268: おさかなくわえた名無しさん 2013/03/02(土) 13:37:34.85 ID:RD2/bklq
もう5年以上前の話。

夜勤明けで帰宅中、そこそこ大きい道路のカーブの始まりで警察の人が端に寄れと旗を振っていた。
緩めのカーブの先、中央分離帯に立っている鉄柱に刺さっている車の前半分。
後ろ半分は少しはなれたところにあった。
道路にはおびただしい量の赤茶色いオイル(だと思いたい)と、それによるスリップ事故を防ぐためのおが屑が撒かれていた。
車は上下にもつぶれてひしゃげており、警察の人が覗き込んでいた。生きた人間がいられる隙間はなさそうだった。

その先の信号で停まった車みんな、なんともいえない顔でバックミラーを凝視していた。
後日、あたりまえだがその場所には花束がたくさん供えられていた。

どうやったら車が半分になるんだろう…。




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