押せば開くドアをひたすら引いていた泥棒、店に入れず断念する
■早朝のバーに男の姿
人間って、焦っていると肝心なことが見えなくなりますよね。というわけでアメリカはイリノイ州からのニュース。「押す(PUSH)」と書いてあるのにひたすら引っ張り続け、結局ドアを開けることができずに逃げて行った泥棒がいるそうですよ。
事件が起きたのはウィッカーパークにあるバー、「シャンブルズ」。先週の金曜日シャンブルズのオーナーであるジョー・リン氏が店へ出て来たとき、入り口のドアがなんだかひしゃげているのに気が付きました。バーのドアは押せば開くのに、無理矢理引いたような感じだったのですね。びっくりしたジョーさんはとりあえずお店に設置していた監視カメラ映像を巻き戻して見てみることにしました。すると、そこには午前6時頃にやってきたフードをかぶった怪しげな男が映っていたのです。
■思わず笑っちゃった
ジョーさんは犯人の挙動についてこうコメント。
「映像は最高におかしかったよ。その男はひたすらドアを引っ張っていたんだ。押せば簡単に開いたのにね。」
そのお間抜けな泥棒の映像がこちらです。
↑が見れない場合はこちら(Youtube)からどうぞ。
ドアを引っ張って「開かない!開かない!」ってやっているのは2:15あたりからです。ワイヤークリップや何かしらのツールを使い、ドアのシリンダーを解除することにも成功しているのに、そしてドアには「PUSH」って書いてあるのに、なぜかドアを開けられなかったこの泥棒。ちなみにシカゴ警察のスポークスマンであるホセ・エストラダ氏によれば、今回標的となったバーがあるウィッカーパーク周辺では同一犯と思われる事件が何件か起きており、警察ではビデオに映った男の行方を追っているとのことです。
そういえばずいぶん前ですけど、入り口が引き戸(スライドさせるやつね)なのがわからず、ドアが開けれなくて店に入れずに逃走した強盗ってのもいましたね。なんだろう、こう言うのを盲点っていうんでしょうか。大事なことは意外と見えてないってことを肝に銘じておきたい気がします。
<ネタ元:Wicker Park Bar Break-In Thwarted When Man Pulls Door Marked ‘Push’>
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