勇者「賢者。戦士に蘇生呪文かけてくれ」賢者「はい」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 12:47:01 ID:yWonvanY
- 賢者「オナザル…!!!」
勇者「・・・は?」
魔法使い「え?」
賢者「・・・
すみません
呪文かみました。」 - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 12:55:07 ID:yWonvanY
- 勇者「あぁ…あぁ~
ザオラルか
ザオラルと言うつもりだったのか」
賢者「はい」
勇者「そういうつもりで言い間違えた、と。」
賢者「はい」
勇者「まぁ 間違いは誰にでもあるよな」
賢者「はい」
魔法使い「それにしても…」
賢者「はい?」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 12:59:48 ID:yWonvanY
- 魔法使い「いやぁ~
賢者の口から
オナザルなんて言葉が出るとはねー」
賢者「はい?
そういう言葉があるんですか?」
魔法使い「え?」
勇者「ん?
そういう言葉があるのか?魔法使い。」
魔法使い「…いやぁ~…
もしかしたら あるかもなぁ、と。」
勇者「もしかしたらの話か。
…魔法使い。
もう一回 言ってみてくれないか?」
魔法使い「え?」
賢者「私も言ってほしいです」
魔法使い「は?」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:06:32 ID:yWonvanY
- 勇者「なんというか
今後こういうミスがないように
確認の意を込めて
もう一回」
魔法使い「なんで私が?
私、ザオラル使う機会ないんだけど」
勇者「なんでと言われると困るわけだが」
賢者「あれです あれ
他人の口から聞くと
すんなり入ってくるというか あれ」
魔法使い「えー…
じゃあ勇者が賢者に言えばいいじゃん」 - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:15:02 ID:yWonvanY
- 勇者「…ら行苦手なんだよ、おりぇ
ほらな
『おれ』すら たまにこうだ
全く、我ながら嫌になりゅぜ。」
賢者「あー 確かに。
勇者さんは ら行苦手ですよねー」
魔法使い「えー
今初めて知ったよ そんなこと」
賢者「勇者さん勇者さん
赤スライム 青スライム 茶スライム
って三回言ってみてくださいよ」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:21:18 ID:yWonvanY
- 勇者「赤スライム青スりゃイム茶しゅライム
赤スライみゅ青スライム茶スりゃイム
あきゃスりゃイム青スりゃいむちゃすりゃいみゅ
な?だめだろ?」
賢者「だめですねー」
勇者「てことで 魔法使い。
もう一回 さっきのを。」
魔法使い「えー…
…やだ…」
勇者「なぜ」
魔法使い「なんでも」
勇者&魔法使い「・・・」
賢者「あー 魔法使い」
魔法使い「なに?」 - 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:27:48 ID:yWonvanY
- 賢者「さっきは
もしかしたらあるかもと誤魔化してましたが
ほんとは、そういう言葉があるんじゃないですか?
しかも 言えないようなたぐいの。」
勇者「ん?そうなのか魔法使い
どうなんだ?ん?」
魔法使い「し、しらないよー
あんな言葉~」
賢者「あんな言葉とは?」
私 物覚え悪いから 忘れてしまいました
あんな言葉が どんな言葉だったのか
もう一度言ってほしいです」
勇者「魔法使い。賢者の真剣な頼みだぞ?」 - 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:37:11 ID:yWonvanY
- 魔法使い「ちょ、ちょっと待ってよー
そ、そうだ!
戦士を蘇生させてから
戦士に言ってもらって
それで覚えればいいんじゃない??」
勇者「いやいや、それは無い。
生き返った戦士に経緯を説明したのちに
魔法使いが戦士にさっきの言葉を告げるんだろ?
手間がかかる上に
戦士ずるいぞ」
賢者「ですよね」
魔法使い「ずる…?」 - 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:42:13 ID:yWonvanY
- 勇者「それに 筋肉ダルマな戦士に言ってもらってもなぁ
もはや 戦士自体がそうだろ って話だろ」
賢者「ですよね」
魔法使い「…戦士自体?」
勇者「とにかく その提案は却下だ。
おれは魔法使いに言ってもらいたいんだよ」
魔法使い「えー」
勇者「そんなに嫌がるとなにか隠してるみたいであやしいぞ?」
賢者「ですよね」
魔法使い「な、なにも隠してないし!」
勇者「じゃあ 言えるだろ」
賢者「ですよ」
魔法使い「ううう…」 - 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 13:53:31 ID:yWonvanY
- 勇者「おれが
3、2、1、はい。 って言ったあとに言ってくれ」
魔法使い「ゆ、言うなんて言ってないしっ」
賢者「世にない言葉なんですよね?
ならなにもそんな恥ずかしがらなくてもいいでしょう」
魔法使い「うう…」
勇者「じゃあ いくぞ。」
魔法使い「ま、
勇者「3、2、1…はいぃいいいい!!!!」
魔法使い「・・・
…オ、オナザル…」
賢者「ふぅ…」 - 11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 14:00:09 ID:yWonvanY
- 賢者「魔法使い 顔真っ赤ですね」
勇者「だな 顔真っ赤だな
なんで顔真っ赤なんだ?」
魔法使い「ウルサイ」
勇者「ところで魔法使い」
魔法使い「なに」
勇者「1つ提案があるんだがな。
今言った言葉の前に
『私は』 って付けて もう一度言ってくれないか」
魔法使い「は??」
賢者「あー
そっちの方が記憶に残りますもんね
ミスがないようにですよね 勇者さん」
勇者「そうだ
ミスがないようにだぞ 賢者
…な? 魔法使いもう一度」
魔法使い「…絶対言わない!」 - 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 14:31:40 ID:yWonvanY
- 勇者「ん?
世にない言葉の前に『私は』って付けるだけだぞ?
なぁ?賢者」
賢者「はい そうですよね 勇者さん」
魔法使い「そ、そうだけど~…」
賢者「勇者さん勇者さん
試しに
世にない言葉『ぺけろんす』の前に『おれは』を付けて言ってみてくださいよ」 - 13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 14:45:03 ID:yWonvanY
- 勇者「おれは ぺけろんすです。
な?魔法使い。
世にない言葉だからなんともないよな?
ほら、賢者も言ってみ」
賢者「私は ぺけろんす です。
わー 世にない言葉だからなんともないですねー」
魔法使い「ぺ、ぺけろんすなら 私も言えるわよっ
私はぺけろんすです私はぺけろんすです私はぺけろんすです!」
賢者「同じ世にない言葉なのだから
さっきの言葉でも言えますよね?」
魔法使い「さっきのとは…ほら…」
賢者「同じ世にない言葉なのだから
さっきの言葉でも言えますよね?」
魔法使い「あああもぉ…」 - 14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 14:50:16 ID:yWonvanY
- 勇者「て事で
さぁ 魔法使い
さっきの言葉の前に『私は』を付けて言ってくれ」
魔法使い「やだよぉ…」
賢者「魔法使い
顔真っ赤にしながら そんなに否定して…
…なにか、言えない理由があるのですか?
あるならはっきり言ってほしいです。
私たち 仲間じゃないですか。ね?」
魔法使い「うう…
なんでもない…」
賢者「では言えますよね。
勇者さん、魔法使いは言えるそうですよ。」
魔法使い「ちょっ」
勇者「じゃあ魔法使い
さっきと同じく 3、2、1、はい で言ってくれ」
魔法使い「んー…うん…」 - 15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 15:10:47 ID:yWonvanY
- 勇者「じゃあ いくぞ…
3…2…1…」
賢者「はい!」
魔法使い「…わ、
わたしは…」
勇者「…魔法使いはなんなんだ…?」
魔法使い「わたし…は…
お、おな…お…」
賢者「魔法使いはなんなんですか?」 - 16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 15:14:35 ID:yWonvanY
- 魔法使い「…わたしは…おなざ…
…る…で…」
賢者「もっと はっきり言ってほしいです。
私たち…仲間じゃないですか…
…ね?」
勇者「そうだぞ魔法使い
もっとはっきりと
おれたちの方をちゃんと向いて」
魔法使い「…あああ…!
…わたひは…わたひは…!
わらひは おなざる でふ…!!!」
勇者&賢者「…」
魔法使い「あぁぁ…はずかひはずかひはずかひはずかひ……!!!」
勇者&賢者「…ふぅ…」 - 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 15:21:17 ID:yWonvanY
- 賢者「魔法使い
なにを恥ずかしがる必要があるのですか?
これで私は もう言い間違えないですみます」
勇者「そうだぞ魔法使い
これで ミスが1つ減ったんだ
世にない言葉なんだし
なにも恥ずかしがることはない」
賢者&勇者「ありがとう魔法使い」
魔法使い「うっう…
そ、そうだよねそうだよね
恥ずかしがる必要ないよね…
…えへへ…」
《わらひは おなざるでふ…!》
魔法使い「えぅ…!!?」 - 19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 15:29:58 ID:yWonvanY
- 魔法使い「な、なん…
賢者「ふっふっふっ
じゃじゃーん!」
勇者「声を記録するアイテムのちからだ!」
《わらひは おなざるでふ…!》
魔法使い「え、ちょ…」
賢者「買っといて良かったですねー」
勇者「だな。買っといて良かった」
魔法使い「けし…けしてください…」
勇者「ん?
世にない言葉に一人称が付いてるだけの音声だぞ?
消す必要ないじゃないか」
賢者「そうですともそうですとも」 - 20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 16:11:15 ID:f7RiQbKM
- 巧みなセクハラwww
- 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 20:10:21 ID:yWonvanY
- 魔法使い「あぁぁ…」
勇者「ああ、あとついでに
こっち向いたときの顔も記録しといたぞ」
魔法使い「はぇっ…!」
勇者「密かに光景を記録するアイテムだ
記録した光景を…紙に写せる」
賢者「…う、うわぁ~…
こういうのも なんですけど…
魔法使いったら
すんごくやらしい顔してますねぇ…」
勇者「紅潮した顔 うるんだ瞳
上目遣い 胸元で結んだ手
内股になった足元
切なそうにやや開いてる口元」
魔法使い「や、やだぁ…燃やして燃やして…」 - 22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/16(木) 20:19:51 ID:yWonvanY
- 勇者「戦士に見せたら
戦士は、例の、世にない言葉そのものになるな はっはっは」
賢者「ですね
例の、世にない言葉そのものですね ふふっ」
魔法使い「…あぁ……」
勇者「魔法使い、なにをそんなに落胆コメント一覧
-
- 2014年01月16日 21:50
- 俺は面白いとは思わなかったかな
-
- 2014年01月16日 21:55
- 戦士ェ…
-
- 2014年01月16日 22:05
- オラはつまらんと思う
-
- 2014年01月16日 22:12
- こういうの見ると本気で気分悪くなるのは私の悪い癖。まあSSだからな…
-
- 2014年01月16日 22:15
- こういうの見ると本気で気分悪くなるのは私の悪い癖。
-
- 2014年01月16日 22:21
- こっから勇者と賢者がやられる展開はよ
-
- 2014年01月16日 22:25
- 賢者女だったのか、野郎二人によるゲスいセクハラだと思ってた
-
- 2014年01月16日 22:27
- 最後の設定紹介ですら出てこない戦士哀れwwww
着眼点というかは悪くなかった
-
- 2014年01月16日 22:55
- ボロボロだろうな戦士・・・この扱いに納得してんだろうか? も
っとエグイネタかと思ったがそれほどでもなかったけど。
きらいな奴はダメそうだな、セクハラもそうだが方法が酷すぎ。
しょうがないかもだが、賢者の性別は最初に表記した方がよかっ
た。どうしてもドラクエ3のキャラでイメージしちまう。
-
- 2014年01月16日 23:00
- とんだ下種野郎と下種女の独断場だった
-
- 2014年01月16日 23:56
- マラ!ヴァギマ!
-
- 2014年01月16日 23:57
- 腹立つだけだった
-
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