松の「背徳の昭和人妻」ぶりをいち早く公開。 → ranking
(以下引用)
舞台は昭和初期から戦争直後。東京郊外の一軒家で玩具会社勤務の平井雅樹に扮する片岡孝太郎(45)と、妻・時子役の松、子供、女中・タキ役の黒木華(23)が暮らしていた。
物語開始から約20分後、タキが子供の足をマッサージする場面で、松が自分の足もさするよう命じた。松が足袋を脱ぎ畳の上に足を伸ばして着物の裾をめくると、白い柔肌の太腿が付け根まであらわになる。
「はぁ・・・気持ちいい」
タキのソフトタッチの操み具合に吐息を漏らす松。眉間にシワを寄せて悶える表情は、まるで前戯で感じているようだ。
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「はだけた太腿を意図的にアップで映したり、マッサージ後に松さんがタキの手に優しく触れる演出はエロチックで、このあとどんな不倫が描かれるのかを早く期待させてくれる場面でした」(映画雑誌編集者)
「小さいおうち」は第143回直木賞を受賞した中島京子氏のベストセラー小説が原作。「男はつらいよ」シリーズでもおなじみの巨匠・山田洋次監督が、通算82作目にして初めて手掛けるラブロマンスだ。 → ranking
松が不倫相手と出会ったのは、正月に夫の同僚たちが松の家に新年のあいさつまわりに訪れた時だった。その中にいたデザイン部門新入社員・板倉正治を演じる吉岡秀隆(43)に、松が一目惚れしてしまうのだ。
そして数ヵ月後、台風が関東地方を襲った夜の事。「出張から帰る途中に、旦那さんの乗った電車が止まって帰って来られない」
と、松の家に報告に来た吉岡に、千載一遇のチャンスとばかりに松は抑えていた不倫願望を爆発させる。
「ダメよ。こんな晩に何があるかわからないじゃないの?」
帰ろうとしたところを松に引き止められ、「でも…」と戸迷う吉岡。次の瞬間、台風の影響で停電になり、松が吉岡の耳元でこうささやくのだ。
「泊まってくださるわね」
強引な押しに負けた吉岡は、「はい、そうします」と素直に従うのだった。
タキも子供も寝静まったその夜、松は「玄関のドアが変なの」と言って、ソファの下で寝ている吉岡を起こした。玄関先で壊れたドアに応急処置を施す吉岡に、松が甘い声で言う。
「よかった、あなたが泊まってくれて・・・」
そのひと言をきっかけに艶かしいピアノ伴奏が流れ、2人の視線が絡み合う。吉岡も上司の妻を寝取るという”危険な恋”に踏み込む覚悟を決めたかのように、強い言葉で返す。
「これでゆっくり休めますよ」
「ゆっくりなんて無理よ、こんな嵐の中。あなたじゃあるまいし」
誘うような上目遣いの松。そして、吉岡が「僕、よく眠っていましたか?」と聞いた時だ。
「かわいい顔してね」そう言うや、松は自分から顔を近づけ、吉岡の唇を奪ってしまうのだ。
かくして火がついた不倫の恋。夫の目を盗み吉岡の下宿先の2階で、松は何度も密会情交を繰り返すのだった。松が吉岡の部屋の前に立つと、吉岡が松の手を強く引き中に導き入れたり、帰宅した松の着物が微妙に乱れているシーンも実にそそるものがある。[引用元:アサヒ芸能 より]
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