321 名前:大人の名無しさん[sage 長文スマソ] 投稿日:2005/08/08(月) 21:23:06 ID:DY1tw7Mr
年下の彼氏がいた。
私が30で彼が22。

大学生だった彼は社会人の私に頭が上がらなかったみたいで
付き合いはじめて3年たってたけど将来の話しなんてひとつもしなかった。

そんな彼も卒業の年を迎え社会人1年生になった。
そしたらいきなり
「結婚してほしい。今すぐじゃなくていい。出世してそこそこの生活が出来るくらい給料がもらえるようになったら。」
と大真面目な顔で言われた。
入社したばっかなのに、とからかったけど、本当にうれしかった。

8ヶ月後、彼は交通事故で亡くなった。
夜中、県外の取引先から自宅に帰る途中の事故だった。

彼の両親はかなり遠くに住んでいたので私が代わりに彼の会社に荷物を取りに行った。
とりあえず自分の部屋に運び整理していると
パソコンと膨大な量の書類の中から黒い小さな箱が入っていた。

ダイヤの指輪だった。
はめてみるとぴったり。
入社したばっかで私のこと養うなんて、まだまだ時間が必要だったくせに気が早いんだよ、ばーか、と
泣いた。

あれから4年。
私は34になり、傷が癒えたと思ってる両親に結婚を勧められている。
でも、絶対しない。なんでって?
・・私はアンタと結婚してるつもりだから。

最後に。
ずっと言い忘れてたけど指輪ありがとう。大切にしてる

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