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死後寂しくないように。死体どうしが結婚する中国伝統の儀式「冥婚」 : カラパイア

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 夫婦にとって、結婚とは死がふたりを分かつまで続くものだが、中国伝統の冥婚(ゴースト・マリッジ)はその趣が異なる。死は結婚の喜びの始まりなのだ。
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 冥婚とは死者が死後の世界で寂しくないよう、相手を見つけて結婚させる儀式だ。人は独身のまま死ぬと死後も孤独なので遺族にまとわりつくと信じられているため、遺された者は共に埋葬する配偶者を見つけてやらなくてはならない。

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 冥婚制度は1949年に法律で禁止されたが、一部の地方ではまだ行われている。最近では好景気に湧く中国で、また冥婚復活の兆しがあるという。

 実際、冥婚はどのように行われるのだろうか。

 生者の結婚式と同じように、両家の家族が一堂に会して飲み食いしたり、新郎の家族が新婦の家に贈り物(たいていは金銭)を贈ったり、その後も親戚同士がつきあう点は似ている。

 しかし、冥婚の場合は、亡くなった者の遺体を掘り起こして、新たにめあわせた相手と一緒に再び埋葬する。ふたりは墓地で晴れて夫婦として宣言される。

 遺族は死んだ者にめあわせる相手を探すのに仲人を雇うことが多いが、ちょうどいい遺体を見つけるのがなかなか難しいため、闇市場で手配する場合も少なくない。つまり、墓泥棒が遺体を盗んできて、遺族に売るのだ。その金額は1体4000ドルにもなるという。

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 今月始め、中国の裁判所は、10体の女性の遺体を墓から盗んで、総額39000ドルで売りさばいたかどで、4人の男たちに禁錮2年の判決を下したという。

via:huffingtonpost・原文翻訳:konohazuku

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