さまざまな組織や細胞に変化する万能細胞「STAP細胞」の生成に成功したと発表
されました。
画像:【万能細胞「STAP細胞」について発表する
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子氏】
http://news.nicovideo.jp/watch/np820997
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)と米ハーバード大などの国際研究チーム
が発表したもので、「万能細胞」を生成する実験をマウスに行ったところ、成功したとのこと。
「万能細胞」は外部から単純な刺激を与えるだけで細胞の役割がリセットされ、あらゆる組織、臓器
に変化する「多能性」を獲得します。
この発見は生命科学の常識を覆す”大発見”だそうで、今後、再生治療などへの応用も考えられ、
人間の細胞での実験を進めます。
研究チーム代表の同センターの小保方晴子(おぼかたはるこ 30才)ユニットリーダーらは
「刺激によって引き起こされた多能性の獲得から、これをSTAP(スタップ)と呼び、生成した細胞を「STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)」と名づけました」
と説明しました。
STAP細胞の生成はiPS細胞(人工多能性幹細胞)よりも生成が簡単で、iPS細胞の課題である
ガン化のリスクも低いとみられています。
研究の成果は本日発売の英科学誌「ネイチャー」の巻頭論文で報告されています。
なお、今回の発表で小保方晴子氏にも注目が集まっています。
小保方氏は成功までの道のりを振り返り、
「昨年春、ネイチャーに投稿した際は過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」
「STAP細胞は必ず人の役に立つ技術だとの信念で、何度もやめようと思ったけれど、あと1日だけ頑張ろうと続けてきて、いつの間にか今日に至った」
と話し、再生治療への応用については
「特定の一つの応用に限るのではなく、数十年後とか100年後の人類社会の貢献を意識して研究を進めたい」
実験時には祖母からもらったかっぽう着を着るそうで
「おばあちゃんに応援されているような気がするから」
また研究室にはペットのスッポンも置いているそうで
「この子が来てから実験が軌道に乗ったので幸運の亀なんです」
と笑顔。
意外な一面も見せています。
千葉県出身。
早稲田大学理工学部応用化学科卒。
在学中は体育会ラクロス部に参加。
同大学院理工学研究科応用化学専攻修士課程、先進理工学研究科生命医科学専攻博士課程修了。
2008年から2年間、バーハード大学医学部に留学。
2011年から理化学研究所客員研究員。
「万能細胞」STAP細胞に注目が集まります。
今後の研究次第ではノーベル賞も・・!?
今回の発表をした小保方晴子氏も若干30才とすごいですね。