児童擁護施設を舞台としたドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系 水曜夜10時)

厚生労働省調査に乗り出すとしています。

画像:【「明日、ママがいない」】
「明日、ママがいない」
http://www.ntv.co.jp/ashitamama/index.html

3日、同番組に強く抗議していた全国約600施設でつくられる全国児童養護施設協議会(東京都

千代田区)について、田村憲久厚生労働相は

「施設に入所するお子さんの中で自傷行為があるという報道がある。
協議会に確認して調査したい」

と語りました。

この騒動では、ドラマの題材になっている「赤ちゃんポスト」(※)に関連し、芦田愛菜(あしだまな 9才)

さん演じる主人公が「ポスト」とあだ名を付けられ、施設ではペット扱いされるなどの過剰演出で物議

をかもし出しています。

「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する慈恵病院(熊本市)や、全国児童養護施設協議

会が日本テレビや制作側に抗議しています。

※「赤ちゃんポスト」
…諸事情で育児ができない母親が匿名で養子に出す施設とシステム。
設置目的は赤ちゃんを「殺害」や「中絶」から守ること。
日本では唯一、熊本県熊本市にある慈恵病院がこのシステムを採用しているが、同病院では「こうのとりのゆりかご」という名称を用いており、「赤ちゃんポスト」とは俗称である。
また海外ではアメリカ、ドイツ、イタリア、中国などが同様のシステムを採用している。

同番組では現在スポンサー全8社がCMの自粛をしています。

国までドラマの影響を調べるために乗り出してくるとは・・!

「明日、ママがいない」はさらに厳しい状況に追い込まれているようです。

番組を続行させたい制作局側とは裏腹に、打ち切りの可能性も大きくなってきています。