【年始】心霊ちょっといい話
聞いた話を一つ。
自分が20年前ほど前に通ってた幼稚園の園長先生が亡くなった。
お寺で切り盛りしてる幼稚園なので、園長先生はお寺の住職さんなのだけど、
いかにもなお坊さんで子供たちには人気の先生だった。
ちょっといい話的なものとしては、園長先生が火葬されてからのこと。
火葬場から幼稚園へ寄り道して、園児たちがお見送りをすることになったそうな。
集まった園児たちの中には、お見送りの際に手を振る園長先生が見えたと言う子もいたみたい。
きっと幼稚園や園児たちにお別れをしたのだと思う。
園長先生。お疲れさまでした。
ゆっくり休んでください。
ふと思い出したんで、カキコ。私の友達のお父さんの話。
友達のお父さんは数年前にずっと勤めていた
建設系の会社を辞めてから、仕事を転々としていました。
仕事は見つけてもすぐに辞めちゃうし、お金はないから食料も買えないし、
家賃が払えないので大家さんからも出ていってくれと言われていました。
そんな状況だから、友達と、そのお父さんは喧嘩の毎日。
お父さんもこれじゃ駄目だと思っていたらしいのですが、
自暴自棄になって、あんなに陽気だった人がなんと鬱に…(;´Д`)
本気で自殺を考えてたらしい、そんなある日のこと。
夜寝ていたら、夢を見たらしいです。枕もとに男の人が立っていたって。
そしたらその男の人が「お前が死ぬのはまだまだ先の話だぞ」
みたいな話をしたらしいです。結構前にこの話を聞いたので、
記憶がうろ覚えで申し訳ない(´;ω;`)
んでその後、お父さんは気合を入れ直して仕事探しを再開。
そしたら無事にお仕事は見つかりました。しかもお父さんがやりたかった
建設系のお仕事で、仕事先の人達も凄く良い人達らしく
毎日が楽しくて仕方がないみたいです(まあ今は震災の影響で
休みの日が多いのがネックらしいですが)
この話を聞いた当時は、お父さんの守護霊の人なんかなーと
漠然とそう思いましたが、もしかしたらご先祖様なのかも?
ちなみにこの友達親子は霊感が凄く強くて、心霊話は豊富にあるのですが、
どれも聞いた話は((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル系の話ばっかりなので
このスレに書けるのはこれしかない…(´・ω・`)
522 名前:本当にあった怖い名無し メェル:sage 投稿日:2011/06/01(水) 03:59:01.21 ID:oKS+UyF/0
親戚の手伝いも一段落したのでカキコ
ぶっちゃけスレチな気がするけど該当しそうなとこが無かったorz
自分は造形っつーかまぁミニチュアフィギュアを作るのが趣味で、休み前に気分が乗ると徹夜で没頭したりする人間なんだわ
忘れもしない3月5日
この日は乗りに乗ってて日が昇るのも気が付かないくらいに没頭してたんだよ
ちょっと造形が一段落して乾燥がてら一服するかなーと横見たら、
作りかけとかジャンクパーツ入れてある箱に見覚えあるような無いようなモデルが入ってたのね
と言っても肩から袈裟切りされたようなラインで割れてて噛み合わせてもガタつきが酷い
さっきまで没頭してたもんだからそのままのテンションで「前に落としたか何かで壊して放置したんかな?まぁ興も乗ってるしやるか」と作業開始
ただなんつーか弄れば弄るほどおかしい
樹脂製でも無いしホワイトメタルとかでもない強いて挙げればグレイスカルピーが近い感じか
そうなると自身で作ったか、同好の士から買ったか譲り受けたか
でも自分の周りでそのモデルのような感じ(お寺とかにある阿吽像みたいな鎧っぽい奴で頭部が猿)の物を作る人間が居ないんだよね
しかもコレでもかって位にディティールが細かい
そんな事考えてもまぁあるモンはあるんだし作った覚えは無いから買ったか貰ったかしたんだろwと没頭
四苦八苦しながらなんとか割れ・欠け修復完了
キリも良いし昼飯前に寝ようと思い、そのモデルは乾燥前にズレないように固定して布団に入った
523 名前:本当にあった怖い名無し メェル:sage 投稿日:2011/06/01(水) 03:59:50.41 ID:oKS+UyF/0
どれくらい寝入ったか分からないけどふと騒がしいなと寝ぼけながら起きたら、床で猿がドタバタしてるのよ
あぁ夢だなこりゃwwww初明晰夢がコレかwwwwwwと自嘲しつつ猿見てたらこっちに気が付いたようで、ジェスチャーというか腰の所を指差してる
よく見れば丸太に腹~脇あたりまでグルグル巻きにされててどうやらソレを外して欲しいらしい
思い返せば寝る前に直したモデルもそんな感じで固定したなwwwその所為でこんな夢になったかwwwwって猿をハイハイと宥めつつ鋏で切って開放
んじゃ寝るか、いやこの場合起きるかか?って考えながら布団に入ろうとしたら猿が袖引っ張った
未だ何かあんのか?と聞いたら肩からの袈裟切りラインを手で摩りながら凄い勢いでお辞儀
お辞儀通り越してもう土下座に近い事何度も繰り返してるのよ
直した物に夢で感謝されるって自意識過剰なのか俺・・・みたいに思いつつ、あぁまぁ直って良かったねぇとか話し掛けてた
んでまぁそんなに何度もお礼?しなくて良いからと止めて布団に入った
起きたのはもう夜も深けて9時だとか10時
何処ぞの話みたいに夢から起きたらまた夢でしたって落ちじゃないだろうなぁと笑いながら、夢の事もあって猿モデルの乾燥確かめようとしたら無い
というか置いた場所から離れたとこに固定に使った棒と鋏・・・・
いやいやコレは無い 無いにも程がある いやでもどうなんだよコレと混乱
けれど深く考えても分かりっこ無いし面白い経験って事で納得するしかなかった
んでそれから数日、変なこともあったもんだなぁと過ごしてたとこに先の東北大震災が来た
自分は関東圏なので何だこれスゲェって状態(しかし職場はPC落ちたりと酷い状態にorz)だったんだけども避難も終わり、
取り合えず大きい余震も無さそうだし職場を少し片付けて今日はこれで上がり+定休含めて3日ほど休みとなった
びっくりしたのはそれから後
家に戻り家具とかチェックして、特に被害無し!と両親も揃ったところでTV付けて地震情報みると震源地が東北
んでもって両親の田舎がドンピシャ福島
両人とも凄いテンパリ具合で親戚一同に連絡しようとするも当然の如く繋がる訳が無い
524 名前:本当にあった怖い名無し メェル:sage 投稿日:2011/06/01(水) 04:05:45.87 ID:oKS+UyF/0
それから2日間、続々と無事だという連絡があって最後の一人(伯母)から連絡が来た
その時はもう夜も遅く、ここ数日間で疲労してるだろうと両親は早めに寝かせたので自分が連絡を受け暫く話していた
なにやら地震直後、隣家の屋根から瓦だかが降り注ぎ面していた壁やガラス戸が全滅したらしい
そう聞いた自分は良く無事だったねぇ良かった良かったと言っていたんだけども微妙に伯母の喋りが歯切れ悪いのに気が付いた
もしかして何かあった?怪我でもしてる?と聞いたんだけども掻い摘んで書くとこんな感じで助かったらしい
「地震起きる直前、コタツに引っ張り込まれて仰天してたんだけど目の前見たら猿が居た」
「外に出ようとしても離してくれず、凄く怖かったけど直ぐに地震が来て目を離した瞬間に消えていた」
「大きいのが収まって外に出ようとしたらコタツ布団が持ち上がらず、埋まったかと思ったが反対側から出られた」
「引っ張り込まれる前に座っていた所には割れたガラスの大破片が深々と刺さっていた」
九死に一生なとこにも驚きだけどそれ以上に猿ってキーワードで驚いた
そして伯母が追い討ち「肩から斜めに毛が禿げてた」
そっから自分が体験した事も話したんだけども何かしら恩返しがしたかったんじゃないかという事に落ち着いた
ソレが何だったのかは分からないけど、伯母が言うには「あんちら様の眷属かなんかだろう」って事みたい
その日はそれで終わり次の日に連絡取れた事を両親に報告し、落ち着いたら片付けに行こうとなった
5月に入り両親+自分で親戚中の片付けに回っていたんだけど、檀家の確認してたっぽい坊さんと目が合った瞬間に仰天されたわ・・・・
ちょっ!って引きとめようとしたらソソクサと逃げられたんだが何だったんだ
てか何か?後ろに件の猿でも居たのか?と何やらモヤモヤしている今日この頃('A`)
以上、長々と吐き出しすんませんでした
名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/06/01(水) 19:48:51.27 ID:oKS+UyF/0
おぉう、温かい言葉ありがとうございます
いやぁほんと親戚一同全員無事で良かったと思う
Jで現地指揮執ってた従兄弟も特に倒れたりなんだりする事も無かったみたいだし(他部隊ではノイローゼ等続発してたようで・・・)
あんちら様と伯母が言ったのは多分、結構前に往生した祖母が信心深い人だったので話を聞いた事があるのかもしれん
自分に関しちゃ申年生まれ位でガキの頃は本当サルってくらいに動き回るヤンチャ坊主だったくらいしかwwwwwww
直した事に関しても普通にミニチュアフィギュアのリペアと何も変わらんですw
同じような感じで続々来られても困るけどそうそう無いと思いたいwwww
んではROM名無しに戻ります
心霊というよりちょっと不思議な縁の話です。
数年前、私は尿路結石(痛さがオカルトw)をして入院しました。
8人部屋に入り、初めは一人だったのですが一日目の午後くらいにお婆様が向かいのベッドに来られました。
ちょっと変わった感じの寡黙な方で一日中イヤホンをつけてずっとテレビを見られていました。
私は入院といえども2~3日で退院予定だったのでわざわざお金を払ってTVを見るのが馬鹿らしくw
母に持ってもらってきた本をずっと読んですごしていました。
2日目にもう一人、おば様が入院されてきました。
詳しくはわからないのですが、そのおば様がお婆様に話しかけたところ何だか印象が悪かったらしく「あの人変わってるねえ」と言われました。
そのおば様は話好きそうなので何となく合わなかったんだろうなぁと思ったのですがw
病室の前に名前を書かれますよね、お婆様は珍しく読み方もわからないような名字で気になって
下の名前も合わせて何となく覚えていました。
退院のときに同じ変わり者wと思われたのかお婆様に声をかけられました。
何を話したのかは明確には覚えていません、多分「お大事に」という感じだったかと。
それから数ヶ月してアルバイトに行き始めました。
和食レストランで仕出しもしている個人のお店…、ある日仕出しの注文があったのですが
店の人が「13個か、ちょっと寂しいお葬式だね」というので名前を見たら、そのお婆様と名字が一緒だったんです。
家に帰っていつもは見ないお悔やみ欄を見るとお婆様で間違いありませんでした。
地方都市とはいえ偶然が重なり印象深く、未だにお婆様のお名前フルネームで覚えています。
改めてご冥福をお祈りします。
名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 01:42:28.71 ID:gOq/Edhn0
眠れないから書いてみた。笑えないかな。ごめんよ。
私の射撃と猟の師匠だった人の話。以下師匠と書きます。
射撃場で知り合った人で、実父とほぼ同年代。その人の子供がアウトドアに完全に興味がなかったとか
で、私を可愛がってくれた。その人の影響で北海道に狩猟にいくようになったんだけど、一頭も取れない。
私が通る時にはエゾ鹿は影も形もなく。数分後に仲間が通ると、見晴らしの良い場所にボケーと突っ立っ
ているなんて状態が二年続いた。仲間からは、「運の無い奴」といわれたのが、二度目が終わったときに
は「運から見放された奴」とまで言われだした。
その師匠が見かねて「僕がガイドしてやるから」(北海道に移住して余生を過されていた)と仰ってくれた
んだけど、私がもう意地になっててね。『自力でエゾ鹿の一頭くらい!』と、師匠のお誘いを断ったんだ。
(私は資産家というもんじゃないので、毎年行っていたわけではありません)
翌年、師匠が亡くなった。糖尿病が原因だった。亡くなる直前、避寒に戻ってきた師匠のところに遊び
に行ったんだけど、顔がボーッとぼやけている様で。去り際、私に師匠がこう言ったんだ。
「元気になるから! そうしたら、北海道に連れて行ってください!」
以前は、遊びにお出でよとか誘ってくれた私にそういった。ああ、もう会えないかなって漠然と感じた。
六日後、北海道のご自宅に無理に戻った翌日の朝、亡くなられた。
葬式は、地元でやったので参列。で、ちょっと驚愕したけどこれは後述します。縁あって、師匠の愛銃が
遺品として私の手元に。
その後、時々師匠が北海道を案内しながらレクチャーしてくれる夢を見た。蝦夷鹿・ヒグマの習性、山の
植生、行動方法、実際の射撃の注意点等など。生前、何度かそういう話をしてもらっていたので、其れを
思い出して夢に見たのかなと思っていました。
名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 01:45:21.75 ID:gOq/Edhn0
ごめん。文の容量調整していて気付かなかった。ぶつ切りしてスマン。
続けていいかな。これを落したら様子を見ます。
その冬、私は一人で北海道へ。小樽に上陸して、道東まで移動して行動開始。二度有る事は三度有る、
というかやっぱり一頭も見えない。撃ってはいけない場所、国道脇の疎林にはうじゃうじゃいるんです。
でも、危険もなく、違法でもない地域だと皆無。溜息をついて三日経過。そうしたら、夢にまた師匠が出て
きてレクチャーしてくれるんですよ。私の車の助手席に乗って、私は師匠の指示でハンドルを切る。林道
を走りながら、ああいう地形の影に蝦夷鹿がいることが多い、とか教えてくださる。ほおほお、と教わって
いました。
次の日。初めて入った山間地で、目立たない林道の入り口に自然にハンドルを切って乗り入れました。
走るほどに、どこかでこの風景みたな?と思い始め、二キロほど走るうちに昨夜夢でみた林道じゃないか、
と疑い始めました。カーブの先に、沢の水が溢れて水溜りになっている等、夢のままです。思わず助手席
を見るけれど、誰もいない。予知夢かな、とか思いつつ走ると、足が勝手にブレーキを踏みながら、手は
キーをオフしてエンジンを止め、キーを抜いた。自分の行動が意味不明なんだけど、あまり疑問にも思わ
ずライフルを手に取り、そっと車から降りて(ドアはあけたまま)脇を流れる川沿いの茂みに突入。俺、何を
やってるんだろ、と思いつつライフルの覆いを外して弾を弾倉にこめてそっと歩いていくと、茂みの切れ間
から河原で水を飲んでいる鹿を発見。あ、いるよ!とそっと銃を装填して落ち着いて一発。目の前に衝撃波
で一瞬水蒸気が沸き、直ぐに消える向こうで鹿がクタッと沈むように腹ばいになったのが見えた。
やっと獲れた!とそいつに向かって歩き出したら、左側にもう一頭いたんだ。当然走っているけど、何気に
銃を構えて狙い越ししてポンと撃ったら其れも命中。距離が200くらいあったから自分でも唖然として、水飛沫
を上げてつんのめった鹿を見ていた。
ポカーンとしていたら、師匠の懐かしい声が耳元でしたんだ。
「やっと獲れたね。おめでとう」
名前:では[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 01:56:03.42 ID:gOq/Edhn0
って。号泣しました。師匠がガイドしてくれたんだ、ってね。そうしたら、また耳元で声が。
「二頭引き摺ってきて処理するの大変だよ。でも、まあいい狙撃が見れたから手伝うよ」
あ…そうだよ、土手にどうやって引き上げりゃいいんだろ、とその時初めて気づきました。丸ごと引き上げ
ることしか考えていなかった。残渣の処理が問題になった時期だったので(食えない部位もゴミとして放置
したら法律違反)。師匠が閃かせてくれたんだろうな、そこで大雑把に水につけて冷やしながら解体、精肉。
食えない部位や皮などは、ゴミ袋に押し込んで担いで搬送。130キロ級の二頭を二時間も掛からずに処理
できた。これは今でも敗れない記録です。師匠、有難う。
でね、この師匠。葬式のときに初めて知ったんだけど「某有名カルト教」の結構な地位にいたお方。葬儀
会場で愕然としましたわ。一度も勧誘されたこともなければ、私が雑談の時に、その会長をケチョンケチョン
に言っても「教祖でもないのがカリスマ性を主張したらいかんよね。あれはね、嘘つき、俗物。駄目駄目」とか
ニコニコ笑って居られた。シンパではなくて私のように「あれ、嫌い」のスタンスだと思っていた。北海道の
ご自宅には人●○命とかいう本がどさーっとベッドの脇に積み上げられていたんだけど、其れに私が気付い
たら、こういった。
「その著者の本質を知らないと喧嘩も出来ないよ。根深い問題もあるからね」
でも、お題目が延々とリピートする葬儀会場。頭くらくらした。あれは洗脳そのものだ。え、○○先生からの
電報ですか、はー。
師匠、あなた生前、死んだら幽霊になれるかな、とか、幽霊を一度見てみたいんだ、神様もいるのか知り
たいな、と仰っておられましたが、その宗教の絡みでしたか。優しい幽霊になってくださって嬉しいですよ。
あなたはきっと、本当の日蓮宗の源流を大事になさっていたんでしょ?
親父の話つながりで一つ。
ちょいと長文になります。
これは俺の親父が小学生4年か5年かそこらの話。
親父の実家の結構近くに、とある神社があった。
梅林が有名で、結構格式高い神社らしい。
親父の行ってた小学校は、毎年全校生徒で遠足を行うのだが、その遠足ってのは
その神社を抜けた先にあるハイキングコースを登って、山頂まで行くという物だった。
引率の教師や他の生徒とともに親父も敷地を抜けて、ハイキングコースの入り口まで行ったのだが
急に腹痛がしたので隣の生徒に「便所行ってくる」と言って、神社の入り口傍のトイレにまで戻った。
親父にとって件のハイキングコースは遊び場みたいな物で、良く家族や一人で山登りしていたし、
もう何年も行ってる遠足なのでルートを覚えていたから勝手に列を離れたのだとか。
用を足してすっきりした親父は、急いで後を追って山を登り始めた。
どうせ30分もしないうちに合流できるだろう……、と親父はたかを括っていたのだが、
何故か1時間近く登っても合流できない。
それどころか、他の登山客や、挙句鳥の声すらも聞こえない。
前述の通り、何度も登っている山で、何度も登っているルートだから間違えるはずはなく、
仮に間違えても大体の道は覚えているからすぐに修正がきくはずだった。
なのに進めば進むほど鬱蒼と木が茂ってきて、見覚えの無い景色ばかり出てくる。
その山は登山ルートがしっかり間伐されてるので、木々にかげって薄暗い場所は殆どないはずなのである。
と、親父が少々怖くなりながらも進んでいくと、少し開けた場所に出た。奥の方に何か見えたので親父はそのまま進んだ。
其処にあったのは、二つの古びた祠だった。とんでもない所に来てしまった、と親父は急いで引き返した。
だが、引き返したはいいが、何故か途中で分かれ道にぶつかった。確かに祠の所に行くまでは一本道だったのだという。
行く方向を迷っていると、ふと男の声が聞こえた。
「右に行け」
親父が辺りを見渡すと、誰もいない。だが、気のせいかと思っているとまた、
「右だ」
と声が聞こえた。
親父はその声を信用し、右に進んだ。すると、またしても分かれ道である。
と、また声が聞こえた。
「左に行きなさい」
今度はさっきと違い女の声だった。父はまた信用して左へ進んだ。
それから、幾度か分かれ道にぶつかる度に、男か女の声が聞こえ、親父を導いた。
親父の感覚で、大体1時間ほど歩いた時、また目の前が開けて来た。
今度は妙にまぶしい。親父は開けた先に出た瞬間、落ちた。
そこは、ハイキングコースの入り口からそう離れていない、広場だった。
だが、周りを見渡しても落ちるような場所は無く、親父はそのまま再びハイキングコースへと戻った。
それからわずか10分ほどで、先行していた生徒と教師に合流した。
親父が一番驚いたのは、時間が20分ほどしか進んでいない事だった。
登り始めたのが大体9時で、友人の腕時計を見た時は9時20分過ぎだったらしい。
つまり、登った1時間と出てくるまでの1時間が存在しない事になる。
その後親父に特に異変は無く、現在に至る。
親父曰く、「山の神さんの神隠しにあった俺を、神社の神さんが助けてくれた」のだとか。
その神社では今4人の神様が祀られているそうだが、そのうち2人は他の神社から頂いた神様で元々の神様は2人らしい。
親父は、その神様2人が助けてくれたと思っている。
それが正しいかは分からないが、親父は今でもその事を感謝していて、遠足のあった毎年5月には家族揃ってその神社にお参りに行っている。
長文連投失礼でした。
あーこういう事ってあるんだなぁって話
いい話ってわけじゃないんだけどね。
去年の正月祖母が亡くなりました。
83歳、脳卒中での急逝。亡くなる直前までピンピンしてたそうです。
で、1月4日から仕事はじまるんですけど事情が事情なので仕事休ませてもらって祖母に会いに行ったんです。
そうしたら母が「お母さん、言うてたとおり◯◯(俺の名前)がきたよ、よかったねぇ」ってばあちゃんに話しかけてるんですよ。
「どういう事?」って聞いたら、「あんた正月おばあちゃんに会わんまま帰ってもたやろ?」
そう、1月2日までは実家に帰省してたけど予定があったので、それで帰っちゃったんですよ。毎年一応、祖父母には挨拶してたんだけど、その時は忙しくて早々に帰省しちゃったんです。
で母が祖母とお寺に新年の挨拶いったとき住職さんにいったそうです。
「明日、◯◯が来てくれるんですよぉ、嬉しいですわぁ」って。
母は「何いうてんの、◯◯もう帰ったわ。おれへんよ」って会話をしたのだ聞きました。
祖母が亡くなったのはその翌日。その言葉の通り、私はばあちゃんと会いました。
ごめんおばあちゃん。いままでありがとう。
ちょっちスレちだけどみんなも愛した人は大事にせなあかんよ。
小学生になる少し手前の頃の話。
その日、オレは朝から親戚の家にいた。
退屈しのぎに独りで近所をうろうろしてたら、
母親の友人(だと思っていた。)という女に呼び止められた。
「お母さんが探してるわよ」
親戚の家には父親と訪れていて、母親は遅れてくる予定だった。
もう着いたのかって思った。
「送ってってあげる」
手をつないでもらって「車があるから」って、近くの資材置き場へ。
車が見え始めた頃オレが急にしゃべり始めた。
あの赤い車?
「そうよ。かっこいいでしょう。」
すげー
なぜかオレが今日に走り始めた。
もう少しで車に着くというあたりで男が降りようとしてるのが見えた。
片足はもう地面についている。
それを確認して、オレがドアに向かって思い切り跳び蹴りを食らわせた。
うまく文字にできないけど、何種類かのいやな音と男の絶叫が聞こえている。
ダメ押しとばかりにドアを開けてから力一杯閉めていた。
女の悲鳴も耳にした気がするが、構うことなしに落ちていた鉄パイプで、
手当たり次第に車を叩き出すオレ。
女も叩いた。男だって叩いた。
それは、騒ぎを聞いて近所の人が呼んだ警察がくるまで続いたらしい。
両親含め親戚一同勢ぞろいだったんだが、
警察にはオレが説明をしていた。
誘拐されそうになった、女は母親の友人の兄弟だ、こちらはあくまで正当防衛だ。
説明し終わった頃、耳元で「もう大丈夫だぞ」と祖父の囁く声を聞いていたんだけど、
それを合図に体の自由が戻った。(のだと思う。ちょっと記憶が曖昧。)
実は、女と手をつないだとたんに体が言うことを聞かなくなり、
テレビでも見るかのようにただ自分のことを見てただけだったんだ。
ありがちなオチだけど、その日は祖父の49日で、午後から法要の予定だった。
誘拐騒ぎは午前中の話で、法要は午後からそのまま執り行われた。
法要を仕切った祖父の幼なじみの和尚さんは「あいつは本当に孫を可愛がっていた」といって、
帰る間際に涙を流していたとか。
夕方に警察が来て事情聴取みたいなものを受けたらしいが、
疲れて寝ぼていたのかよく覚えていない。
一応オレは無罪放免。子供のしたことだし。
女は全身あちこちの打撲、男は右の脛あたりの複雑骨折と両足太股あたりのヒビ、
車の天井にぶつけたのか首にもかなりのダメージが残ったと、大人になってから聞いた。
祖父の声のことは誰も信じてくれなかった。
それでも、オレは今も祖父に守られているらしい。それらしい経験もいくつかある。
初孫って可愛いもんなんだろうね。感謝している。
「なんか笑える~」に猿神様(かも)の目撃談きてたぞ。
名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/15(金) 04:52:34.34 ID:syMZDUDq0
昼にでもカキコしようと思ってたんだけど寝苦しさで起きちゃったので今カキコ
もしかしたら前スレの治して貰った猿神さんかもしれないw
俺は今原発やら何やらの影響で所謂疎開して首都圏内に居るんだわ
この話持ってきた張本人の住職さんが居るんだけど、バラバラになった地域の人の連絡役とか色々取りまとめしたり面倒見たりしてくれてるんだよね
先の事どうすんかなぁと家族と相談する日々を過ごしてる訳だが定期連絡の際にその住職さんが滅茶苦茶テンション高かった
もう興奮冷めやらず!って勢いでいたから思わず何かあったんですか?と聞いたらまぁ喋る喋る
住職「いや、長いことお勤めしているけど始めて神様見たよ!」
俺「え?神様ですか?」
住職「そう神様!今朝の事なんだけど掃き掃除してたらいやに大仰な格好した人が居てね、よく見たら顔がお猿さんなのよ!」
俺「猿ですか?」
住職「そうお猿さん! そのお猿さん鎧みたいなの着込んでいて胸鎧だけがやけに新しくてね、そこを撫でながらニヤニヤ嬉しそうにしててさ」
俺「猿のニヤケ顔は見たこと無いですねwww」
住職「結構ハッキリ見えるものだから最初何かの催し物か何かかと思っていたんだけど凝視してたら気が付かれちゃってね」
住職「やっべ!ってお顔の後に気まずそうな顔してフッと消えちゃってさ・・・・・もっとちゃんと見ておけば良かったよ」
もっと丁寧な言葉だったけどこんな感じ
その後もずーっとその猿神さんの事喋っていたけど割愛しとくわ
猿神って点と部位が一致してたんでもしかしたらそうなんかなー?と思った次第でありますw
それにしてもニヤケ顔ってw俺も見てみてぇw
昔、友人に聞いた話。
ウロ覚えでごみん。
友人の先輩A子さんは岡山県在住。
岡山って盆地で、新幹線からだと広ーく畑の続く風景がみれたりする。
A子さんの実家はそんな風景の中、ぽつんと連なる数件の民家の内の1件だったそう。
ある日、A子さんが夜遊びの帰りだか、随分遅い時間に家までの農道を歩いてたんだと。
そしたら道の向こうから誰かが歩いて来るのが見えたそうで。
まわりは見渡す限り畑と数件の家だけ。
遅い時間にこんな所を歩くのは、近所の誰かだろう。
こんな時間に帰宅とか、バツが悪いな…。
てな思いで、自然と顔が伏せ気味に。
まぁ、歩は緩めないので、そろそろすれ違うか…と歩くんだけど
行けどもすれ違わないんだと。
?と思い、顔を上げてびっくり。
真正面に着物を着た知らない女性が立っていたそうで。
で、その女性、ニコニコと微笑んでおり、深々とお辞儀をすると
スッと消えてしまったらしい。
恐怖より、???だったらしい。
翌日、A子さんの家の敷地内だか前の道路の水道管が破裂し
改修工事で掘り返したところ、人骨が見つかったんだと。
古かったんだか何だかで事件にはならなかったそうで。
ちょっと昔話みたいで好きなんだよね、この話。
話って言えるほどの話じゃないが
寒い冬の明け方、ふとぼんやりと目が覚めた。
意識はあるけどはっきりしない中、足が布団からはみ出てて寒いなぁと思っていた。
でも頭がぼーっとしてて、そのまままた眠ってしまいそうになった時
ひょいとはみ出た足を掴んで布団の中に入れ、きちんと布団を掛け直しポンポンと軽く叩いてくれた人がいた。
ちょっと離れた所で姉が寝てたんで、ああ姉ちゃんか…と思いまたグーと寝てしまった。
翌朝姉に「明け方ありがとう」と言ったら「は?何が」ときょとんとされた。
姉は昨晩仕事で疲れていて、朝起きるまで爆睡していたそうだ。
「いちいちあんたのとこまで行って足を布団に入れてやるとかwありえないw」と言って気味悪がってた。
姉は昔から一度寝たらまず起きないタイプ。
こういう事が冬になるとよくある。
ポンポンと布団を叩く感じがすごく優しいんだよな。
あれは忘れもしない3.11
地震で交通網が死んだけど、私は当時知り合いもいなければ土地勘もない場所にいた
家まではiPhoneのアプリで検索したら40kmあり徒歩も女子高生(運動能力オワタ)には
絶望的と判断
そしてそのiPhoneも電池がやばかったが電力のアテはない
しかも財布を家に忘れていて(定期はある)、メシもままならない
空腹な私には絶望に絶望を重ねた状況だった
死を覚悟した私ではあったが、とりあえずやることもないから自宅がある県に向け歩きだした
すぐ疲れたorz
めちゃ眠くなった私
屋根がある道沿いではサラリーマンが新聞紙かぶって寝てたりする
私も眠かった
どうせ暇だから寝てみることにした
とはいえ制服の女子高生だから簡単にバタンキューはできない
でも道沿いに緑が豊かな公園があった
切り株みたいなベンチがあったからそこに腰をおろしたら眠くなった
多分私はそのまま寝た
とりあえず気づいたらちゃんとした板張りの床に寝てた
眠いんだけど意識はあるみたいな
でも眼は開かない
金縛り?
肩に温かい手が置かれてた
なんか頭とかも撫でてた
なんか線香の匂いしてた
当時ツインテだった私だけど横向きに寝て大丈夫だったんだから多分髪は解かれてたんだと思う
…目覚めたら早朝だった
寝たの夕方だったからかなり寝た
髪はちゃんとツインテに戻ってた
私はやっぱり切り株みたいなベンチの上だった
周りは雨かなんかで濡れてた
でも私は全くの無傷
とりあえずそこでやっとタクシー拾うって選択肢思いついて頑張って延々乗って帰った
親には公園で一夜明かしたとか危ないから言えてないからマンガ喫茶に泊めてもらったことにしてる
あれはなんだったんだろう
なんかお寺みたいな空間だった
きっと疲れ果てた私を守ってくれたんだと思う
長すぎ怒られたから2つにしてごめん。
去年私の伯母さんが亡くなった。
お通夜の夜、親族の男性陣は斎場の控え室に泊まり、
女性陣は伯母の自宅に戻って就寝となったんだけど、
戸締りに家中回ってたら、伯母さんがいたw
働き者で、いつもおしゃれ割烹着に姉さんかむりしてたんだけど、
そのまんまの格好で、廊下で私と鉢合わせしたw
なんかびっくりしたみたいで、あれ?!って感じの顔してふわって消えた。
よく親戚が集まって泊まったりしてたから、
その調子でお布団とか出しにきたのかもしれない。
伯母さん気になったんだろうなw
今年一回忌があったんだけど、
前日から伯母の家に泊まっていた数人が、
「伯母さん帰って来てるわ」って言ってた。
何でも、誰もいない廊下をパタパタ行ったり来たりする足音がして、
その足音が伯母さんそっくりなんだとか。
人が集まるといつももてなし役だった伯母さんで、
家に残した伯父さんや息子がちゃんとやってるかどうか、
やっぱり気になったんだろうなー
ごめんまた怒られた。
もう一回続きます
コレで最後です。
伯母さんは家庭内の事故で急になくなったんだけど、
安らかなお顔で旅立っていった。
私の母はなんとなく分かってたんじゃないか、と後で言っていた。
唐突に今年はもう家のこととか出来なくなるわー後はお願いね、と私の母に言い出したり
山の上にあって、近年足腰の弱った伯母さんにはつらくなった墓参りも、
突然連れて行って、と頼まれたんだそう。
ちゃんとご挨拶もして準備してたのかな、伯母さん。
単なる偶然かも知れないんだけどチョット気になった話。
虫と心霊にまつわる話ってここでもたまに見かけるんだけど、俺の体験談も
その内の一つかもってことで・・・。
去年の夏に胃癌の手術の為に一ヶ月ほど入院していたんだけど、手術が終わって三日
ほどが過ぎた日の朝、何気なし窓に目をやったら窓枠にはまってる網戸に
一匹のアブラゼミが止まってた。そのときは(10年前に肝臓癌で他界した
親父がオレのことを心配してくれて様子を見に来てくれたのかなぁ)と
呑気に考えていたんだけど、退院してから冷静に考えてみたらその病室
は5階建ての4階だったんだけどセミってそんなに高くまで飛ぶものなんか?
続きがあってオレが退院してから間もなく、かつて親父が入院いていた
病院(オレが入院していた病院とは全く別の、直線距離にして1キロぐらい
離れた別の病院)の建物を外側からナニげなくぼんやりと(そういえば親父
はあの病室で最期を迎えたんだっけなぁ。)とか考えていたらそこで初めて
気が付いた!親父が入院していた病室は5階建ての建物で上から数えて2番目
の4階部分、(建物を外側から見て)左からも2番目。
4つあるベッドの位置も窓際の左側。
オレが入院していた病室も同じく5階建ての4階で数えるまでもなく上から
2番目の左からも2番目、4人部屋のベッドの位置まで同じだった。
まぁ他人からしたら単なる偶然なのかも知れないけど、やっぱりあのセミは
親父の魂が載り移ってオレのことを心配して様子を見に来てくれてたのかな
といまになって思う。
だまって。ワロタ
じいちゃんの葬式の時、坊さんがお経上げてるときに隣りにいた従兄弟が
「なんか、女の人の声混ざってない?」
と言ってくる。自分全く聞こえず・・・
叔母も同じ声を聞いていたらしく、その声は10年前に亡くなったばあちゃんのものだった
ばあちゃんが死んでから、じいちゃんが寂しそうにしてたけど向こうも同じだったんだな
10年間の遠恋が終わった瞬間だと思った
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コメント
お坊さんに目撃されたやつはワロタw
異界のモノと人が交流するってイイね
感服したよ
今年も適度にハプニングがありますように。
とか。