中国の日本軍慰安婦が韓国人の被害者より多いという研究結果が出た。

　中国の上海師範大学蘇智良・陳麗菲教授は、8～9日上海で開催される「日本軍慰安婦問題解決のための日・中・韓の学術会議」に先立って6日に配布した発表文を通じてこのように明らかにした。

　彼らは1990年代後半から、各地域の現地調査と史料調査を通じて、日本軍の中国駐​​屯軍数と慰安婦の交換頻度などを算出して、中国人の日本軍慰安婦の規模をこのように推定したと説明した。一部研究では30万人に達しているという主張もあると紹介した。

　この規模は、少なくとも5万人から最大20万人と推定されている韓国の日本軍慰安婦被害者よりも多いものだとか彼らは強調した。

　今回の学術会議は、両国でそれぞれ日本軍慰安婦問題を研究してきた成均館大東アジア歴史研究所と上海師範大学、中国慰安婦問題センターが調査結果を共有し、問題解決のための連帯を模索するために共同で開催する。

　イ・シンチョルた成大東アジア歴史研究所研究教授も発表文で日本軍が侵略戦争の戦局が傾いた1944年3月ごろから、地方文書を焼却するなど、慰安婦強制動員と関連がある資料を組織的に焼却した事実を確認したと伝えた。

　日本軍が敗戦後、国際法上の戦争犯罪に対する責任追及の根拠となるほとんどの資料をなくすために、体系的に事前行動に出た事実が公式文書を通じて明らかになったのだ。

　また、同じ研究所ハン・ヒェイン研究員は昨年、中国側の協力を得て上海と南京資料館の資料を調べた結果、日本軍が直接中国人婦女子を強制連行して親日中国人業者を利用して慰安所を開設した事実も確認したと明らかにした。

　今回の学術会議には韓国と中国、日本などの学者50人ほどが参加し、二日間の会議を通じて、日本軍慰安婦問題と関連した法的責任の問題などを議論しながら解決策を模索して研究者間のネットワーク構築にも乗り出す。

　参加者は日本軍の中国侵略当時、慰安所として活用されていた日本軍将校クラブの遺跡と日本軍陸戦（海兵隊）司令部も見学する計画である。

http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2014/02/06/0200000000AKR20140206205000089.HTML