ハルオミ「俺たちの聖なる戦いは!」主人公「これからだ!」
- 1 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:35:58.12 ID:j9CJKHCG0
-
※主人公は男です(あらゆる意味で)
※どうもこれの続きらしいです→ハルオミ「聖なる探索も終わりだな……」主人公「……」
ハルオミ「お前にはさ……夢、ってあるか?」
主人公「……」
ハルオミ「俺は、さ。こんな時代だから、ロクな教育も受けずに育ったんだ」
主人公「……」
ハルオミ「お前のとこのシエルやロミオ、ナナやジュリウスの話なんかを聞いてると、なんだか羨ましくなってくるんだよな」
主人公「……」
ハルオミ「いやもちろん、あいつらにも色んな事情があったんだ、ってことはわかってる」
ハルオミ「それでも時々、考えずにはいられないんだ」
ハルオミ「ああ、俺にはどうして、通うべき学び舎すらも与えられなかったんだろう、って」
主人公「……」ポンポン - 2 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:37:37.17 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「はは、ありがとな。でも、そんな俺だからこそ……より強い想いを、抱くことができるのかもしれない」
主人公「……」
ハルオミ「話に聞いただけの俺にもはっきりとわかった」
ハルオミ「次の時代を生きる子どもたちのためにも、日々学び、日々笑い合うことのできる場所は絶対に必要だ」
ハルオミ「誰に対しても分け隔てることなく、しかも無償で開かれるような――そんな学び舎が」
主人公「……」コクリ
ハルオミ「俺の夢はさ……いつかそんな学校を、世界の至るところに開いて……」
主人公「……」
ハルオミ「そして……そして、俺の……俺の……!」
- 3 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:39:22.30 ID:j9CJKHCG0
-
「俺好みの制服を、この世全ての女子に着せることなんだ……!!」
(例のBGM、スタート)
ロミオ「……」
ギル「……」
ナナ「……」
シエル「……」
アリサ「……」
コウタ「……」
ヒバリ「……」
リッカ「……」
(((また始まった……)))
- 4 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:42:04.96 ID:j9CJKHCG0
-
主人公「『制服女子』……」
ハルオミ「わかってくれるか相棒! 俺のこの、魂の底から沸き上がる情動をッ!」ガシッ
主人公「……」グッ
ハルオミ「そう、それは等しく人類が分かち合うべき財産なんだ!」
ハルオミ「アラガミがいるから、物資がないから、人材が不足しているから」
ハルオミ「そんな理不尽な理由で奪われるべきものではないんだ……!」
主人公「……」
ハルオミ「誰の目をも憚ることなく、女子の制服を堂々と、鑑賞する権利というものはッ!!」
ヒバリ「とりあえず、私は分かち合ってもらわなくてもいいです」
リッカ「もっと別の、一般常識ってものを分かち合うべきだよね、まずは」
- 5 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:43:18.94 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「ふう……俺としたことが、柄にもなく熱くなりすぎたな」
主人公「……」
ハルオミ「そうだな、確かにお前の言う通りだ」
ハルオミ「情熱はあくまで内に秘めたままで。紳士は常にクールじゃなきゃあならない」
ハルオミ「とはいえ……今の俺の昂りを、お前なら理解してくれるだろ? なぜなら」
主人公「……なぜならそれは、生きとし生ける全ての男が享受して然るべき、基本的人権なのだから」
ハルオミ「……」ピシガシグッグッ
主人公「……」ピシガシグッグッ
アリサ「だ、そうですけど」
ギル「あの二人が言うところの『男』って生き物は、この世に五割もいやしないんだよ」
コウタ「つーかあの二人だけであってほしいんだけど」
- 6 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:45:46.77 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「この極東がまだ、日本という名の国だった時代の話だ」
ハルオミ「かの神国には憲法が存在した。日本国憲法という名の」
主人公「……」
ハルオミ「その中に、はっきりと定められているんだ。規定されているんだ。義務づけられているんだ」
ハルオミ「全て国民は、子女に教育を受けさせる義務を負う、と」
ハルオミ「即ち! 言い換えればそれは――」
ハルオミ「すべからく人民は、女子に制服を着せる義務を負う、ということでもある!」
主人公「!」
ロミオ「一億総ダメ人間!?」
シエル「マグノリア・コンパス時代の制服はどこにしまいましたっけ……」ウーン
ロミオ「ここにも一人いるし!?」
- 7 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:47:40.11 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「要するに、だ」
主人公「……もはや制服女子とは我々にとって、権利ですらない」
ハルオミ「その通り。制服女子の存在をこの世に確定させ、普遍化を導くことは、俺たちに課せられた義務なんだ」
主人公「……」グッ
ハルオミ「ああ……闘おう!」
ハルオミ「いつの日か人類(女子)を、そのあるべき姿(制服)に戻すべく――俺たちは、世界とだって闘う!」
シエル「チェストの奥だったでしょうか……あ、でも昔の制服ですし、サイズもちょっと心配です……」ウーン
ナナ「シエルちゃん、私はシエルちゃんの将来がちょっとどころじゃなく心配だよ」
- 8 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:49:36.47 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「というわけでここまで前振りなー。それじゃあそろそろ本題に入るか」
ハルオミ「今日はスペシャルゲストもお招きしてるんだが……まだみたいだな。まあ、先に始めてるか」
主人公「……」
ハルオミ「ん? ああ、軍服はこの場合別カテゴリだ。わかるだろ?」
主人公「……『軍人娘』」
ハルオミ「YES」グッ
ロミオ「よそでやってくんねーかな」
ギル「……今さらだが、俺らがよそに行くって選択肢は」
ロミオ「それはなんか、負けたような気がするじゃん?」
ギル「勝ちたいとも思わないけどな」
- 9 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:50:49.88 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「そんなこんなで今回のターゲットを発表しよう」
ハルオミ「喜べ相棒。今回もお前に縁深いチョイスをしてやったからな」
主人公「?」
ハルオミ「俺は考えた……我々の身近に咲き誇る百花繚乱のうち、真に『制服女子』の称号を戴くに相応しい一輪とは、誰ぞ、いずこや?」
ハルオミ「答えは実にシンプルだった。答えはいつだってシンプルだった。お前にもすぐ、それが理解できるだろう」
主人公「……」
ハルオミ「フェンリル極東支部第一部隊隊員、エリナ・デア=フォーゲルヴァイデ」
ハルオミ「それが、今回俺たちが追い求める花の名だ」
主人公「……!」
シエル「私ではないのですか……残念です」シュン
ナナ「うん、シエルちゃん。私もね、今すっごく残念な気持ちだよ、シエルちゃん」
- 10 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:53:38.33 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「ゴッドイーターは基本的に私服の着用が認められているが……」
ハルオミ「そこであえて学生時代の名残を持ち込んだ(と思われる)彼女に、俺は万雷の拍手を送りたい」
ハルオミ「エリナ、グッジョブ」グッ
主人公「……」
ハルオミ「そして、さすがは戦友。早くも俺の言わんとするところを察してくれたらしいな」
主人公「……」フッ
ハルオミ「では聞こうか同志。『制服女子』を構成する数多の要素のうち、コアとも呼ぶべき最重要ポイントとは?」
主人公「……『未熟さ』」
- 11 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:54:48.52 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「そう。その通りだ。その通りなんだよ」
ハルオミ「何より肝要なのは、制服に『着られてる』感なんだよ……!」
主人公「……」
ハルオミ「桜舞い散る新学期、これから始まる学校生活に胸躍らせる新入生」
ハルオミ「友達はできるのか、勉強についていけるのか、部活は何にしようか」
ハルオミ「彼女らの前には無限の可能性が広がっている。何者にでもなれる」
ハルオミ「であるが故に、逆に不安が心臓の鼓動を早める」
ハルオミ「しかし。実は。本当は、だ」
主人公「……」
ハルオミ「本当はその瞬間こそが、『制服女子』としてのピークなんだ!」
- 12 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:56:25.02 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「成長し、大人の女性へと階段を上るたび、彼女らは『未熟さ』を失っていく。『何者か』に近づいていく」
ハルオミ「それ自体は素晴らしいことなんだ。春の息吹は花の萌芽。新たな翼の羽ばたきに、俺たちはきっと酔いしれることだろう」
ハルオミ「だが、そうやって『何者か』が生まれた、その素晴らしき景色の先には」
ハルオミ「あの春の日の少女は、もう……いない」
主人公「……どうしようもない、ジレンマ」
ハルオミ「世の摂理とはいえ、遣る瀬ないよなぁ……」
コウタ「おいヤバイよあいつら、前回よりレベル上がってるよ」
ロミオ「むしろ下がってないすか?」
アリサ「人間として下がって、ダメ人間として上がってますね」
ヒバリ「要するに、ダダ下がりですね」
- 13 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 23:57:59.23 ID:j9CJKHCG0
-
ハルオミ「少女と女性の狭間にいる彼女が、成熟した美しさを手に入れ、制服を着こなしてしまった時」
ハルオミ「そこには『制服女子』とは別個の、独立した個性が生まれてしまう」
主人公「……」
ハルオミ「俺たちが単に、かわい子ちゃんに下卑た視線を向けるだけの凡俗だったならば、それでも構わなかっただろう」
ハルオミ「しかし俺たちは――求道者だ」
主人公「……」コクリ
ハルオミ「制服が持つ魅力を前面に押し出しながらも、着られる側の輝きをまったく損なわず、むしろ融和して化学反応を起こす」
ハルオミ「俺たちは、そんな境地をこそ目指すべきなんだ……!」
主人公「……!」コクコク
- 14 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 00:00:18.98 ID:EcNMyvFO0
-
ハルオミ「そこにいくとエリナは逸材だ。素晴らしい。実に素晴らしい」
ハルオミ「エリナが『制服少女』として優れている点は、大きく分けて四つある。わかるか?」
主人公「一つ、神機使いとしてのキャリアが浅い」
主人公「二つ、『後輩』キャラで『未熟さ』を補強、重ねがけしている」
主人公「三つ、14歳である」
主人公「四つ、CV阿澄佳奈」
ハルオミ「……」
主人公「……」
ハルオミ「……極東に来て、お前に出会えて、本当によかった。今、心底からそう感じたよ」
主人公「……」テレテレ
- 15 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 00:01:59.40 ID:EcNMyvFO0
-
「「「…………」」」
コメント一覧
-
- 2014年02月01日 03:21
- ソーマ「今のムーブメントは……低年齢だ」
-
- 2014年02月01日 03:28
- スレタイのハルオミという名前だけで例のBGM が流れてくる
-
- 2014年02月01日 03:30
- まさか続くとはwwww
-
- 2014年02月01日 03:39
- 過去にこれほどまでエリックを応援したいシーンがあっただろうか(反語)
-
- 2014年02月01日 03:54
- またお前かwww
つかこの世界赤い雨止んでないじゃないか
このはなしを富Pや吉村Dに読ませたい気もする
-
- 2014年02月01日 04:02
- もう本当に最高、前回共々天才かw
と言うかレア博士、そんなレトロオラクル細胞並みに希少な本を何処で手に入れたのか……その世界じゃアラガミの影響で殆ど記録が残って無いのに……母親か?w
-
- 2014年02月01日 04:19
- やはりエリナは良い…
-
- 2014年02月01日 05:22
- 多分バガラリーと一緒でデータが眠ってたのをサルベージしたんだよ
全2000話超のバガラリーがかなりの数出てきてるんだしあり得ない話じゃあない
-
- 2014年02月01日 05:22
- 煉獄の地下街3はいい曲なのにハルオミさんのせい(おかげ?)で頭に残るギャグBGMになったよなぁ。
続き期待しておこうw
-
- 2014年02月01日 05:34
- どうもこれの続きのようです(笑)
-
- 2014年02月01日 07:52
- だからエリナに手を出したらヤバいって言っただろ!
あっ次は是非カノンちゃんをお願いします、彼女の二面性は精神面、肉体面共に考察の価値有りだと思います
-
- 2014年02月01日 07:55
- マスク・ド・オウガまた使えるようにならんかね
-
- 2014年02月01日 08:17
- ラケル博士のむぐむぐぐうかわ
-
- 2014年02月01日 08:33
- 戦犯 レア
-
- 2014年02月01日 08:34
- ※1
それはムーブメントじゃなくて博士の永遠のテーマですよね?
あと異種姦
-
- 2014年02月01日 08:48
- 素晴らしい 続き期待してるぜ
-
- 2014年02月01日 08:56
- ロミオ「やめてくれよ……(絶望)」
ロミオはホモ。はっきりわかんだね
-
- 2014年02月01日 09:04
- 前回といい完成度高すぎてワロタwww
素晴らしい。もっとやってくれwww
-
- 2014年02月01日 09:09
- 上田さんやっちゃってください。
-
- 2014年02月01日 09:32
- シエルがかわいい
全てはそれでよい
-
- 2014年02月01日 09:43
- 世界は救われた…だが世界は薔薇の香りに包まれた!
-
- 2014年02月01日 09:52
- おいそこのカピバラ俺と変われ
-
- 2014年02月01日 11:01
- マスク・ド・オウガ……一体、何ック デアフォーゲルバイデなんだ……
-
- 2014年02月01日 11:25
- ここで「鬼いちゃんも実は主人公達の同志」説を提唱したいのだが(例のBGM)
-
- 2014年02月01日 11:49
- BLは世界を救う・・・?
-
- 2014年02月01日 12:10
- オタク文化の再興というやつか…
-
- 2014年02月01日 12:15
- 本当に極東は激戦区だ…
-
- 2014年02月01日 12:21
- 最大級カルビの背中に乗ってしがみ付いてるシエルちゃん想像した
-
- 2014年02月01日 12:24
- このゲームのツンデレ率の高さよ
-
- 2014年02月01日 12:52
- やはり、わたシエルちゃんは可愛いですも。 続編も待ってます!
-
- 2014年02月01日 13:19
- お前は上田……?上田なのか………!?
-
- 2014年02月01日 14:10
- ナナのおへそとか
-
- 2014年02月01日 14:35
- 米27
青しまと君の追加はまだですかね…。
-
- 2014年02月01日 15:48
- このラケル博士にブラストの回復弾を見せてやりたい
-
- 2014年02月01日 17:54
- これが嫌いな人は、認められない(深淵)
-
- 2014年02月01日 18:30
- 続編わろた
やはり極東支部は魔窟(迫真)
-
- 2014年02月01日 19:02
- 私はDLCでハルオミさんエピソードの続きが来ると信じ続けています。
-
- 2014年02月01日 21:12
- 単純に文章が上手いよな
語彙も豊富だし言い回しも非常にそれっぽい
こういう書き方出来る奴は本当にうらやましいわ
てか、ウチの主人公馬超さんだから脳内変換が全部あの声なんですが
-
- 2014年02月01日 22:14
- どんなムーブメントでもノリノリに返事を返す主人公に草生える
-
- 2014年02月01日 23:17
- この世界のグラスゴー支部やば過ぎるw
よくアラガミ1匹で壊滅に追い込めたな
-
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク