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あずさ「誰か助けてぇ!」貴音「その声、あずさ!?」


宮子「我が家では先乗せが定番で」
亀山「う、右京…さんッ!!」右京「おやおや、だらしないですよ」
モバP「女子寮に住むことになったんだけど」






1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:34:52.08 ID:oDVcaz2r0




   765プロ事務所 昼下がり



貴音「ふぅ……」カチャ



貴音「この時間に飲むこぉひぃの味は、格別ですね」



貴音「それにしても、わたくし一人では少々退屈です」



貴音「早く、誰か戻ってこないものでしょうか――」



あずさ「誰かぁ!」



貴音「っ!?」



あずさ「誰か助けてぇ!」



貴音「その声、あずさ!?」








3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:37:27.77 ID:oDVcaz2r0




あずさ「お願い、誰か来てぇ!」



貴音「声は……玄関から!?」



あずさ「お願い! お願いぃ!」



貴音「切羽詰まったような声……一体何が!?」



あずさ「ああっ、もうダメぇ!」



貴音「あずさっ!」



あずさ「助けてえええっ!」



貴音「すぐに参ります! しばしお待ちください、あずさ!」ダダダダダ








4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:40:30.39 ID:oDVcaz2r0




貴音「あずさ、大丈夫ですか!」



あずさ「あ、貴音ちゃん!」



貴音「よかった……無事でしたか」



あずさ「ぜ、全然無事じゃないのよぉ!」



貴音「わたくしが来たからには、もう大丈夫です! あずさ、怪しい輩はどちらに!?」



あずさ「お願いよ! これを何とかしてぇ!」



貴音「え?」



あずさ「早く! 早くうぅ!」



貴音「靴の……紐」



あずさ「慌ててほどこうとしたら、ブーツの紐が解けなくなっちゃったのよぉ!」








5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:44:03.49 ID:oDVcaz2r0




貴音「あ、あずさ! 脅かさないでください!」



あずさ「だ、だって! だってぇ!」



貴音「わたくしが、どれだけ心配したと思っているのです!」



あずさ「だって! ううっ! うーっ!」



貴音「どうしてそこでやよいの物真似をするのですか!」



あずさ「お、お願い貴音ちゃん! 早くほどいてちょうだい!」



貴音「そんなに慌てずとも、ゆっくりと落ち着いて解きほぐせばよいではありませんか?」



あずさ「無理ぃ!」



貴音「え?」








6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:48:26.20 ID:oDVcaz2r0




あずさ「無理なのぉ! 落ち着いてなんかいられないのよぉ!」



貴音「はて? なにゆえ?」



あずさ「だってぇ! と、と……」



貴音「と?」







あずさ「と、トイレ……」







貴音「は」








7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:51:40.27 ID:5okpuvsX0




かわいい









8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:52:48.03 ID:oDVcaz2r0




あずさ「トイレに! トイレに行きたいのよぉ!」



貴音「あ、ああ……」



あずさ「帰り道で急に行きたくなって……もう限界なのぉ!」



貴音「な、なるほど。そういうことでしたか」



あずさ「貴音ちゃん、早く何とかしてぇ!」



貴音「承知しました。わたくしにお任せを!」



あずさ「お、お願いね……。わ、私もう、本当に我慢できないのよぉ……」








9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:53:13.23 ID:Nl2lkceVi




腹ペコお姫ちんの出番ですね









10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:55:05.07 ID:oDVcaz2r0




貴音「くっ……むむむ……これは……」



あずさ「ま、まだなの貴音ちゃん?」



貴音「そう申されましても……予想以上に結び目が固く……」



あずさ「あぁっ! あーっ!」



貴音「ひいっ! あ、あずさ! 急にぴょんぴょん飛び跳ねないでください!」



あずさ「だって! だってぇ!」



貴音「もう少しの辛抱です! どうか、気を確かに!」



あずさ「あーっ! あーっ!」








12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 14:59:22.06 ID:oDVcaz2r0




貴音「これで……っ」



あずさ「ううっ……」



貴音「あずさ、右足はほどけましたよ! 次は左足を――」



あずさ「む、無理ぃ! 無理ぃ!」



貴音「ひああああっ!? いきなり足を振り上げないでください、あずさ!」



あずさ「トイレトイレトイレ! トイレぇ!」



貴音「あ、あずさ! 暴れると本当に怪我をしますよ!」



あずさ「ごめんなさいぃ! でも、じっとしてられないのよぉ!」








17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:02:31.55 ID:oDVcaz2r0




貴音「あと一息なのです! もう少々耐えてください、あずさ!」



あずさ「あうぅ……」



貴音「そうです。辛いでしょうが、そのままじっとしててください」



あずさ「うう……も……」



貴音「…………」スルスル



あずさ「もれちゃうぅ……」



貴音「…………」スルスル



あずさ「もれちゃううううう!!」



貴音「……ふむ」








19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:05:50.16 ID:oDVcaz2r0




貴音(両手で固く股間を押さえ……)



あずさ「た、貴音ちゃん?」



貴音(脚はこの上ないぐらい内股になり……)



あずさ「貴音ちゃん? 貴音ちゃん!」



貴音(全身を震わせ、子供みたいな台詞を口にするあずさ……)



あずさ「貴音ちゃんってばぁ!」



貴音「可愛いですね」



あずさ「貴音ちゃあああああああん!」



貴音「はっ!?」








23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:09:53.70 ID:oDVcaz2r0




あずさ「手を止めないでぇ! 本当に限界なのよおぉ!」



貴音「も、申し訳ありません! わたくしとしたことが……」



あずさ「早く早く早く早く早くぅ! はやくううううぅ!」



貴音「わ、わかっています! ですが安心してください、あずさ」



あずさ「え?」



貴音「万が一間に合わなかったとしても、ここにはわたくししかおりません」



あずさ「??」



貴音「もし粗相をしたとしても、秘密は絶対に守ります。ですからご安心を――」



あずさ「いやよおおおおっ!」








25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:12:54.89 ID:oDVcaz2r0




あずさ「二十歳を過ぎておもらしはいやああああああっ!」



貴音「わ、わかりました! すぐ続きに取り掛かります!」スルスル



あずさ「助けて助けてもれちゃうもれちゃう助けて助けてもれちゃうもれちゃう」



貴音「よ……い……しょっ!」スルン



あずさ「あ……? ほどけ……た?」



貴音「やりました! ついにやりましたよ、あずさ!」








27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:15:25.16 ID:oDVcaz2r0




貴音「さあ、早く目的の地へ急ぐのです!」



あずさ「え、ええ! ありがとう、貴音ちゃん!」ダダダダダ



貴音「おお、凄まじいすぴぃど……」



   バタン



   ジャーッ



貴音「ふぅ……どうにかなったようですね」



貴音「まこと、何よりでした」








28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:19:03.63 ID:oDVcaz2r0




貴音「……それにしても」



貴音「わざわざあんな苦労をせずとも、土足で行けばよかったのでは……?」



貴音「…………」



貴音「……ふふっ」



貴音「あずさのことです」



貴音「大方、ぶぅつを履き替えずに上がるという発想がなかったのでしょう」



貴音「実にあずさらしいですね」



   ジャーッ



   ガチャ



あずさ「はぁ……助かったわ……」








29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:22:08.60 ID:oDVcaz2r0




あずさ「こんなに我慢したの、中学生の授業中以来かしら……」



貴音「間に合ってよかったですね、あずさ?」



あずさ「本当に、もうダメかと思ったわ~」



貴音「ふふふ、お疲れ様でした」



あずさ「……貴音ちゃん」



貴音「はい?」



あずさ「私の救世主になってくれて、ありがとう」



貴音「きゅ、救世主ですか?」



あずさ「ええ、そうよ~」








32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:24:49.90 ID:Sdndsyij0




中学校の同級生になりたい









33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:26:36.38 ID:oDVcaz2r0




貴音「あ、あずさ。今の発言は少々、大袈裟ではないかと……」



あずさ「そんなことないと思うわよ~?」



貴音「ですが」



あずさ「だって、もし事務所に誰もいなかったら、私おそらく……」



貴音「それは……」



あずさ「ね? だから本当にありがとう、私の救世主さま」ペコリ



貴音「あ、頭を上げてくださいあずさ!」



あずさ「うふふ~」



貴音「そ、そんなことをされたら、わたくし照れてしまいます!」



あずさ「うふふふふ~」








34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:31:06.14 ID:oDVcaz2r0




貴音「それにしても……ふふふっ」



あずさ「あら、どうしたの貴音ちゃん?」



貴音「な、何でもありま……くくっ」



あずさ「……?」



貴音「い、いえ……ふふっ。先ほどのあずさが……」



あずさ「私が?」



貴音「まるで幼い子供みたいで、非常にかわいかったもので」



あずさ「なっ!?」



貴音「ふふふ……ふふっ!」



あずさ「た、た、貴音ちゃん! あんまり思い出さないでちょうだい!」



貴音「も、申し訳ありま……ふふふふっ!」








37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:35:18.23 ID:oDVcaz2r0




あずさ「わ、私、とっても恥ずかしかったのよ!」



貴音「わ、わかっております。よーく、わかっております」



あずさ「だ、だったらもう思い出さないで――」



貴音「ですが! あんなあずさの姿を見るのは、初めてだったもので……ふふふ!」



あずさ「た、貴音ちゃんだって私と同じ状況になれば、気持ちがわかるわよ!」



貴音「そうでしょうか……う」プルッ



あずさ「?」



貴音「…………」モジモジ



あずさ「貴音ちゃん?」








38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:36:45.57 ID:JkNx5AAi0




よし漏らせ

俺が飲む









41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:38:12.44 ID:4ZLaMO6M0




>>38

いや、俺が飲む









40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:37:59.14 ID:Nl2lkceVi




頂こうか

その貴音汁を









42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:38:47.16 ID:oDVcaz2r0




貴音「……あずさ。わたくし、少々失礼します」



あずさ「あら? 急にどうしたの、貴音ちゃん」



貴音「そ、その。お手洗いに……」



あずさ「え? 貴音ちゃんもトイレ?」



貴音「先ほど、少々こぉひぃを飲み過ぎたようなのです」



あずさ「あらあら、そうだったの~」



貴音「それでは――」



   ガキッ



貴音「え?」








44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:40:32.13 ID:oDVcaz2r0




貴音「あ、あずさ……どうしてわたくしを羽交い締めにするのです」



あずさ「コーヒーって美味しいけど、トイレが近くなるから困るのよねぇ」ギュッ



貴音「ちょっ……!? は、離してくださいあずさ!」ジタバタ



あずさ「だって貴音ちゃん、私のことをからかうかうんですもの……」



貴音「べ、別にからかってなど」



あずさ「あんなにくすくす笑ってたのに?」



貴音「いや、その、それは……」








45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:46:17.07 ID:oDVcaz2r0




あずさ「だから貴音ちゃんにも、私の苦しさを味わってもらおうかな~って」



貴音「!?」ビクッ



あずさ「うふふふふ~」



貴音「あ、あずさ。先ほどの非礼はお詫びします。ですから、ですから!」



あずさ「そんなに慌てなくても大丈夫よ~。すぐに離してあげるから」



貴音「で、では一刻も早く――」



あずさ「そうね~。五分後ぐらいでいいかしら?」



貴音「なっ……!?」








47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:49:50.21 ID:oDVcaz2r0




貴音「む、無理です! わたくしもう、とてもそんなには我慢できません!」



あずさ「大丈夫よ~。私も無理だと思ったけど、何とかなったもの」



貴音「お願いですあずさ! お願いですからぁ!」



あずさ「私の気持ちがわかったかしら、貴音ちゃん?」



貴音「ごめんなさいあずさぁ! だから、だからぁ!」



あずさ「うふふふ~。それじゃあ、もうちょっとだけ頑張ってみてね、貴音ちゃん?」



貴音「いやああぁぁ! お許しを! どうかお許しをおおぉぉ!」







 その後貴音は間一髪のところで解放してもらえ、事なきを得ましたとさ。



 めでたしめでたし!



   おしまい








48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:51:20.88 ID:oDVcaz2r0




以上で終了です。



あずたかって良いよね?



読んでくれた方々、どうもありがとうございました。








49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/04(月) 15:51:43.97 ID:Nl2lkceVi




乙でした



読みふけって喉乾いたから

ちょっとあずさ汁飲んでくる








エレン「俺は憲兵団に入って内地で暮らす!」
ちなつ「今回だけですよ!京子先輩!!!」
ちなつ「あかりちゃんキスの練習しよ?」