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http://japanese.engadget.com/2014/01/21/sandisk-dimm-ssd-ulltradimm/


SanDisk、DIMMスロットに挿す超低遅延SSD「ULLtraDIMM」を出荷開始 - Engadget Japanese


SanDisk がエンタープライズ向けストレージ ULLtraDIMM の出荷開始を発表しました。ULLtraDIMM はフラッシュメモリベースでありつつDDR3インターフェースを採用し、サーバのDIMMスロットに挿入する製品。

SanDisk では「CPUにもっとも近い場所に配置することで、フラッシュメモリの最後のパフォーマンスギャップを超える」メモリーチャネルストレージソリューションと称しています。

ULLtraDIMM のSSDとしての主な仕様は、書き込みレイテンシ 5マイクロ秒以下、ランダムアクセス性能はリード 150K IOPS、ライト65K IOPS、転送速度はリード1GB/秒・ライト760MB/秒、容量は1スロット200GB品と400GB品。

中身には1x nm台(19nm)プロセスのMLC NANDフラッシュメモリを用いて相対的に低コストでありつつ、DDR3インターフェースでRAMのかわりに運用できる低遅延が特徴です。名称が「ウルルトラ〜」っぽいのもUltra Low Latency から。

RAMとしてアクセスされるMLC SSDと聞けばエンタープライズごとながら耐久性が気になりますが、SanDisk (の子会社 Smart Storage Systems) は独自の " Guardian " テクノロジーにより、ドライブの全容量を一日に10回ランダム書き込みした場合でも5年運用できる耐久性を備えるとしています。製品の保証期間は5年間。

ULLtraDIMM はすでにIBM のサーバ製品向けに採用されており、そちらでは eXFlash の名称で今年出荷のX6サーバに対応します。今のところは、かつてSSD や PCIe接続ストレージがそうだったようにエンタープライズ用の製品です。