夏海「駄菓子屋が大人の漫画もってた……」小鞠「大人の漫画!?」
- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:08:16.95 ID:HOO/cyJw0
れんげ「駄菓子屋ー。にゃんぱすー」
夏海「やっほーい、夏海ちゃんがきてやったぞー……って、いないじゃん」
小鞠「どうしたんだろう。買い物にでもいってるのかな?」
蛍「奥にいるんじゃないですか?」
れんげ「だーがーしーやーにゃーんーぱーすー!」
楓「お、おう。悪い悪い。待たせたな」
夏海「なんだいるんじゃん。何してたの?」
楓「あ、えっと、あれだよ、居間でテレビ見てたんだよ。悪いか?」
夏海「別に悪くないけど。テレビならレジのとこにもあるんじゃなかったっけ?」
楓「う、うっさい。駄菓子買うならさっさと買えよ」
れんげ「あーい」
- 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:13:34.13 ID:HOO/cyJw0
楓「はぁ……。今日は随分と早いな。まだ昼過ぎじゃねえか。全員でサボりか?」
れんげ「ウチら、駄菓子屋みたいに不良じゃないのん」
楓「あたしだって不良じゃねえよ」
小鞠「今日はかず姉の田植えを手伝わされただけだったからね」
夏海「勉強は免除だったんだー」
楓「そ、そうか……」
蛍「あの」
楓「な、なんだよ?」
蛍「顔、赤いですけど、もしかして熱が……」
れんげ「駄菓子屋、大丈夫なのん!?」
楓「な、なんでねえよ!!いいから駄菓子選べ!!」
夏海「なに怒ってんの?こっちは心配してるのに」
- 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:20:04.73 ID:HOO/cyJw0
蛍「そうですか……」
夏海「れんちょん、何買うのん?」
れんげ「ウチはアメ。アメかうん」
夏海「アメねー。いいよー」
小鞠「私はそろそろ大人味に挑戦しようかな」
蛍「大人味ってなんですか?」
小鞠「ふふーん。ビターチョコレート!」
蛍「いいですね。私も好きです」
楓「……」
れんげ「あー!!」
夏海「おぉ。どうしたの、れんちょん」
れんげ「わすれてたのん!!今からグレートマンがあるのん!!」
夏海「あれって夕方からじゃなかったっけ?」
れんげ「今日は再放送の日なん!!そのあとすぐにまたグレートマンあるのん!!」
- 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:25:53.81 ID:HOO/cyJw0
夏海「そうなんだ。でも、今から帰っても途中からしか見れないね」
れんげ「えー……」
小鞠「再放送なんだし別に見なくてもいいんじゃない?」
れんげ「再放送は違うん!!」
蛍「どうちがうの?」
れんげ「オープニングのあとの提供画面が、本放送時とは若干違うのん」
夏海「れんちょん、そこ重要なの?」
れんげ「エンディング後も若干ちがうん。それだけでも見る価値あるのん」
小鞠「ヘンなところに食いついてるなぁ」
蛍「本編自体はどうでもいいんだね」
夏海「うーん。お、そうだ。駄菓子屋」
楓「……なんだよ?」
夏海「れんちょんにテレビ見せてやってあげてよ。すごく見たがってるし」
- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:32:36.99 ID:HOO/cyJw0
楓「あー?なんでだよ」
夏海「いいじゃん、グレートマンぐらいさ。減るもんじゃないし」
楓「人様の家に上がりこんでテレビを見るって行為が……」
れんげ「駄菓子屋……だめなん……?」
楓「うっ……」
夏海「夏海ちゃんからもおねがいっ」
楓「好きにしろよ」
れんげ「おー!!駄菓子屋ー!!ありがとなのん!!」
夏海「れんちょん、いそげー!!」
れんげ「あい!!」
小鞠「夏海も見たかったのか……」
夏海「姉ちゃん、ほたるん!ほらほら、みんなで見よう!」
蛍「あ、えっと……」
楓「ま、まて!!ちょっとまて!!!」
- 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:37:17.74 ID:HOO/cyJw0
夏海「なに?グレートマン始まるんですけど」
楓「居間はダメだ。レジで見ろ」
夏海「4人も視聴者がいるんだし、大画面で見たいんだけど」
れんげ「みたいのん」
楓「だ、だから……居間はすこし、ちらかってて……」
小鞠「気にしないよね?」
蛍「はい」
楓「あたしが気にするんだ!!」
夏海「だったら、片付けてきてよ」
楓「……」
れんげ「グレートマンまであと5分なのん……」
楓「わ、わかった。わかったから、少し待ってろ。片付けてくる」
夏海「はやくしてよー」
楓「わかってる!!いいか!!絶対にこっちくるな!!来たら、マジで……怒るからな!!いいな!!」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:43:39.65 ID:HOO/cyJw0
小鞠「なんか、焦ってたね」
夏海「駄菓子の部屋が散らかってても別に不思議じゃないし、そういうこと気にするなんて意外だなー」
れんげ「駄菓子屋は不良なのに、意外と真面目なところもあるから不思議ではないん」
夏海「そうなの?」
蛍「それに、人には絶対に見られたくないモノの一つや二つはあるものですし」
小鞠「見られたくないもの?」
蛍「きっとそういうのが居間にあるんじゃないですか?」
夏海「ふーん。駄菓子屋が見せたくないものか。れんちょん、気になりませんか?」
れんげ「興味がないといえば嘘になりますん」
夏海「だよねー。よーし……こそっと見るか……」
小鞠「夏海、だめだって!」
蛍「お、怒られますよ!?」
夏海「二人だって気にはなるっしょ?」
小鞠「それは……まぁ……」
- 17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:51:41.09 ID:HOO/cyJw0
夏海「ふふーん。だったら見よう。駄菓子屋の秘密を知るチャンスはいましかない!!」
蛍「夏海先輩、やめましょう。いけませんよ」
夏海「バレなきゃヘーキだって」
れんげ「駄菓子屋がウチに隠し事なんて水臭いのん」
夏海「よっしゃ。いくかー」
蛍「先輩、いいんですか!?」
小鞠「ああなったら、私じゃ止められないし……」
蛍「えぇー!?」
夏海「んー……」
れんげ「なっつん、駄菓子屋はどうなのん?」
夏海「丸まったティッシュを捨てる」
小鞠「本当に散らかってたんだ」
蛍「それは見せたくないですね」
夏海「あれは漫画かな……?漫画も片付けたみたいだ」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 15:57:57.35 ID:HOO/cyJw0
れんげ「駄菓子屋はやっぱり真面目なのん。ウチらに汚いものを見せたくなかっただけなん」
夏海「なーんだ。普通だー。昔のアルバムとか見てたとかじゃないのか」
小鞠「はいはい。もういいから、覗くのやめなって」
夏海「はーい」
れんげ「ほたるんは何を想像してたのん?
蛍「え!?わ、私は何も考えてなかったよ!?」
れんげ「そうなん?」
楓「――お、終わったぞ」
夏海「ありがと、駄菓子屋」
楓「え?」
れんげ「ウチのために片付けてくれて、うれしいのん」
蛍「ありがとうございます」
楓「あ……あぁ……まぁ……」
れんげ「さー、グレートマンみるん!みるん!」
- 22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 16:08:08.27 ID:HOO/cyJw0
れんげ「グレートマン、丁度始まるのん」
夏海「ほんとだー」
小鞠「全く、夏海は子どもっぽいんだから」
蛍「でも、これ人気ですもんね」
楓「おい。見たら駄菓子買ってかえれよー」
夏海「わかってるってー」
「すいませーん」
楓「ああ、はいはい」
夏海「……えーと、確か、このへんにー」
小鞠「夏海、なにしてんの?」
夏海「いや、駄菓子屋がこの辺りに漫画を隠したのを見たんだ。きっと明日売り出す用の奴だって。フライングで読ましてもらおうかなって」
小鞠「ちょっと。それいけないことじゃん」
夏海「気にしないー気にしないー。えーと……」ゴソゴソ
れんげ「グレートマン!グレートマンなのん!!」
- 23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 16:13:25.98 ID:HOO/cyJw0
夏海「あった!!」
小鞠「今週号なの?」
夏海「結局、姉ちゃんも見たいんじゃん」
小鞠「あれ?これ、知らない漫画だ」
夏海「見たことないね、この雑誌。ほたるん、これ何か知ってる?」
蛍「え?いえ……でも、あの……」
夏海「見覚えアリ?」
蛍「成人コミックって書いてませんか……?」
れんげ「星人コミックってなんなのん?」
夏海「成人……成人ってつまり、大人の漫画ってことか……。駄菓子が大人の漫画をもってたなんて……」
小鞠「お、大人の漫画!?」
夏海「……」
蛍「あ、あの……夏海先輩?」
小鞠「こ、これ、どうすんの……?」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 16:20:44.55 ID:HOO/cyJw0
夏海「一緒に見る人ー」
れんげ「あい!ウチ、みるん!!」
蛍「れんちゃん!!れんちゃんはダメー!!」
れんげ「なんでなのん?」
蛍「な、なんでもー!!」
小鞠「大人の漫画……それって……あの……どんなの?」
夏海「どんなのって言われても、ウチもホンモノを見たのは初めてだし……。姉ちゃんもみたことないの?」
小鞠「わ、私だって大人の本なんて保健体育の教科書ぐらいしかしらないもん!!」
蛍「それは大人なんですか……」
夏海「んー……見るか」
小鞠「み、みるの!?」
夏海「折角見つけたんだしねぇ……。それにさ、姉ちゃん。ウチらはもう中学生だよ?こういうのを見たっていい年齢のはず」
小鞠「で、でも……」
蛍「先輩!!ダメですよ!!そんなの見ちゃうなんて!!やめてください!!」
- 26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 16:26:12.53 ID:HOO/cyJw0
楓「まいどー」
楓「はぁ……」
楓「あ、やっべぇ。あいつら何してんだ。さっきまで騒いでたけど……」
楓(もしアレを見られたら一穂先輩に何言われるかわかったもんじゃないし。そもそもれんげの教育上よくねーし)
楓(ホント、迷惑だよなぁ……)
楓「おい、大人しくグレートマンみてた――」
夏海「……」
小鞠「……」
蛍「……」
楓「……どうした?」
れんげ「グレートマン!!そこだー!!グレートマンパーンチ!!!」
楓「まだ変身もしてねえじゃねえかよ。あたしも見るかな」
夏海「やめろぉ!!!れんちょんに近づくな!!!」
楓「なんだと?」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/04(火) 16:30:53.27 ID:HOO/cyJw0
れんげ「なっつん、突然どうしたのん?」
夏海「れんちょんはウチが守るからね!」
れんげ「え?」
楓「なんの遊びだ?グレートマンごっこか?」
小鞠「あ、あの……」
楓「どうしたんだよ、小鞠ま――」
蛍「や、やめてください!!」
楓「え……?」
蛍「先輩をそんな目でみないでくださーい!!!」
楓「な、なにいって……」
夏海「れんちょん!!今すぐ、帰ろう!!ここは危険だ!!」
れんげ「まだグレートマンコマーシャルにもいっコメント一覧
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- 2014年02月04日 21:53
- た…卓
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- 2014年02月04日 22:04
- これだけで何の雑誌かわかってしまう自分が嫌だ
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- 2014年02月04日 22:19
- ロリコン疑惑をかけられてなっつんにさえ嫌われる兄ちゃんはいなかった……よかった……
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- 2014年02月04日 22:21
- 普通の日常風景の表紙…からのえげつない中身…LO…うっ、頭が
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- 2014年02月04日 22:22
- にゃんぱすゥゥーーッ!
ふぅ。
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- 2014年02月04日 22:26
- なんだ俺の愛読書じゃないか(白目)
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- 2014年02月04日 22:53
- ランド……赤いカバンがガチで出るからな…あの雑誌
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- 2014年02月04日 22:57
- てっきり兄貴が頼んだのかと…
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- 2014年02月04日 23:01
- 兄ちゃんも中学生だし駄菓子屋は許可しないだろ
そんな駄菓子屋が何故成年雑誌を入荷したのかを考えれば一穂ぐらいしかいなかっただけという
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- 2014年02月04日 23:28
- 何の血だったんですかねぇ……?
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- 2014年02月04日 23:32
- そりゃ身近にかわいい娘がいるからね
LOに興味持っても仕方ないね
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