米ラスベガスで開催中の
CES 2014 にて、家庭用3D プリンタで知られる3D Systems (3DS) が iPad 用の3D スキャナ iSense を発表しました。
使い方はiSense を接続したiPad を持ち、スキャン対象物の周囲を歩いて撮影するのみ。撮影したデータは数秒で3D データに変換されるとしています。また室内など周囲の環境の3Dデータ化も可能です。
スキャンしたデータは同社の3D プリンタCube シリーズなどで出力できるとともに、同社の運営するウェブコミュニティ/サービスサイト Cubify にも保存できます。
Cubify では自分の3D データの保存やシェアが可能なほか、家庭用3D プリンタでは扱えない素材を使用した高品質な3D プリント代行サービスの利用や、3DS 製品の購入もできます。
iSense の価格は499ドル。2014年第2四半期にCubify および世界各国で発売予定です。
なお3DS はiSence について、米国のスタートアップOccipital が3DS のために開発した製品と説明しています。
Occipital は以前からiPad 用3D スキャナ Structure Sensor を開発しており、同社はその技術を元にiSense を開発しました。そのためiSense はStructure Sensor 用アプリと完全な互換性があります。
こちらがStructure Sensor
そのStructure Sensor も台数限定で予約を受付中。ラインナップはiPad 用ブラケットとLightning ケーブルが付属するStructure Sensor for iPad (349ドル)、USB Hacker cable が付属する開発者向けのHacker Kit (349ドル)、ケーブル2種とブラケットが付属するComplete Kit (379ドル)。出荷は2014年春の予定です。
なおOccipital は、iOS/Android/BlackBerry 用のリアルタイムパノラマ写真撮影アプリ360 Panorama や、eBay が買収したバーコードスキャナアプリ RedLaser の開発でも知られます。
3D Systems iSense
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