非番の消防士、積み荷のビールで火事を鎮火!
■路上で燃える車を発見
勇気と機転はやっぱりさすがだよね。というわけでアメリカはテキサス州からのニュース。非番で休みだった消防士が火災を発見し、ビールをかけて鎮火するという出来事がありました。
事件が起きたのは今週の月曜日。消防士のクレイグ・モロー氏はこの日非番で、妻と一緒にオースティンへ出かけた帰り道の途中でした。クレイグさんは、エイティーン・ホイールと呼ばれる一台のトレーラーの様子がおかしいのに気付きました。ブレーキの辺りから煙を上げているのです。
■積み荷のビールを取り出して
「ブレーキに故障があったのか、タイヤが燃え始めたんです。」とクレイグさん。消防士である自分がこのまま見過ごすわけにはいかず、車を止めると備え付けの小さな消火器で火を消しにかかったそうです。
「車の下に潜って、火元を消したはずだったんだよね。だけど、車からは再び炎が上がって来たんだ。まずいなと思って、ドライバーに大声で聞いたよ。”このトラック、何を積んでるんだ!?”ってね。」
そうしたら、トレーラーの運転手は「ビールだよ!全部クアーズ!」
それを聞いてクレイグさんは「そいつで火を消そう!」と思ったのでした。すぐに荷台を開けさせるとビール缶を出し、片っ端から振りまくっては缶を開けてビールを噴出。次から次へとビールを振っては炎を消し止めていったのです。
■ビールがなかったら?
そんな消火活動が功を奏したのか、遂に炎は鎮火。タイヤは一部燃えてしまいましたが、それ以上の被害を出さずに済みました。ビールのスプレーは有効だったのです。クレイグ氏は今回の消火活動に関してこうコメント。
「トレーラーがビールを積んでなかったら、車は間違いなく全焼していたでしょうね。」
ちなみに火災の原因はやはり車のブレーキを固定したまま走り出したことによるものでした。クレイグさんが所属している消防署のチーフ、テリー・ギャリソンさんは今回の事件について、
「それがどんな手段によるものであっても、炎の鎮火について私は支持しますよ。」とのことです。ま、確かに車が全焼しちゃったら積み荷どころじゃないものね。非番の消防士クレイグさんの機転は大成果だったというわけです。本当、お疲れ様でした。
消火活動が終わった後はやっぱりビールで乾杯したのかな・・・?
<ネタ元:Houston firefighter puts out truck blaze with beer>
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