耳の聞こえない障害を持ちながら、「現代のベートーベン」とも評されている作曲家の

佐村河内守(さむらごうち・まもる 50才)氏が、作曲していなかったことが判明しました。

画像:【佐村河内守】
佐村河内守
http://www.daily.co.jp/gossip/2014/02/05/p1_0006687539.shtml

佐村河内さんは独学で作曲を学び、耳の聞こえない障害を持ちながら、作曲活動を続けているとされており、

平成20年に販売した「交響曲第1番HIROSHIMA」は広島市の原爆の悲劇から魂の救済をする交響曲とし

て、東日本大震災の後に大きな注目を浴び、CD18万枚に及ぶセールスを記録。

クラシックアルバムとして11年2ヶ月ぶりにオリコン週間ランキング5週連続トップ10入りを果たしました。

画像:【「交響曲第1番HIROSHIMA」】
「交響曲第1番HIROSHIMA」

昨年3月には東日本大震災の被災地に捧げた「ピアノのためのレクイエム」が宮城県石巻市で披露され、感

動を呼びました。

しかし5日、佐村河内さんは弁護士を通じて

「十数年前から別の作曲家に依頼して、曲を作ってもらっていた」

と発表。

またNHKの取材に

「平成8年ごろ、初めての映画音楽の作曲の依頼があったが、耳の状態が悪くなり、半分以上を作ってもらったことがきっかけだった」

と説明。

「自分は楽曲の構成をしたが、作曲をゴーストライターに任せてしまったことは、大いなる裏切りであると思っています。 ファンや深く傷つけてしまった方に、心よりおわび申し上げます」

としています。

さらに同日、佐村河内さんから作曲を請け負っていたゴーストライター新垣隆(にいがきたかし 53才)氏が

マスコミ各社にFAXを送信。

画像:【新垣隆】
新垣隆
http://www.matsudafilm.com/matsuda/b_pages/b_j_Niigaki-j.html

「この度は世間をお騒がせしまして誠に申し訳ございません。
私は佐村河内守氏のゴーストライターを18年間にわたってやっておりました。
その件につきまして、皆さまの前でお詫び申し上げたいと思い、記者会見を開かせていただきます」

とし、6日の午後2時からホテル「ニューオータニ」で記者会見を開くとのこと。

また「週刊文春」上では

「公表するべきか逡巡しましたが、やはり事実を明らかにして自分もお詫びしなければならないと思い至りました。このまま事実を伏せ続ければ、五輪という大きな舞台までもが佐村河内氏の虚構を強化する材料にされてしまうのではないか、と」

と語っています。

新垣隆(にいがきたかし)
1970年生まれ。桐朋学園大学音楽部作曲家卒業。
ピアノを故森安耀子、作曲を南聡、中川俊郎、三善晃の各氏に師事。現在、作曲・演奏の両面において幅広い活動を展開している。現代音楽の分野において自作品の発表、国内外の現代作品の研究および演奏、アマチュア活動へのコミット(市民オーケストラの指導)等を精力的に行っている。自身の音楽作品としてはアンサンブル・ジェネシスのための「セレナード」(BSハイビジョンにて放映)などがある。桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。無声映画伴奏楽団「カラード・モノトーン」のメンバーであり、又ソロ演奏者としても活動弁士と共に公演を行っている。

(引用元: http://www.matsudafilm.com/matsuda/b_pages/b_j_Niigaki-j.html)

販売元のレコード会社・日本コロムビアは公式サイトで次のようにコメントを発表しました。

作曲家 佐村河内守氏につきまして

本日、当社は作曲家 佐村河内守氏の代理人弁護士より、
佐村河内守氏は10数年前より自身の作曲活動について、
記譜行為などの一部の作曲行為を
特定の第三者の手により行ってきたとの連絡を受けました。

当社といたしましては、
この内容に驚愕しており、大きな憤りを感じております。

当社より発売いたしました佐村河内守氏作曲の作品については、
当然に本人からは「自身が作曲した作品である」との説明を受けており、
更に、佐村河内守氏は自身が作曲者である旨を
著作権管理団体に対して登録していることを確認の上で、
販売を行って参りました。

しかしながら、当社より発売したCD等の商品につきましては、
結果として、作曲者については不適切な表示であり、
また、創作活動の背景などについても誤った表現をしたまま
販売活動を行ってきたこととなります。

この点につきましては、商品の発売元として責任を痛感しており、
深くお詫び申し上げます。

今後は、当社としても今回の事態に関する事実関係を精査した上で、
再発防止策を検討して参ります。

以上

(引用元:http://columbia.jp/owabi_samuragochi.html)

佐村河内守(さむらごうちまもる)
広島市出身。身体障害者2級。
4才からピアノの英才教育を始める。
17才から『交響曲第1番』の作曲に着手すると同時に聴覚の障害を発症する。
嵩徳高校を卒業後、肉体労働をしながら、独学で作曲を学ぶ。
19才でホームレス生活を体験。
27才のとき、ロック歌手としてデビューするが、実弟を事故で亡くしたショックや
聴覚異常でバンドを脱退。
アルバイトなどを続けながら、1999年のゲームソフト『鬼武者』の音楽「交響組曲ライジング・サン」で脚光を浴びる。
2003年、『交響曲第1番 HIROSHIMA』完成。
2008年、同曲が広島交響楽団により世界初演される。広島市民賞受賞。
2013年、被災地の宮城県石巻市で「ピアノのためのレクイエム」を披露。

画像:【ツアーでの佐村河内守】
ツアーでの佐村河内守
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0331/index.html

今回の件に【ネットの声】は・・

  • 茶番でした
  • ひっでーなこれw
  • 「耳が聞こえない人が作った曲」だから売れたんだよね。どーすんの?
  • だが金は返さん!
  • 詐欺みたいなもんだな
  • 現代の大嘘つき
  • 悪徳商法じゃん
  • むしろ、よく今までばれなかったな
  • 聴覚に障害があるのは本当なんだよな?
  • なにもかも胡散臭くなってきた

などがあるようです。

動画:【「交響曲第1番HIROSHIMA」ツアーの一部模様】

別人が作曲していたとなると感動が台無しですね・・

これまでのものがガラガラと音を立てて、崩れたように思います・・

この騒動、一体どうなるのでしょうか・・