“触覚”機能を備えたスーパー・バイオニックアームが登場…物体に触れた感触をリアルタイムに再現
失われた手足を、完璧な機能を備えた人工パーツと入れ替える…そんな未来が、もうすぐそこまでやってきているようです。スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)とイタリアの聖アンナ大学院大学(SSSA)の国際研究グループはこのたび、物体に触った感覚を使用者がリアルタイムに感じとることが可能なハイテク義手(バイオニック・アーム)の開発に成功したと発表しました。
このバイオニック・アームに関する研究の詳細は、科学ジャーナルScience Translational Medicineに掲載されています。
現在、世界中で開発が進められているバイオニックアームですが、その技術は非常に高度な水準に達しており、使用者が頭の中で思い描いた動作を高度に再現することも可能となってきています。
しかし、これらのハイテクを搭載した義手でも、実際の身体機能を再現する上で非常に重要な部分…すなわち「触覚」を再現することには成功していませんでした。
今回開発された義手では、表面に埋め込まれた多数のセンサーと、上腕部に埋め込まれた電極からの信号とを合わせてコンピューターで解析を行い、出力されてくる電気パルスによって脳の触覚領域を刺激。これによって、実際に対象物に触れているような感覚を再現することに成功しています。
研究グループでは、デンマーク出身のDennis Sørensen氏の協力を得て、この義手の性能を図るテストを実施。臨床モニターとして1ヶ月間にわたってこのバイオニックアームを装着して生活してもらい、その中で木製のブロックやプラスチック製のコップ・コットンなど、6種類の対象物をどの程度まで判別可能であるか、定期的にテストを行っています。
その結果、Sørensen氏は、テスト期間の最終週までに3種類の物体形状を88%の精度で判別することに成功し、また、三段階に設定された対象物の固さについても79%の精度で判別することが出来たとのこと。同氏は、このハイテク義手の使用感について「感触のフィードバックが本当に素晴らしい」と語っています。
開発を主導したSilvestro Micera氏は、今後は2人から3人の被験者を対象とした長期の使用テストを行ってゆき、その中で認識精度や動作性能の向上に努めてゆくとしています。
一昔前ではSFの中で描かれていたような「精神で体の人工パーツを動作させる」という技術も、徐々に身近なものになってきているようですね。
[Science Translational Medicine via THE VERGE] [Telegraph]
[Popular Mechanics]
ホント、BMIの技術ってすごいよなあ。
判別出来なかった形状12%、固さ21%はどんな回答になってたんだろう?
よく分からないって感じだったのか、それとも全く別の感触を受けてしまったんだろうか?
電子おっぱいが社会問題になるな
視覚信号を脳に送る研究もされてたと思う
これは・・・閃いた
うひっ
タイトルのバイオニックがお○ぱいにしか見えない
すげぇ、SFの世界が現実にw
素晴らしい。
バイオニック…ジェミー…うっ頭が…。
弱ってきた部分を徐々に人工物に入れ替えていけば寿命が無くなりそうだな
触覚からのフィードバックがあればこそできる日常動作というもの多いように思うので、人工義手には大事な技術ですよね。もうこれだけできあがっていることが驚きです。
攻殻機動隊的な全身疑体の世界が見えて来たな
そう考えると、鋼の錬金術師のオートメイルって相当なオーバーテクノロジーだったんだね。
お、おう…
健常者でもこれつければバーチャルな感触を体感できるの?
出来なくはないだろうけど、健常者がいきなり腕に機械埋め込まれるのを良しとするかな?
自分の手の感覚とダブるのはどうするんだろ
手が2つある感じになるのかな?
軍事目的の人体兵器開発とかなら、健常者でもあり得るかもね。
その方が研究費は沢山稼げそうだ。
600万ドルの男っ…ぐはぁ
素晴らしい!
ってことは、ネット越しに触覚を伝えられるかもしれないし、データベース化することも可能?
擬似的に手を3本持った感覚も作れるのかね。
GO! GO! GO! バイオニック!
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