オーク「女騎士!中に出すぞ!」空気嫁「」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 19:35:43.13 ID:yv7e3f0zP
オーク「うっ……」どぴゅっ
空気嫁「」
オーク「どうだ女騎士?」
空気嫁「」
空気嫁「……」プルプル
空気嫁「ッ!!」ぽんっ
女騎士「ふう……やっと元に戻れたか」
エルフ「ごめんね女騎士ちゃん、私が不用意に触れちゃったから……」
女騎士「エルフよ、お前が謝ることではない」
女騎士「理不尽なのはこの呪いなのだからな」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 19:41:17.61 ID:yv7e3f0zP
オーク「女に触れられると空気嫁になり」
オーク「精液に触れると元に戻る呪い、か」
エルフ「本当に酷いこと考えますね、魔王軍は」
オーク「だから嫌気が差して俺は人間側に寝返ったんだがな」
女騎士「いつもすまないなオーク、迷惑をかける」
オーク「仕方ないさ、このパーティに男は俺だけだからな」
エルフ「そういえばオークさんの精液受けると絶対妊娠するらしいですけど」
女騎士「ああ、防毒の護符を持ってるから大丈夫だ」
オーク「俺の精液は毒扱いか……」
女騎士「あ……いや、そうではなくてな」
女騎士「あくまでモンスターの攻撃で引き起こされる状態異常全般に効くのであって」
女騎士「身重になると戦闘に支障がでるから一応そういうのも防護対象になってるだけで……」
エルフ「結局、毒扱いには変わりませんね」
女騎士「すまぬ……お前にはいつも助けられてばかりだというのに」
オーク「まあ仕方ないさ、俺もそっちの方が気が楽だからな」
- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 19:45:11.22 ID:yv7e3f0zP
女騎士「ようやくダンジョンか」
オーク「気をつけろよ、入組んだ地形だからな」
エルフ「大丈夫ですよ」
エルフ「足を取られて女騎士ちゃんにぶつかるようなヘマしませんって」
オーク「いや、そうではなくて伏兵に……」
敵兵1「っしゃあ!」バサッ
女騎士「奇襲か!?」
オーク「言ってる傍からか!」
エルフ「きゃあっ!!」ガンッ
女騎士「大丈夫かエルフッ!」ガシッ
エルフ「あ」
空気嫁「」ぽんっ
オーク「女騎士ッ!?」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 19:50:33.05 ID:yv7e3f0zP
敵兵2「報告にあった人数に一人足りないな」
敵兵3「その変わりにあいつら、空気嫁なんて持ち込んでやがるぜ」
敵兵1「逃げ出した腰抜けの身代りのつもりか、はははっ!」
オーク「くっ!」
オーク(エルフも立ち直るのに時間がかかる)
オーク(動けなくなった二人を庇って俺一人で戦うのは無理か)
オーク「……止むを得ん」ボロン
敵兵2「おい、あいついきなり脱ぎだしたぞ」
敵兵3「恐怖で気でも狂ったか?」
オーク「お前のチカラが必要なんだ、女騎士」ズプッ
オーク「元に戻ってくれ!」パンパンパン
敵兵1「ああ、こりゃ本物のキチガイだ」
オーク「うっ!」どぴゅっ
空気嫁「ッ!!」
敵兵1「見苦しい、さっさと殺してしまうに限る」ザンッ
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 19:55:14.55 ID:yv7e3f0zP
女騎士「また迷惑をかけたな、オーク」ガキンッ
敵兵1「なっ……!?」
オーク「ま、間に合ったか……」
女騎士「さて」ギロリ
女騎士「気狂いだのとよくも私の仲間を侮辱してくれたな」カチャッ
女騎士「貴様らは根切りだ、金と経験値だけ遺して逝け!」ザンッ
敵兵1「ぐおおおおおっ!!」バタッ
敵兵2「がはっ!」ドサリ
敵兵3「ひいいいっ!?」ガクガクガク
エルフ「……女騎士さん、本当に強いですね」
オーク「だからわざわざ無力化させる呪いなぞ受けたのだろうな」
女騎士「終わったぞ」チャキン
オーク「助かったぞ、女騎士」
女騎士「それは私の台詞だ……それより早く服を着ろ」
オーク「あ」マルダシー
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 19:59:51.03 ID:yv7e3f0zP
―数週間後―
エルフ「ひいっ!」ガシッ
空気嫁「」ぽんっ
オーク「エルフううううううっ!!」
エルフ「ごめんなさい!ごめんなさい!」
敵兵1「なんだか知らんが敵は残り2人だ!」
敵兵2「一気に畳みかけるぞ!」
オーク「いかん、早く女騎士を元に戻さねば!」ボロン
エルフ「……///」
オーク「恥ずかしがってる暇があったら敵を止めてくれよ!?」ズプッ
空気嫁「」
敵兵1「敵の面前で何をしている貴様っ!?」
敵兵2「死ねえええええええええっ!!」ザンッ
エルフ「きゃああああああっ!!」
???「待てっ!!」ガキンッ
- 16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:04:29.51 ID:yv7e3f0zP
エルフ「あ、あなたは!」
勇者「久しいなエルフ」
勇者「さあ魔族ども、覚悟はできているのだろうな」ギロリ
敵兵1「ゆ、勇者だと!?」
敵兵2「退却だ退却っ!!」ダッ
エルフ「ふう……おかげで助かりました」
勇者「そうだ、女騎士はどこだ?」
勇者「君と一緒に旅をしていたハズだが……」
エルフ「ああ、それなら」
オーク「うっ」どぴゅっ
女騎士「ゆ、勇者……?」ぽんっ
勇者「」
エルフ「あ、あのですね……?」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:08:10.81 ID:yv7e3f0zP
勇者「……許さん」チャキッ
勇者「我が戦友である女騎士をよくも辱めてくれたなッ!」コオオオオオオ
勇者「このドぐされ魔獣があああっ!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
女騎士「待て勇者、これは違うんだ!」
オーク「そうだ誤解だ誤解!!」
勇者「ふざけるなああああああっ!!」
勇者「チェストオオオオオオオッ!!」
エルフ「ひいいいいいいっ!?」
オーク「ぬわああああああああああっ!?」ザシュッ
女騎士「お、オークううううううううっ!!」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:12:02.24 ID:yv7e3f0zP
エルフ「手遅れにならずにすんで良かったですね」
オーク「流石は勇者の一撃、死を覚悟したぞ……」
勇者「すまなかった……まさか魔獣が人間側に寝返っていたとは」
勇者「それに、そのような呪いなど聞いたこともなかったしな」
女騎士「うむ、まあ話を聞いただけで信じられるワケもなかっただろうしな」
エルフ「実際に空気嫁になるのを見ても信じられないって顔してましたけどね」
オーク「死にかけからの病み上がりで2連発はキツかったぞ」
勇者「しかし、他に元に戻す方法は無いのか?」
女騎士「あるならこんなことしてないさ」
オーク「すまないな、呪いを解除するためとはいえ毎回……」
女騎士「気にするな、お前のことは信頼しているしな」
女騎士「それほど嫌な気もしないさ」
勇者「……」
エルフ「な、なんですか勇者さんその沈黙は」
- 20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:16:03.79 ID:yv7e3f0zP
勇者「女騎士よ、俺のパーティに戻ってくる気はないか?」
女騎士「いっただろう、私は私のやり方で魔王を倒すと」
女騎士「お前のことを嫌っているわけでは無いが、私なりのけじめなのだ」
エルフ「それにこれ以上勇者さんのパーティの人数増やすと進軍に支障がでるでしょ?」
勇者「しかし、お前だけでは限界があるのではないか?」
オーク「何を言う、女騎士は独りではないぞ」
女騎士「私とスイッチできる前衛のオークに援護射撃と回復で後衛のエルフ」
女騎士「今のパーティはなかなか良く仕上がっていると思うぞ」
勇者「だが君の呪いでは」
オーク「そこは俺がカバーするさ」
オーク「それに、女騎士は易々と呪いを発動させられるほど弱くはない」
オーク「発動する時は大抵……」チラッ
エルフ「な、なんですか!」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:20:34.43 ID:yv7e3f0zP
女騎士「お前はもうちょっと周りに気を配ってくれればなあ……」
オーク「咄嗟の事態だと、女騎士は自分の呪いも忘れてエルフを助けに行くからなあ」
エルフ「ううう……ごめんなさい」
オーク「出来る限り俺もカバーしているつもりなんだが」
女騎士「足りない部分は皆で補う、それでこそパーティだろ?」
オーク「ああ、頼りにしているぞ女騎士」
女騎士「それはこちらもだ、よろしく頼むぞオーク」
勇者「……」
エルフ「だからなんですかその沈黙は!?」
勇者「まあいい」
勇者「悲鳴を聞いて駆け付けたが、そろそろ俺も自分のパーティに戻るとしよう」
勇者「なにかあったら連絡を寄こせよ、すぐに助けに向かうからな」
女騎士「ありがたい勇者、もしもの時は頼らせて貰おう」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:24:08.08 ID:yv7e3f0zP
―更に数週間後―
エルフ「このあたりまで来ると、魔王軍の影響が強くなってきましたねえ」
オーク「まあ俺とエルフは人外だし、女騎士さえ誤魔化せれば比較的安全だがな」
エルフ「勇者さんのパーティは今頃激戦なんでしょうねえ」
女騎士「流石に人間が数人かたまると誤魔化しは効かんだろうな」
オーク「む、この張り紙は……」
エルフ「うわ、勇者さん一行と女騎士ちゃんが賞金首になってる」
女騎士「魔王軍側としては我々だけ潰せば脅威はなくなるワケだしな」
オーク「しかし困ったことになったな」
オーク「人相書きまで出回っていては流石に誤魔化し切れんぞ」
エルフ「あ、じゃあこういうのはどうですか?」ゴニョゴニョ
女騎士「……致し方あるまい」
エルフ「それじゃ失礼して」むぎゅっ
空気嫁「」ぽんっ
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:28:02.87 ID:yv7e3f0zP
エルフ「あとは空気を抜いて畳んで……」
空気嫁「」ぺったんこ
オーク「うむ、これなら他の荷物と一緒に皮袋に仕舞えるな」
エルフ「あ……でも女騎士ちゃんの分の荷物が不自然じゃ?」
オーク「人間を追剥して装備を売りに行くところとか、そんな言い訳を用意しておけばいいだろう」
エルフ「なるほど」
オーク「これで俺たちはこの界隈じゃよくいるただの亜人に魔獣だ」
オーク「もう敵襲を怖がることも無いさ」
エルフ「じゃあ久しぶりに宿に泊まれるんですね!やったー!」
オーク「あ、あまり気を抜き過ぎるんじゃないぞ?」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/30(木) 20:31:16.87 ID:yv7e3f0zP
オーク「あっさりと泊れたな」
エルフ「だから心配し過ぎなんですって」
オーク「さて、そろそろ女騎士を元に戻してやらんとな」
空気嫁「コメント一覧
-
- 2014年01月30日 23:12
- 1!
-
- 2014年01月30日 23:23
- 女騎士は女戦士ポジなのか?
-
- 2014年01月30日 23:24
- アヘアヘ
これだけで息子が立ち上がった
-
- 2014年01月30日 23:27
- ついに成り上がっちゃったよ!w
仕方ない、壊れちゃった元魔王は俺が股間のピースキーパーで封印しておくよ
-
- 2014年01月30日 23:29
- 嗚呼…ついにオークが女騎士と同列(ぶっ飛び具合的な)に………
まぁ今回は控えめレベルだけど、代わりに魔王が哀れ過ぎる(*_*)
-
- 2014年01月30日 23:30
- 魔王ちゃんがちょっと可哀想
-
- 2014年01月30日 23:32
- オークさんマジぱねぇwwwwwww
-
- 2014年01月30日 23:40
- つまりここからオーク=好色という風評被害が始まったのか
-
- 2014年01月30日 23:50
- 魔王が残念!!
-
- 2014年01月30日 23:58
- あの女騎士がオークのち○ぽを打ち込まれてるのに快楽に対して一切のリアクションを見せないとは新しいな
-
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