結衣「ヒッキーが居なくなってもう2週間かぁ……」
- 2014年01月31日 23:40
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:10:00.65 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「由比ヶ浜さん……」
結衣「あっ……ご、ごめんゆきのん」
雪乃「いえ……そうね、もう2週間経つのね」
結衣「う、うん……早いよね。もう2週間なんだもん」
雪乃「……ええ………………あれからもう2週間……」
結衣・雪乃「……………………」
結衣「……………………あぅ」チラッ
雪乃「……ふふっ、由比ヶ浜さん。別に気を使わなくても大丈夫よ」
結衣「ホント? ゆきのん、ヒッキーが居なくなって寂しそうだったから……」 - 2 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:11:14.75 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「私が比企谷くんが居なくなって寂しそう? それは間違いだわ、由比ヶ浜さん。何であの男が居ないだけで私が寂しがるのかしら。そもそも比企谷くんは居ても居なくても普段から空気みたいな存在じゃない。あっ、空気と言っても身近な存在と言うことではなくて普段は気にもされないということよ? 勘違いしないで」
雪乃「第一、寂しいのは由比ヶ浜さんのほうでないのかしら?」キリッ
結衣「あっ、うん……そ、そうだねー」 - 3 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:11:56.63 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「そもそもこの件に関しては由比ヶ浜さんが悪いわけではないのよ?」
結衣「うん……そうだけど……でも」
雪乃「それに理由はどうであれ、最終的には比企谷くん自身が決めたことよ?」
結衣「うん……それはわかっているんだけど……うぅ」
雪乃「はぁ……紅茶でも飲んで落ち着きなさい。用意するわ、待ってて」
結衣「あ、ありがと、ゆきのん」
雪乃「構わないわ。2人分の用意なんてそれほど手間では無いから」
結衣(と言いつつゆきのん、この2週間ずっとヒッキーの分も用意してるよね) - 4 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:12:25.79 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「由比ヶ浜さん? どうかした…………あっ///」
結衣「あ、あはは……それヒッキーのだよね?」
雪乃「こ、これは違うのよ? ええ、そう違うの。使わないからといって出さないと埃が――」
結衣「だ、大丈夫だよゆきのん。わかってるからっ!」
雪乃「そ、そう? ……なら良いのだけれど」
結衣「で、でもさ、やっぱりヒッキーが居ないと寂しいよね?」
雪乃「だから別に私は寂しくなんか無いと……」 - 5 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:13:05.64 ID:6lyl3x8Zo
- 結衣「でもあたしはヒッキーが居なくて寂しいよ……」
雪乃「…………そう、ね。……私も少しは寂しい……かも知れないわね」
結衣「えへへ……やっぱり。ゆきのんって素直じゃないね」ダキッ
雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん? 抱きつかないで欲しいのだけれど///」
結衣「ゆきのーん」ギュッ
雪乃「……はぁ。それで由比ヶ浜さん、あなたはどれくらい溜まったのかしら?」
結衣「あたし? うーん、えっと今は4000くらいかな?」
雪乃「そう。私は5000くらい……まだ少し足りないわね」
結衣「うぅ……ヒッキー……生徒会で頑張ってるかな?」 - 6 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:13:37.11 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「比企谷くんは文句は言っていてもやる時はやるわ、大丈夫よ」
結衣「ゆきのんも何だかんだでヒッキーを信じているんだね……えへへ」ボソッ
雪乃「それにしても、まさか城廻先輩と一色さんが手を組むとはね……」
結衣「1ヶ月もヒッキーが生徒会に手伝いに取られるなんて思わなかったよ」
雪乃「まぁ協定どおり邪魔はしない決まりだもの、しょうがないわ」
結衣「貸し出し期間が終わったらヒッキー、ちゃんと奉仕部に戻ってくるよね?」
雪乃「もちろんよ。比企谷くんは奉仕部の一員だもの」
結衣「うんっ、そうだよね!」
雪乃・結衣「……………………はぁ」 - 8 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:14:13.25 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「でも比企谷くんが居ないからこそ出来ることがあるわ」
結衣「だね! あたしもちゃんと持ってきたよっ!」ゴソゴソ
雪乃「それじゃあ小町さんが来るまで楽しみましょうか?」スッ
結衣「うんっ!」
雪乃「すんすん……すぅーはぁー…………比企谷くんの匂い///」クンカクンカ
結衣「ヒッキーの上着……えへへ……ヒッキーの匂いがする///」クンカクンカ
雪乃「このシャツが800ポイントで1週間レンタルなのよね」クンカクンカ
結衣「ポイントを倍使えば貰えるなんて凄いシステムだよね」クンカクンカ - 9 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:14:51.09 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「由比ヶ浜さんがこの前交換した比企谷くんの体操服はどうしてるかしら?」
結衣「あれ? 寝る前に楽しんでるよ? ゆきのんのシャツは?」クンカクンカ
雪乃「パンさんのぬいぐるみに着せて抱いて寝てるわ///」クンカクンカ
結衣「あー、それも良いなぁ。でもポイント貯めないとだし……」
雪乃「そうね。今日の小町さんの発表しだいでは無駄遣いは出来ないわね」
結衣「あたし先週は1000ポイントだったからなぁ……やっぱり今回はレンタルで……むむむ」
雪乃「私は先週と同じぐらいならシャツと交換かしら。パジャマにしたいから」
結衣「ヒッキーのシャツ……ヒッキーに包まれて……そっちも捨てがたいかもっ!」 - 10 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:15:17.89 ID:6lyl3x8Zo
- 沙希「邪魔するよ」ガラガラ
結衣「あっ、川崎さん」クンカクンカ
雪乃「はぁ……入るときはノックしてもらえないかしら」クンカクンカ
沙希「それは悪かったね……それにしてもあんたら、その服って比企谷のだよね?」
結衣・雪乃「……………………」クンカクンカ
沙希「それじゃあ、あたしも混ぜてもらおうかな」スッ
結衣「それはヒッキーが子供の頃着てた服……やるね、川崎さん!」
雪乃「ふふっ……紅茶淹れるわ」
沙希「どうも」クンカクンカ - 11 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:15:52.19 ID:6lyl3x8Zo
- 結衣「それって子供の頃だからもう増えないし、数が限られてるんだよね」
雪乃「確か……交換で4000ポイントだったかしら」
沙希「ま、昔のだから匂いは弱いんだけどね。でもこれがあるから」スッ
結衣「ヒッキーの子供の頃の写真……ごくり」
雪乃「写真を見ながら楽しむ……想像力が試されるわね」
沙希「あたし的には涙目で『お姉ちゃん……』ってのを想像するのがベストかな」
結衣・雪乃「!!」
沙希「シチュエーションもいろいろあるしね」クンカクンカ
結衣「『お姉ちゃん……1人じゃ寂しいから一緒に寝て?』……ふへへ///」
雪乃「『お姉ちゃん……僕帰りたくない……』……うふふ///」 - 12 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:16:18.99 ID:6lyl3x8Zo
- 沙希「あんたら……人に見せられない顔してるよ」
結衣「え? そんなことないよー。よし! 今日の夜はこれでイこう!」
雪乃「あの比企谷くんが……じゅるり」
沙希「1人は戻ってこないし……ま、良いけど」クンカクンカ
静「揃っているかね?」ガラガラ
結衣「うーん、そうすると今日は何と交換するのが良いんだろ……むむむ」
沙希「すぅー……はぁ……すぅー……はぁ」
雪乃「大丈夫よ、お姉ちゃんが面倒見てあげるから……うふふ」
静「何だこれ……何だこれ……」 - 13 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:16:54.10 ID:6lyl3x8Zo
- 結衣「あっ、平塚先生」
静「う、うむ。これはどういう状況なのかね? 特に雪ノ下は……」
結衣「えっ? ゆきのん? うわっ!? ゆきのんの顔がでれのんにっ!?」
雪乃「はっ!? …………どうかしたのかしら、由比ヶ浜さん」キリッ
結衣「う、うん……何でもない」
雪乃「そう? なら良いのだけれど……どうして目を合わせないのかしら?」
結衣「あ、あのですね。始まるまで時間があるので……」
雪乃「由比ヶ浜さん? ねぇ、聞いてる? どうして目を」グイグイ
静「ふむ、何となくだがわかった。ならば仕方が無いな」 - 14 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:17:52.93 ID:6lyl3x8Zo
- 結衣「はぁ……ヒッキー(本物)に会いたいなぁ」
雪乃「私と違って由比ヶ浜さんと川崎さんは教室で会えるから良いじゃない」プイッ
沙希「あ、会えるからって別に……その、会話とか……恥ずかしいし///」
結衣「そ、そうだよっ、みんなの前でとか……///」
静(今さらそこを恥ずかしがるかね……どれ、私は比企谷のパンツを)クンカクンカ
雪乃「私は我慢できなくて休み時間の度に見に行っているというのに……」ムスー
沙希「何で拗ねてんの……あんたのキャラじゃないだろうに」
結衣「ゆきのーん、拗ねないでよー」ナデナデ
静(うっはっ、この匂い堪らん! 6000ポイントの価値があるなっ!)スーハスーハ - 15 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:18:27.40 ID:6lyl3x8Zo
- 結衣「でもヒッキー元気かな? 寂しくて泣いてないかな?」ナデナデ
雪乃「はぁ……これが由比ヶ浜さんでは無くて比企谷くんのナデナデだったら」
結衣「ひどっ!?」ガーン
沙希「比企谷は教室だと寝たふりしてるからね。元気かどうかは……」
雪乃「比企谷くんの汗でも舐められれば体調くらいわかるのに……」
結衣「ゆきのん……」
沙希「雪ノ下……」
結衣・沙希「わかるなー、その気持ち」 - 16 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:18:54.61 ID:6lyl3x8Zo
- 静「比企谷なら生徒会で頑張っていたぞ? 目は相変わらず死んでいたが」
雪乃・結衣・沙希「!!!」
雪乃「何で平塚先生が生徒会の様子を知っているのですか?」
結衣「邪魔しちゃいけないんですよ、先生!」
静「なぁに、私は教師だからな。新しい生徒会の様子ぐらい見るさ」ドヤァ
雪乃「くっ」
沙希「ちっ」
結衣「ずるいっ!」
静「いやぁ……これも仕事だからなぁ。毎日行かないとなぁ」ニヤニヤ - 17 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 21:19:22.83 ID:6lyl3x8Zo
- 雪乃「それなら依頼された奉仕部としても見に行くべきですよね」
結衣「そうだそうだっ! ゆきのん良いこと言った!」
沙希「それなら比企谷に相談されたあたしも見に行くべきだよね」
静「いやいや、そう何人も行っては邪魔になるだろう。私が必要なら判断するさ」
結衣「ぐぬぬ……」
雪乃「はぁ……教師と言う立場を利用するなんて」
沙希「この先生は大人として恥ずかしく無いのか?」
静「どんな手を使おうが……最終的コメント一覧
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- 2014年01月31日 23:50
- 最近ガイルss減ったな
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- 2014年01月31日 23:50
- 好きなのに
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- 2014年01月31日 23:51
- ライバル多すぎ!
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- 2014年01月31日 23:52
- やっとガハマさんにもストッポライトが…
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- 2014年01月31日 23:58
- まったくもって変態だった。
-
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