ソニーがミラーレスデジタル一眼カメラの新製品 α5000 を発表しました。「APS-C サイズのイメージセンサを搭載するレンズ交換式デジタルカメラで世界最軽量」をうたいます。
レンズマウントはE マウント、180度回転可能なタッチ非対応液晶ディスプレイ、ピンクを含むカラーバリエーションなど、同社ミラーレス一眼のエントリーモデル NEX-3N の後継とも言える製品です。
NEX-3N と比較すると、まず有効画素数が1610万から2010万へ向上。画像処理エンジンはNEX-3N のBIONZ に対し、α5000 はα E マウント最上位機種 α7/α7R が搭載する新世代の画像処理エンジン BIONZ X を採用。従来比で約3倍の高速画像処理を実現し、静止画と動画ともに画質が向上したとしています。
なお両モデルともに "Exmor" APS HD CMOS センサを搭載しますが、センサのサイズは NEX-3N (23.5 x 15.6 mm) からわずかに小型化 (23.2 x 15.4 mm) しています。
ワイヤレス機能ではWiFi とNFC を搭載し、NFC 対応スマホやタブレットへ写真や動画をワンタッチで転送する「ワンタッチシェアリング」に対応。NFC はスマホやタブレットをα5000 のリモコンとして使用する「スマートリモコン」でも利用でき、NFC 対応スマホ・タブレットとワンタッチ接続が可能です。
またPlayMemories Camera Apps に対応し、無料・有料のアプリをダウンロードして α5000 へ様々な機能を追加できます。
ほか細かいところではSDHC と SDXC カードで UHS-I に対応しました。UHS-I とはSD カードの転送速度の規格で、規格上の最大転送速度は 104MB/秒。詳しくは
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α5000 の主な仕様は、E マウント、有効2010万画素 "Exmor" APS HD CMOS センサ、25点フォーカス(コントラスト検出方式)、静止画撮影時 ISO100-16000、動画撮影時 ISO100-6400 相当。
ほか3型ワイド液晶モニタ(46万800ドット、タッチ非対応、本体上部へ180度回転可能)、内蔵フラッシュ、WiFi、NFC、ステレオマイク、モノラルスピーカー、microUSB、microHDMI (4K 静止画出力対応)など。
対応する記録媒体はメモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SD/SDHC/SDXC カード。
本体カラーはブラック、シルバー、ホワイト、ピンクの4色。本体サイズは約109.6 x 62.8 x 35.7 mm。重さは本体のみで約210g、バッテリーとメモリースティック PRO デュオ込みで約269g。
ラインナップは、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS レンズが付属する『α5000パワーズームレンズキット ILCE-5000L』と、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS と E 55-210mm F4.5-6.3 OSS の2本が付属する『α5000 ダブルズームレンズキット ILCE-5000Y』の2種類。ボディ単体での販売はありません。
両キットともにブラックのα5000 にはブラックのレンズが付属し、他3色にはシルバーのレンズが付属します。
発売予定日はともに2014年2月7日。価格はオープン。市場推定価格はパワーズームキットが5万3000円前後、ダブルズームレンズキットが7万8000円前後。オプションのソフトキャリングケース、アクセサリーキット、α5000 専用ボディケースも同時に発売予定です。
またソニーは自社ショールームなどで α5000 の先行展示を行うほか、女性や家族向けに α5000 の撮影体験イベントを実施します。詳しくは
専用サイトへどうぞ。