147: 名無しさん@HOME 2012/08/13(月) 11:05:02.81 0
二人目が生まれて病気がちだったことで、退職して子供が三歳になってから
和裁士の学校に入学した。数を縫う必要があったから課題のほかに
家族の浴衣や着物を縫い、実家の親や兄夫婦の浴衣とか縫わせてもらった。
生地代は勉強代で自分の貯金から支払うつもりだったけど両親や兄夫婦は
生地は自分でみたいからと一緒に店に出かけて買って支払ってくれて
出来上がった後にお礼にと子供に服を買ってくれたりした。

トメ・コトメにも声も掛けたけどトメには「素人同然の奴が縫った浴衣なんて
歩いているうちにほどけるんじゃない?」と言われコトメには「ウケルー嫁さん不器用だから
すっごいのが出来そうだよね。」と言われ、たしかにまだまだへたくそだし
そこまで言われるなら必要ないなと旦那了解のもとに一切声を掛けなかった。

で四年たち何とかかんとか和裁士3級が取れ人様からお金をいただけるようになった。
まだ学校経由でちまちま注文いただくぐらいだけどね。
それでも兄夫婦の一人娘が七五三を迎えるので、本絹で力を入れて縫い上げた。
費用は兄嫁さんのご両親が出してくれた。豪華な古典柄でおっとりした日本人形みたいな
姪にはとっても似合ってお参りに行く道すがら観光地なので外人さんに呼び止められて
記念写真をお願いされるぐらいだった。

大きい写真を頂き記念に我が家に飾ってある。それを見たコトメがこの着物を自分の子に
貸せと言い出した。当然お断り。ああむかつく!







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