219 :おさかなくわえた名無しさん :2006/06/17(土) 15:36:22 ID:wmItCKZ6
長文のうえ、自分語りですがお許し下さい。

私の両親には色々と複雑な事情が有り私が小学校に就学すると同時に
共働きとなり、私はいわゆる鍵っ子になりました。
小学校に就学して最初の授業参加日、多分その前日だったと想いますが、
私は母に何度も何度も、授業参観に出席してくれるようにせがんだ事を
覚えています。
母は言葉を濁してはっきりとした事は言わなかったように記憶しています。
私は子供心に母は授業参観に出席しないと感じました。

授業参観日の当日、私も含め私のクラスの子供達は授業そっちのけで自分の
親を探して周りをキョロキョロと見渡し、自分の親を見つけると笑顔で先生
の方に向き直ったのを覚えています。
私はその時、もしかしたら母が来てくれるのではと思い私も母を必死で探し
たが、結局母が授業参観に出席する事はなく私は大泣きして、先生に叱られ
たかどうかは覚えていないのですが、とにかく泣いていた事を覚えています。
それ以後の授業参観では泣く事もせがむ事もなくなりました。

今の私には、小学1年生の娘が居ます。
この間その娘の授業参観がありました。娘の教室に行って娘を見つけると娘
も私を見つけこぼれんばかりの笑顔を私に見せてくれました。
人の親となり娘の学校生活を垣間見る機会に恵まれている私は、今の幸せを
噛み締めています。

私の母は、授業参観や親子での学校行事に参加できな都度、
「○○、ごめんね、本当にごめんね」と何度も私に誤るので、私は心の中で
「誤るぐらいなら来ればいいのに」と想っていました。
人の親となった今、母がどのような思いでいたのかが十分に分かります。
そんな母も孫の幼稚園行事は全て出席です。
今回の授業参観は見送りましたが、孫の小学校行事に積極的に参加すると思
います。孫に接する時の母の笑顔も好きです。