2013年1月よりカナダの港から国際水域に入り、大西洋を漂流していたロシアの幽霊客船、「リュボーフィ・オルロバ号」だが、丸一年の漂流を経て、いよいよ英国に近づきつつあるという。この客船は無人であるが、危険極まりない共食いをするネズミが住み着いている可能性があるとして、英国沿岸警備は警戒を強めている。
「リュボーフィ・オルロバ」号は1976年就航。債務不履行のため2010年9月にカナダの港で同国当局に差し押さえられた。2013年1月23日、廃船にする為、ドミニカ共和国の廃船処理場に向かったが、翌日にケーブルが破損し国際水域で立ち往生。カナダの海底油田作業船アトランティック・ホーク号が同号のえい航を試みたが失敗に終わり、そのまま漂流しはじめた。
以来、所在がわからず、沈没したものと考えられていたが、米地理空間情報局の調べで、船がアイルランド沖を洋上を漂流していることが分かった。
1年間の漂流を経た 「リュボーフィ・オルロバ」号だが、先日来の強風で英国に吹き寄せられているという。
この幽霊船の唯一の乗組員はネズミである。それも、互いを食いあって生き残ったもの。ネズミが極限の飢餓がもとで著しく凶暴性を増すことは専門家も認めるている。
凶悪ネズミってこんなやつか?
英国沿岸警備は万一の接岸に備え既に非常態勢をとっている。
まだ現役だったころの「リュボーフィ・オルロバ」号
via:telegraph
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コメント
1. 匿名処理班
こんな動くリアルホラー設定が存在していたとは
2. 匿名処理班
ケーブル切ったのは船の意思だったりして…
在りし日の動画見ると何だかなー、是非とも船内みたいです
3. 匿名処理班
幽霊船が英国に・・・なんてドラキュラみたいだな。
4. 匿名処理班
この場合どこに責任が行くのかすごく気になる。持ち主のロシアのだれかなのか、差し押さえしたカナダなのか、それとも牽引してた会社なのか、はたまた運が悪いねとイギリスに押し付けられるのか
ちょうど日本海にも出来たてほやほやの幽霊船が浮いてます
中身は鼠じゃなくて産業廃棄物らしいですけど
5. 匿名処理班
なんだ、バイオハザード・ゼロか
6. 匿名処理班
こえー
7. 匿名処理班
現実は小説よりも奇なり
こんな船があったんだ(・ω・;)
ねずみはもういないんじゃないかな
餓死して更にアイルランド沖を漂流中なら
凍え死んでるよ多分
むしろ何百年も漂流して
本物の幽霊船になるかも
(−□−;)
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