捨てネコを譲り受け、その後、行方不明にさせていた男性が賠償を命じられました。

ネコ(イメージ)
http://www.flickr.com/photos/dreamcicle/8229477169/

飼う意思がないにもかかわらず、捨てネコの新しい飼い主を探すボランティアの女性ら5人からネコを

譲り受けた後、行方不明にさせたとして、大阪府枚方市の男性がネコの返還と約550万円の損害賠償

を求めて、訴えられていました。

17日、大阪地方裁判所は男性に約63万円の賠償を命じましたが、返還については却下しました。

財津陽子裁判官は

「男性はネコを終生飼育する意思があるとうそを告げ、5人をだましてネコを贈与させた。
ネコを幸せにしてやりたいという思いを踏みにじった」

としながらも、返還については

「性別や毛色、写真でネコを特定するのは困難」

と判断し、訴えを棄却しました。

男性は平成22年11月~23年10月にかけ、計5匹のネコを譲り受け、その後、不信感を抱いた女性ら

から返還を求められましたが、「ネコは逃げた」などと理由をつけて、応じていませんでした。

譲り受けた5匹のネコはどこに・・

世の中にはこのような人もいますので、譲り渡す方も用心深く注意する必要があります。