。
干支がヘビであった2013年は今日で終わりですが、空飛ぶヘビに関する研究は、今後も注目のテーマかもしれません。
[NVIDIA]
Gifだと偽物感があるのは何故なのか
修行すればおれも空を飛べるのか 全裸で
肋骨を潰そう
手伝いは沢山いるみたいだぞ。
身体をくねらせる事で疑似的に体面積を上げてるんだな
生活の知恵つーか、生き物にしか出来ないイメージ力のなせる業
揚力を生む部分により速度のある風を当てる為にくねらせてるのかもしれんね。
もっと進化したら、上昇できる種が現れたりして。鳥みたいに骨の空洞化とかが必要だと思うが。
となると、明日は空飛ぶ馬のニュースか・・・。
その前に空飛ぶトナカイを探してくれませんかね、ここ20年位ウチに来ないから、どっかで迷子になってると思うんだ
こんなのが飛んできたらションベン漏らすわ
なんかこう、ジョジョ2部とかで出てきそう