八幡「俺たち付き合ってんの?」雪乃「そんな訳ないわ、気持ち悪い」
- 2014年01月21日 21:40
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 21 コメント
- Tweet
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 14:56:50.56 ID:UEc//PjI0
八幡「だよな…」
雪乃「そうよ」
八幡「あのさ…」
雪乃「どうしたのかしら比企谷くん」
八幡「この近さはなんなの?」
雪乃「こうした方が暖かいでしょう?」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 15:44:11.92 ID:d2PV8LA90
八幡「寒いんだったら、部室の暖房の温度を上げれば良いじゃないか」
雪乃「それは本気で言っているのかしら非エコが谷くん?今や身近なところから地球環境を考えなければいけない時代になっているのよ」
八幡「確かにそりゃそーだが、だからって俺らが近付いて暖を取る必要はあるまいよ」
雪乃「だったら、他に何か案を示して欲しいのだけれど?」
八幡「そう言われるとなあ……。ああ、そうだ、お前も女子なんだからストールとかあるだろ?それ使えばいいじゃないか」
雪乃「それじゃあ、……じゃない」ボソッ
八幡「え?何て言ったんだ?」
雪乃「それじゃあ、あなたが寒いままじゃない!」
八幡「ゆ、雪ノ下!?」
- 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 15:56:24.58 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「な、何かしら?」
八幡「すまん、俺の聴き間違いなら悪いんだが、今俺を気遣う発言をしなかったか?」
雪ノ下「な、何を言っているのかしら、遂に耳まで腐ったんじゃないの?」
八幡「うるせえ、小町と戸塚の声が聴こえなくなる位なら、死んだ方がマシだ」
雪ノ下「あなたって、本当に……。はぁ、そうよ。誠に遺憾ながら、あなたが風邪を引くと私の監督責任が問われるから、仕方なくあなたのことも思い遣ってあげたのよ」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:02:31.99 ID:d2PV8LA90
八幡「お前はいちいち罵倒しなきゃいけない病にでも掛かってるのか?」
雪ノ下「そんなわけないじゃない、常識的に考えてみたら?」
八幡「いや、確かにそうだが……。でもまあ、俺は平気だから、お前1人でストール使うなりなんなりしてて良いぞ」
雪ノ下「風邪はそうやって油断してると掛かるのよ?あなたも、風邪比企谷くんなんてベタな呼ばれ方、したくないでしょう?」
八幡「もう小中学生の時に聞き飽きたよ……」
- 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:07:43.20 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「だったら、大人しく私の言うことを聞きなさい?悪いようにはしないから」ズイッ
八幡「いやいや、何か意味深なんですけど近いんですけど近いんですけど!?」
八幡(しかもめっちゃ良い匂いだし柔らかいし、何だこれ……)
雪ノ下「ふふ、どうかしら?最近シャンプーを変えてみたのだけれど」
八幡「あ、ああ。別に変な匂いはしないぞ」
雪ノ下「あら、私は匂いの話なんて言ってないのだけれど?本当に、エロヶ谷くんは仕方ないわね……」
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:14:44.17 ID:d2PV8LA90
八幡「おいおい、シャンプーの話題で匂いのことになるのは別に不思議でも何ともないと思うが?」
雪ノ下「まあ、この私が使うのだから、悪い匂いなわけがないわ。……でも、あなたになら、良い匂いだって言われるのも、悪くは無いわね」
八幡(いや、口に出して良い匂いだなんて言ってねーんだけど!?って、なんで急にこんなデレてんだよこいつ可愛いじゃねえか)
雪ノ下「その、比企谷くん?反応がないと、自意識過剰みたいで少し恥ずかしいのだけれど……」
八幡(何このお茶目な感じ!?普段の雪ノ下からは想像できん……)
雪ノ下「ひ、比企谷くん?聞いているのかしら?」
八幡(ガイアが俺にもっと黙ってろと囁いている気がするぞ。よし、黙っていよう)
- 33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:22:42.35 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「……もしかして、怒ってしまったのかしら」ポツリ
八幡(罪悪感がやべえええええええええ!!!!!!なんで普段みたいに罵倒してこないんだよおおおおお!!!)
雪ノ下「そうよね、普段から酷いことを言っているのだもの。今更素直になってみたって、由比ヶ浜さんに敵うわけがなかったのよ……」
八幡(な、何の話だ!?)
雪ノ下「いつも酷いことを言ってごめんなさい、比企谷くん。あなたと話していると、その、楽しくて、ちゃんと反論してくれて会話をしてくれて」
八幡(心が痛い)
雪ノ下「比企谷くんも、嫌がりながらも私との会話を楽しんでくれていたら、と思っていたのだけれど、そうじゃ無かったみたいね」
- 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:29:21.80 ID:d2PV8LA90
八幡(どうしよう、会話に戻るタイミングを逸してしまったぞ)
雪ノ下「こんなに近づいて、馬鹿みたい。私らしくなかったわね」スッ
八幡(あっ……)
雪ノ下「ごめんなさい、少し頭を冷やしてくるわ。嫌だったら、もう帰ってくれて構わないから。それじゃあ……」ガタッ
八幡「あ、ま、待てよ!!」ギュッ
雪ノ下「え、えっ!?」
- 37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:41:02.25 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「その、比企谷くん?放して貰えると嬉しいのだけれど」
八幡「いやだ」
雪ノ下「いやだ、って……」
八幡「おいおい、雪ノ下ともあろうお方が、まさか自分で言ったことを忘れたわけじゃないだろうな?」
雪ノ下「比企谷、くん」
八幡「ああ、お前風に言うなら、『誠に遺憾なのだけれど、寒いから仕方なく手を繋いでいるのよ。勘違いしないで頂戴?』とでもするべきか?」
雪ノ下「ぜ、全然似てないわよ」
八幡「おかしいな、いつも由比ヶ浜を馬鹿にする時は似てるって言われるんだが?」
雪ノ下「何を言っているのかしら、まったく」クスッ
八幡「やっと笑ってくれたな」
雪ノ下「えっ?」
- 40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 16:51:31.52 ID:d2PV8LA90
八幡「普段も全然笑わないけど、やっぱりお前は笑ってた方が可愛いよ」
雪ノ下「どうしたのかしら、比企谷くん?そんな恥ずかしいこと、普段なら言わないじゃない」
八幡「お前が素直になったって言ってたからな。勘違いされないように、俺もちゃんと言っておこうと思って」
雪ノ下「素直に、って……」
八幡「ああ。まず真っ先に言っておきたいんだが、俺はお前との会話、好きだぞ?」
雪ノ下「えっ!?」
八幡「ああ、俺がMだとかそういうことじゃないぞ?誤解の無いように言っておくが」
雪ノ下「え、ええ。それは良いのだけれど。……本当に?」
八幡「ああ、本当だ」
- 44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 17:04:12.55 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「その、自分でも少し言い過ぎたと思うこともあったのよ」
八幡「確かに少し罵倒し過ぎだろうと思ったこともあるぞ。まあ大体が由比ヶ浜とか他の女子が絡んでいる時だったような気がするが」
雪ノ下「だ、だってしょうがないじゃない、あまり他の子の話をされると、その、嫉妬というか……」
八幡「嫉妬って、別に付き合ってるわけでもないのにか?」
雪ノ下「そ、そうよ!だって、しょうがないじゃない……」
八幡「仕方ない、って」
雪ノ下「気付いたら、そうなってしまっていたのよ。初めは、不思議に思っていたのだけれど……」
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 17:11:25.92 ID:d2PV8LA90
八幡「その原因、俺は予想が付くぞ」
雪ノ下「えっ!?」
八幡「まあ、ここまできて、俺の自意識過剰だったらめっちゃ恥ずかしいんだが……。その、それは俺がお前との会話が楽しい理由と同じだと思う」
雪ノ下「そ、それって」
八幡「こういうのは俺からちゃんと言わせてくれ。ここまで素直に話して貰ったんだから、間違ってたとして黒歴史にはならねえよ」
雪ノ下「ええ、ちゃんと聞かせて頂戴」
八幡「ああ。……ふぅ。雪ノ下雪乃さん、俺は、ずっとあなたのことが好きでした。良かったら、俺とお付き合いして下さい!!」
- 49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 17:20:54.59 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「……ごめんなさい、それは無理だわ」
八幡「ええええええ!?ここまで来て断られるの!?」
雪ノ下「良かったら、なんて自信の無い言い方じゃあ、ちょっとね。だから、私から告白して、あなたの弱みにしてあげるわ。比企谷くん、私の物になりなさい。悪いようにはしないから」
八幡「いやいや、それは告白でも何でもないわけだが!?」
- 52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 17:31:51.45 ID:d2PV8LA90
雪ノ下「あら、御不満かしら、ヘタれヶ谷くん?」
八幡「告白してヘタれって言われたら、俺はどうしたら良いんだよ……」
雪ノ下「まあ、いつものあなたのことを思えば、かなり頑張った方だとは思うけれど。それだけは認めてあげても良いわ」
八幡「いつの間にいつものお前に戻ったんだよ……」
雪ノ下「だ、だから、私の傍に居てもっと自信をつけなさい?」
八幡「いや、自信って」
雪ノ下「もう!私があなたのことを好きだと骨の髄まで思い知らせてあげるから、覚悟してなさいってことよ!
八幡「お、おう!?」
雪ノ下「そうしたら、今度こそはちゃんと、告白して頂戴。それまで、答えはお預けよ」
- 56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 17:42:45.41 ID:d2PV8LA90
八幡「……分かったよ。まあ、こんなの好きになっちまったもんの負けだからな」
雪ノ下「分かったなら良いわ」
八幡「だが、本当に悪いようにはしないでくれよ?今より酷い扱いされちゃうと、八幡泣いちゃうぞ?」
雪ノ下「ええ、大丈夫よ。それに、あなたにとっては嬉しいことかもしれないわよ?」
八幡「ほ、本当か!?」ズイッ
雪ノ下「な、何考えてるのかしら、この発情ヶ谷くんは!?誰も破廉恥なことだとは言って無いのだけれど?」
八幡「いや、俺も言ってないし」
雪ノ下「っ」カアア
- 57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/21(火) 17:49:04.10 ID:d2PV8LA90
八幡「お前も案外、ムッツリなんだな。年頃ってヤツか」ニヤニヤ
雪ノ下「あなたに言われると、凄く腹立たしいわね……」
八幡「まあ、主導権を握らせてばかりにはさせねえよ」
雪ノ下「この駄犬ヶ谷くんには、しつけが必要なのかもしれないわね……?」ゴゴゴゴゴ
八幡「ひ、ひいっ!?」
雪ノ下「両手を後ろに回して、目をつむりなさい?悪いようにはしないから」
八幡「え、えっ!?」
雪ノ下「良いから、早くしなさいと言っているのだけれど?」ニッコリ
八幡「す、すいませんでした!」バッ
雪コメント一覧
-
- 2014年01月21日 21:50
- 静ちゃんはアラサーなんだよなぁ…
-
- 2014年01月21日 22:03
- 最後は何故トイレを促したんだ?
-
- 2014年01月21日 22:08
- 静は俺と結婚するから大丈夫だよ
-
- 2014年01月21日 22:09
- 安定のガハマさん
-
- 2014年01月21日 22:11
- 平塚は犠牲になったのだ。犠牲の犠牲にな。
-
- 2014年01月21日 22:11
- ガハマさんって誰だっけ?
-
- 2014年01月21日 22:16
- ガハマさんなんて最初からいなかったんや!
-
- 2014年01月21日 22:34
- ガハマさんの霊圧消えたってレベルじゃねえな…。そもそも存在してなかったのかな?
-
- 2014年01月21日 22:38
- サンキュー、先生
-
- 2014年01月21日 22:49
- きっとガハマさんは二人と一緒に部室にいたけど、
空気を読んで喋らなかったんだよ
-
- 2014年01月21日 22:51
- ガハマさんは独裁スイッチを押されて存在から消えてしまった模様
-
- 2014年01月21日 22:52
- この世界線にガハマなんて存在していないよ
-
- 2014年01月21日 22:54
- ガハマさんが不憫すぎるw
ガハマさんのためたやっはろー!をまとめてやってくれ
-
- 2014年01月21日 22:55
- ※10
なんだそれ……不憫すぎるだろ
まあ、ビッチだからいいか
-
- 2014年01月21日 22:56
- 静ちゃん…
まあガハマちゃんは会話に出てるからいるかもしれないがいないかもしれない
-
- 2014年01月21日 22:58
- うん、こういうのでいいよ
-
- 2014年01月21日 23:05
- ゆきのん大勝利
-
- 2014年01月21日 23:13
- 静ちゃんはよくオチにされるから何気になんだかんだ二次創作への登場率は高い
ガハマさんはネタにされない分静ちゃんより影が薄い事が多い
-
- 2014年01月21日 23:28
- ガハマさん言うほどネタにならないし……
-
- 2014年01月21日 23:31
- 大統領が隣の世界のガハマさんとどじゃ~んしちゃったからこのssにはいないんだ
まあ、ガハマさん出ると昼ドラ化するから存在してなかったでいいのよ
-
- 2014年01月21日 23:55
- 静ちゃんってアラサーじゃなかったの!?
-
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク