『娘TYPE』新連載、「ストライクウィッチーズ オーロラの魔女」の第4話
エースのハッセが負傷したことにより動揺が広がる第24戦隊。特に若手にとっては深刻です。「私たちにはニパがいるんだから大丈夫」とハッセは告げたものの、今までのニパの行動からしたら信用しろと言う方が無理というもの。それはニパ自身もわかってます。そこで渡されたのがハッセの報告書。それを読んでからのニパはまるで別人のようになってました。

ラプラとイッル(エイラのこと)に指示を出し、消耗した若手はフォローに回らせるなど、今まででは考えられない冷静な状況判断を下してます。そりゃ若手から「ニパ先輩じゃないみたい」と言われるのも無理からぬことでしょうよ。

エイラの取った行動は徹底防御。皆の分まで自分が防御を引き受け、その間に攻撃してもらって殲滅する方法です。これを飛ばし過ぎだとラプラは言うも、イッルは「あれがニパ本来のスタイルなんだ」といさめます。本来のスタイルとは？　ここで時間はハッセの報告書を読んでいるところまで戻ります。

報告書にはニパについてこんなことが書かれてました。あれだけの事故に遭いながらも軽症で済んでいるのは堅牢な防御力の賜物。シールド展開時間や継戦時間の長さはスオムスでもトップクラスだろう。今後は守りの主軸として鍵になるのは間違いないだろう、と。

ハッセはニパの能力に気がついていたのだ。それを わからせたいため何度とニパに話しかけようとしても、ニパの方が意地を張ってしまってロクに相手をしてなかったのです。この行為に自分はバカだと嘆き、謝罪するのでした…
その意図を理解したのが現在のニパ。得意の防御力を最大に活かして戦闘に参加しているのです。大型ネウロイにはシールドを展開しながら接近して、トドメはイッルが刺して撃墜。もはや協調性の無い姿はどこにもありませんでした。

戦闘後、ハッセを見舞うニパ。命には別状ないけどしばらくは安静だそうです。

今までギクシャクした関係だったけれどこれをきっかけに二人が仲良くなったのは間違いないでしょう。　つづく

また新しいストライクウィッチーズの漫画が『コンプティーク』で始まります。その名も「ストライクウィッチーズ　紅の魔女たち」。2月10日発売号からで漫画家は「片翼の魔女たち」を描いた しのづかあつとさん。劇場版にも登場した赤ズボン隊が主役なので、ちょっとアダルトも期待できるかも!?