輝く復興への兆し。危険地域を訪れを福島の現状を描いた影絵作家・藤城清治の意欲作。
影絵作家の藤城清治さんは2012年11月に立ち入りが禁止されている福島県を訪れました。被災地の現状を描きたいと強い想いで現地をスケッチしました。放射線量は、通常時のおよそ100倍ある警戒区域で白い防具に身を包みながら描いたそうです。現地で描かれたスケッチを元に多くの影絵が制作されました。影絵の美しい作風と藤城清治さんが持つとても強い意志が感じられる素晴らしい作品となっています。
現地を訪れた際の藤城清治さんの言葉が印象的です。
自分は、ただ楽しいメルヘンを描いてた。夢を描いてた。
もっと自然を見なければいけない、自然と向き合わなければいけない、自然と闘わなければいけない。
この年になって、やっと気がついた。
目をそらすのではなくて、人間はどんな時代でも、乗り越えていった。
乗り越えるときに、人間の本当の力が出る。
これ(人間の本当の力)を、いろんな意味で描ききっていければ。
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