就職活動に大学の「成績は関係ない」とする意見がありますが、今年から成績を

見る有名企業が増えることで学生の間で不安が広まっています。

画像:【就職活動】
就職活動
http://www.flickr.com/photos/31029865@N06/6554191285/

「大学成績データサービス」(NPO法人DSS主催)は大学生が登録した成績を企業側が閲覧できる

システム。

画像:【「大学成績データサービス」の例】
「大学成績データサービス」
http://dscenter.co.jp/introduce/introduce.html

現在、最終面接前か内定後、大学生に成績を提出させるケースが多いですが、今年から「大学成

績データサービス」が提供するデータを活用するとしている企業は

三菱商事
帝人
リクルートキャリア
日本たばこ産業
富士通
古河電気工業
プルデンシャル生命保険
清水建設
神戸製鋼所
大塚製薬
東急エージェンシー
リクルートマーケティングパートナーズ
セブン- イレブン・ジャパン
ベルシステム24
SGホールディングス
三井化学
東レ
KADOKAWA
凸版印刷

などの有名企業のほか、あわせて30社ほど。

これについて、三菱商事人事部採用チームリーダーの日下部義志氏は

「大学時代にどういう科目を履修して、何に力を入れたのかなどを面接で聞き、学生を多角的な視点で見たいというのが導入意図だということをきちんと説明しています」

また帝人の人財開発・総務部長・藤本治己氏は

「組織に属すると、特に最初のうちは、やりたい仕事ばかり任されるわけではありません。
これまでは、学生がやりたくてやってきたことについて書類や面接で聞いてきました。
今後成績表もあわせて活用することで、やりたくないけれどもやるべきことにどう対応する人なのかを知りたいと思います」

とその活用法について、語っています。

(引用元:『AERA』2014年1月20日号)

企業側もさまざまな角度から学生を見たいという意識が強まっているようです。

学校では社会人になる前だからと遊んでいる学生も多いですが、様変わりするかもしれません。