日テレは放送継続の姿勢を示していますが、今後の展開を予期し、早くも提供中止を検討するスポンサーも現れているとか。
このドラマには脚本監修として野島伸司さんが関わっていますが、彼は過去にも大きな物議をかもしたドラマを数多く手がけています。
それらのドラマは逆に視聴率が上がったくらいで放送中止には至っていませんが、今回はどうなるのでしょうか。→ Geinou Ranking
主演の愛菜ちゃんにとっても正念場でしょうか。
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親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院が『明日、ママがいない』へ放送中止を申し入れることを明らかにしたのは、16日のことでした。
⇒ 「人権侵害だ」 芦田愛菜主演『明日、ママがいない』 赤ちゃんポストを設置する慈恵病院が放送中止を申し入れ
(以下引用)
16日、日本で唯一、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設置する慈恵病院は同ドラマに対し
「養護施設の子供や職員への誤解偏見を与える。人権侵害だ」
と表明。記者会見した産婦人科部長の蓮田健氏は、同ドラマで施設の職員が子供たちを殴り
「お前たちはペットだ!」
と暴言を吐くシーンがあったことなどを挙げ
「施設の現状を知る視聴者は少ない。フィクションといっても誤解されかねない」
と述べた。
芦田演じる主人公の少女は、赤ちゃんポストに預けられていたという設定で「ポスト」というあだ名が付けられていたが、これについても蓮田太二院長は
「同じ立場の子供が聞いたらどれだけ傷つくか」
と厳しく批判。
日テレに放送中止を求めるとともに、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会への審議申し入れも検討中だ。
(以上引用 東スポ)
さらに、全国児童養護施設協議会も
「子どもたちの人権を無視する内容だ」
として、近日中に見解を表明する方針だと報じられています。
放送開始早々から厳しい事態となっていますが、日テレは
(以下引用)
「当社のドラマ『明日、ママがいない』について、慈恵病院が会見を行われたことは承知しております。
なお、このドラマでは子どもたちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子どもたちの視点から『愛情とは何か』をいうことを描く趣旨のもと、子供たちを愛する思いも真摯に描いていきたいと思っております。
是非、最後までご覧いただきたいと思います」(日本テレビ広報部)
(以上引用 アメーバニュース)
とコメント。
放送は継続する姿勢を示しています。
日テレのドラマでは、過去に同じように批判が殺到したドラマがあったそうです。
それが、05年放送の天海祐希さん主演の連ドラ『女王の教室』。
(以下引用)
これまで似たようなケースとして、2005年放送の天海祐希(46)主演の連ドラ「女王の教室」もその過激な内容をめぐり、スポンサー各社に視聴者から抗議が殺到。
提供クレジットの表示を自粛するなど、大きな話題となったが、結果的にそれが“いい宣伝”となり、視聴率は騒動後10%以上も上昇したことがあった。
(以上引用 東スポ)
当時の記事はコチラ。
⇒ 日テレ困惑…「女王の教室」スポンサークレーム
提供クレジットは第5話から消えたそうで、『女王の教室』の視聴率を見てみると、第5話が13.8%、第6話は16.9%と、確かに視聴率が跳ね上がっています。
最終話は25.3%という高視聴率を獲得していますので、10%以上というのはおそらくそれを指しているのでしょう。
今回の騒動も、ドラマ制作関係者は同じ効果を期待してか、
「いい宣伝になったのでは?」
と話している者までいた、と東スポには書かれていますが、今回はそううまくはいかないかもしれないようです。
(以下引用)
「今後、共鳴するかのように全国の児童施設から同様の意見が寄せられることは間違いない。
『女王の教室』の時と同じように考えていたら大変なことになりますよ。
すでに番組スポンサーの中には、今後の展開を予期し、提供中止を検討している社もあるようです」(別の民放関係者)
(以上引用 東スポ)
スポンサーに降りられてしまっては番組が成り立ちませんよね。
これはかなりなピンチです。
今回、『明日、ママがいない』を制作しているのは、日テレの子会社である『AXON』という会社で、この会社は以前、東海テレビで放送された昼ドラ『幸せの時間』を制作した会社なのだそうです。
『幸せの時間』といえば、BPOから過激すぎるとして注意を受け、表現方法を修正し話題となったドラマでした。
⇒ 昼ドラ『幸せの時間』から過激なシーンが激減!後続番組まで視聴率アップの絶好調なのになぜ?
(以下引用)
「日テレの大久保社長は読売新聞社出身でことさらコンプライアンスに厳しい人物だけに、問題が大きくなっていけば局プロデューサーの処分やAXONの担当者も更迭されることになるだろう。
制作スタッフはびびりまくっていますよ」(事情通)
(以上引用 東スポ)
一方で、話題になるだけでドラマ放送には何ら影響はないだろう、という意見もあります。
(以下引用)
「CMの世界では、視聴者からの抗議を受けて、映像を取り下げることがよくありますが、連ドラの場合は、ほぼ“ない”といっていい。
過去には、北乃きい主演で壮絶ないじめを描いた『ライフ』(フジテレビ系)が、学校や視聴者から2,000件を超える抗議を受けたものの、
『最後まで見てほしい』
として放送を継続。
また、吉瀬美智子主演の『ハガネの女』(テレビ朝日系)は、放送中に
『教師としょうがい児童と保護者の描写に同意しない』
として原作者が猛抗議。
原作者は降板したものの、クレジットが消えただけで、何事もなかったかのように放送は続いた。
今回も放送は続け、DVDなどのパッケージ化もするが、“再放送はしない”というところに落ち着くのでは?」(映像制作会社関係者)
(以上引用 日刊サイゾー)
⇒ ドラマ『ハガネの女』に原作者が苦言!クレジットの削除、DVD化反対を表明!
メディアの見方も真っ二つに分かれているようですね。
管理人は、このドラマは苦手感が先に立ってしまって見ていないので、論評することは避けたいと思います。
ただ、施設で働く関係者が日テレを糾弾する一方で、こんな意見もあるようです。
⇒ 「明日、ママがいない」騒動で耳を傾けるべきは施設出身者の声
しかしこれは、施設出身の方ということで、今現在施設で暮らしている子供たちの声というわけではありません。
こんな記事がありました。
⇒ 日テレのドラマ「明日、ママがいない」への抗議問題。施設の子どもに対する「想像力の欠如」と「加害性」
この中に、こんな文章があります。
(以下引用)
ドラマでは、児童養護施設の一つであるグループホームに入ったこどもたちが、施設長からペットショップの犬のように扱われ、「もらい手」を見つけるために、泣き方をうまくなれ、と指示され、うまく泣けないと朝ご飯を食べさせてもらえないシーンが出てくる。
あるいは、養子や里親を探す夫婦のところに「お試し期間」として引き取られて様子を見るシーンも登場する。
その子らが翌日、学校に行った時に「お前のところも食事の前に、泣けよ、とか言われるわけ?」などとからかわれる。
日頃、施設から通学していることはあまり口にしたくない多感な子どもたちにとって酷なことではないか。
あるいは「お前のところも、ペットショップみたいに、新しい親を探して、お試し期間とかやったりするのか?」とも言われるだろう。
それがどれほど残酷なことか。
施設にいる子どもたちにとって、あの放送は「加害性」があるものだったといえる。
(引用終わり)
子供というのは、残酷なくらい率直なものですから…。
絶大な影響力を持つテレビというメディアだからこそ、ありとあらゆる方面に気を配った番組作りをしていただきたいものです。
東スポには、日テレの姿勢についてこんな話が載っていました。
(以下引用)
「フィクションといっても『赤ちゃんポスト』を題材として扱う時点で、慈恵病院に配慮すべき。
にもかかわらず、脚本家やスタッフが熱心に同病院を訪れたという報告はない。
最大の原因は取材不足。セリフやあだ名への配慮のなさにつながっているのでは」(テレビ関係者)
(以上引用 東スポ)
さて、このドラマ、賛否両論でこのまま最後まで放送されるのでしょうか。
それとも、内容が配慮されたものに変更されて放送されるのでしょうか。
前代未聞の放送中止ということになるのでしょうか。
問題の一つが主人公のあだ名ですからね…簡単に変更という手は使えなさそうですが、今後の日テレの対応に注目ですね。
※アンチも多そうな愛菜ちゃんのキャリアへの影響も気になります…。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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