やっぱり?
米国科学アカデミー紀要に載った最新論文で、中国の大気汚染が太平洋を超えて西海岸にも有害物質をまき散らしていることが判明。
風速の極大を示すジェット気流は時に秒速100mを超すという偏西風に乗って、遥々西海岸へ到達してしまったようです。NASA気象シミュレーションセンターがゴダード地球観測システムモデルで再現した「最高解像度の世界の風のシミュレーション」を見れば一目瞭然。日本に浴びせかけつつ、しっかり西海岸へタッチダウンしちゃってます。
やっぱり?
米国科学アカデミー紀要に載った最新論文で、中国の大気汚染が太平洋を超えて西海岸にも有害物質をまき散らしていることが判明。
風速の極大を示すジェット気流は時に秒速100mを超すという偏西風に乗って、遥々西海岸へ到達してしまったようです。NASA気象シミュレーションセンターがゴダード地球観測システムモデルで再現した「最高解像度の世界の風のシミュレーション」を見れば一目瞭然。日本に浴びせかけつつ、しっかり西海岸へタッチダウンしちゃってます。
10km解像度で再現した世界の風。白は秒速0−40mの地上風、カラーは秒速0−175mの上空の風、赤は速い風
調査では、中国の製造工場から出る酸化窒素や一酸化炭素で「LAは基準値を超えるスモッグが年間1日増えてる」こと、基準値未満の日も「西海岸で検出される硫酸汚染物質の4分の1は中国から流れてきたもの」であることがわかってます。汚染物質が米国本土に到達しているのはわかっていましたが、数量化したのは今回が初めて。論文を共同でまとめたカリフォルニア大学アーバイン校のスティーブ・デービス(Steve Davis)氏は同大のプレスリリース(日本語訳)で、「製造と汚染もアウトソースしているツケの一部が、太平洋を渡って戻ってきて我々に取り憑いているのだ」と語っています。
ここ日本でもPM2.5が問題になっていますが、果たしディストピア中国がユートピア中国に変貌する日はくるのでしょうか。
中国にアウトソースしたはずの大気汚染が西海岸にタッチダウン[GIZMODO]
(ロバーツ町田)
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