八幡「雪ノ下の脇が臭すぎる」
- 2014年02月09日 21:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:18:42.31 ID:OMLQ++Xy0
雪乃「!?」
八幡「今まで黙ってたけど、どんどん酷くなっていくよな」
雪乃「えっ……えっ?」
結衣「ちょっとヒッキー! 女の子にそういうこと言うのやめなよ!」
八幡「セクハラだ、ってか? 雪ノ下の脇が臭いのは本当のことだろ」
結衣「そういう問題じゃないの! 例えホントでも言っちゃいけないことだってあるよ!」
雪乃「ちょっ……」
- 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:20:27.45 ID:OMLQ++Xy0
結衣「デリカシーのない男ってキモい! マジキモい!」
八幡「お前は重要なことを見落としている、由比ヶ浜」
結衣「じゅ……重要なこと?」
八幡「俺達は仮にも奉仕部だ。身内の問題すら解決できない奉仕部なんて、存在意義がない」
結衣「そ……それは、確かに」
八幡「デリカシーがどうこうなんて話は、部を正常化させてからの話だ。違うか?」
結衣「……そうだね。ごめんヒッキー、あたしが間違ってた!」
八幡「よし。じゃあ俺達で雪ノ下の脇の臭さを解決するぞ」
結衣「おー!」
雪乃「…………」
- 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:23:16.26 ID:OMLQ++Xy0
雪乃「ヒキガエル君。一度、その溝水のような悪臭を放つ汚い口を閉じてくれないかしら」
八幡「へいへい。雪ノ下の脇ノ下ほど臭くはないけどな」
雪乃「…………」
結衣「ゆきのん?」
雪乃「……冗談よね? 私の……わ、脇が臭いだなんて」
八幡「いや、割とマジだ。廊下ですれ違った奴等もよく顔をしかめてるからな」
雪乃「……あなた達も?」
結衣「っていうかあたしもヒッキーも、いま結構我慢してる……」
雪乃「…………」
- 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:26:24.36 ID:OMLQ++Xy0
八幡「自分の体臭って、自分じゃ臭いとは思わないらしいからな」
雪乃「ま、待ちなさい。100歩譲って、私が臭いと仮定するわ」
八幡「事実に仮定も何もないだろ」
雪乃「そもそも、そのニオイの原因がなぜ脇だと分かるのかしら」
八幡「……ほら、以前ボランティアに行った時、水着になったことがあっただろ」
雪乃「ええ。それがどうかした?」
八幡「あの時、雪ノ下が腕を上げる度にえげつない悪臭がしてた」
雪乃「え……」
結衣「酷かったよね。みんなゆきのんが見てないところで吐いてたし」
八幡「川の魚も大量に気絶してたな。可哀想に」
結衣「あ、ヤバ。思い出したら吐きそうになってきた……」
雪乃「…………」
- 18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:28:57.99 ID:OMLQ++Xy0
雪乃「ま……まだよ。それだって、もしかしたら他の人の臭いだったのかもしれない」
結衣「確かに水着の子は多かったし、そういう偶然も無いとは言い切れないけど……」
雪乃「今だって、悪臭を放っているのはあなた達のどちらかという可能性もあるわ」
八幡「どちらか、と言いつつ俺の方を見るな」
雪乃「目が腐っている人は体も腐っているかもしれないでしょう」
八幡「……そこまで言うなら証明してやるよ。悪臭の原因は雪ノ下の脇ノ下だって」
雪乃「あなた如きにできるのかしら、クサガヤくん」
結衣「ちょっと窓開けていい? 今日まだ換気してないから……オエッ」
- 19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:31:36.15 ID:OMLQ++Xy0
八幡「ということで、暇そうな奴らに集まってもらった」
優美子「あーし忙しいから。いやヒマだけど」
静「なぜ教諭の私まで……確かに暇だが」
小町「小町なんてここの生徒じゃないです。暇ですけど」
八幡「結論から言うと、俺は雪ノ下の脇が臭いことを証明したい」
優美子「は? 証明するまでもなく臭いっしょ」
小町「いまさら何言ってんの?」
静「ああ、この部屋なにか臭いと思ったら雪ノ下がいるのか」
雪乃「…………」
- 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:35:32.93 ID:OMLQ++Xy0
八幡「が、雪ノ下は自分の臭いを断固として認めようとしない」
小町「えぇ? こんなクッサイのに……ウェッ」
八幡「だからここは何人かのニオイを比較して、客観的に雪ノ下が臭いことを示したいんだ」
結衣「ほら、三人ともこないだ水着着てたし……」
優美子「ハァァ? 雪ノ下さん、自分の悪臭を棚にあげてあーし達を疑ってるワケ?」
雪乃「私の悪臭については、あなた達の一方的な言い分でしょう」
静「……なるほど、そういうことか。なら、協力するのもやぶさかではない」
八幡「お手数おかけしてスミマセンね」
- 24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:38:37.89 ID:OMLQ++Xy0
八幡「――よし、全員水着に着替え終わったな。ではこれより、脇のニオイ判定を行う」
結衣「判定は全員参加のポイント制で、判定対象1人につき5点まで付けることができます」
八幡「また、臭ければ臭いほど高い点数とする。つまり超絶臭ければ5点、問題なければ0点だ」
静「ここには自分を除くと5人いるから、最悪の場合25点を獲得することになる訳か」
雪乃「これほど不名誉な称号もないわね」
優美子「第一候補が何か言ってるし」
八幡「じゃあ、まずは由比ヶ浜からな」
結衣「あ、あたしから?」
静「言いだしっぺの一人なんだろう。文句を言うんじゃない」
- 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:41:30.80 ID:OMLQ++Xy0
クンクン... クンクン...
結衣「ちょ、ちょっとヒッキー、顔近いって!」
八幡「しょうがないだろ。部屋全体が臭いから、これくらい近付かないと判断できないんだよ」
結衣「むぅ……は、早く済ませてよ……」
優美子「うーん。ちょい汗臭いけど、普通はこんなもんじゃない?」
小町「脇って元々汗かきやすいし……」
静「どのみち、この至近距離でこの程度のニオイなら悪臭の原因とは考えられんな」
雪乃「…………」
■結衣のポイント
八幡 2点
雪乃 3点
優美子 1点
静 2点
小町 1点
合計 9点/25点
- 30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:44:13.23 ID:OMLQ++Xy0
八幡「次は三浦だ」
クンクン...
小町「なにこれ、メチャクチャいいニオイする!」
結衣「香水だね。そういえば脇の下につける香水があるって……」
優美子「いいっしょ? 結衣も使ってみ?」
雪乃「香水だとすれば水で洗い流されてしまうわ。つまりあの時は……」
優美子「は? あーし、水で流れる安物なんか使わないんだけど」
静「それにいま香水を付けているのなら、現状この部屋が臭いことについて説明できんな」
雪乃「…………」
■優美子のポイント
八幡 1点
雪乃 2点
結衣 0点
静 1点
小町 0点
合計 4点/25点
- 32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:47:11.08 ID:OMLQ++Xy0
八幡「それじゃ、平塚先生」
静「フッ、好きなだけ嗅ぐがいい」
クンクン...
結衣「うわっ」
小町「なにこれ」
優美子「くさっ」
八幡「うげぇ」
雪乃「ひどいわね」
静「……!?」
- 36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:50:36.88 ID:OMLQ++Xy0
雪乃「卒倒するほど臭い、とは言わないけど……」
小町「前の二人に比べると酷いねー」
静「そ……そう、なのか……?」
八幡「殴られるの覚悟で言いますけど……加齢臭ですよ、これ」
静「!?」
結衣「しょ、しょうがないよね。人間なんだし、歳とったら……ね」
雪乃「でも少しは手入れをした方が……生えっぱなしは同じ女性としてどうかと」
優美子「そこは大目に見てあげんのが優しさってヤツだし……」
静「…………」
■静のポイント
八幡 3点
雪乃 4点
結衣 3点
優美子 3点
小町 4点
合計 17点/25点
- 39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:54:24.91 ID:OMLQ++Xy0
小町「次は小町の番だね!」
優美子「ツルッツルじゃん。フツーに羨ましいわ」
雪乃「平塚先生とは対称的ね」
静「おい、私だってあまり虐められると泣くぞ」
クンクン...
八幡「……あれ? 無臭なんだけど」
小町「それって小町的にはポイント高い……のかな?」
八幡「俺の鼻がバカになったのか? 今日は脇のニオイばかり嗅いでるからな……」
結衣「たぶん妹だからだよ。ほら、いつも身近すぎてニオイに慣れすぎてるとか」
優美子「その辺言い出すとキリないし、思ったまんま点数つけとけばいいっしょ」
■小町のポイント
八幡 0点
雪乃 2点
結衣 1点
優美子 1点
静 2点
合計 6点/25点
- 45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 12:58:43.98 ID:OMLQ++Xy0
優美子「つかヒキオも逃げてないでさっさとしろし。結衣と同じ言いだしっぺっしょ」
八幡「別に逃げてねーよ……」
クンクン... ペロペロ
八幡「ぎゃあぁぁ!! 誰か舐めたぞ、今!」
小町「えへ☆」
静「すまない」
結衣「ごめんごめん」
雪乃「味も見ておこうと思って」
優美子「……アンタら、マジどん引きなんだけど……」
八幡「何が怖いって、何人か悪気のない奴がいるってことだよ……」
- 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 13:02:31.49 ID:OMLQ++Xy0
静「味は置いといて、ニオイは……普通だな」
雪乃「比企谷くんは性格はともかく、身体的にはキングオブ凡人ですから」
小町「それも合わせてのごみいちゃんだもんね!」
八幡「なんなのこれ、俺のメンタルを削る会? 脇のニオイは?」
優美子「だから普通に臭いって。でも男ならこんなもんっしょ、元々汗臭い生物だし」
小町「んー? でも、小町は全然臭わないかも」
結衣「さっきと同じで、お兄さんだからかな?」
■八幡のポイント
雪乃 3点
結衣 2点
優美子 3点
静 2点
小町 0点
合計 10点/25点
- 53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/09(日) 13:07:18.15 ID:OMLQ++Xy0
静「最後は雪ノ下だな」
優美子「っていうか、この距離でもう結構臭いんだけど」
雪乃「…………」
結衣「……あたしはゆきのんの友達だから! これくらい全然平気だよ!」
雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん……」
ダッ!
優美子「あ、結衣!」
結衣「ウッ……ゴブァッ」バタッ
優美子「ゆ……」
八幡「由比ヶ浜ァァァァァーッッ!」
- 57:
コメント一覧
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- 2014年02月09日 21:22
- クンカクンカ
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- 2014年02月09日 21:23
- あれれー、なんかおかしいぞー
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- 2014年02月09日 21:24
- 戸塚の臭いを嗅ぐシーンは??
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- 2014年02月09日 21:32
- 三浦GJ!!
ゆきのんを汚すssかと思ったら、いい終わり方でびっくりしました。
体臭って女性は特に大変だよねえ。
でも八幡のワキペロにはオオウケでしたwww
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- 2014年02月09日 21:43
- あっれぇ~?誰か忘れてねぇ?
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- 2014年02月09日 21:48
- クンペロペロ
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- 2014年02月09日 21:49
- ※4
何かそこしれぬ気持ち悪さを感じる
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- 2014年02月09日 21:55
- サキサキはきっと良い匂いだろうな。
ていうかワキ臭って本人マジで分からんの?
この間エレベーターで割と可愛い子が乗ってきたから
ラッキーと思ったのもつかの間で
え、何この臭いってくらい凄かったんだけど。
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- 2014年02月09日 22:09
- ただの先生いじめで草はえる
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- 2014年02月09日 22:16
- 静ちゃんの場合、加齢ってよりタバコじゃね?
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- 2014年02月09日 22:26
- でも雪ノ下の脇ノ下ならちょっと嗅ぎたいかも
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- 2014年02月09日 22:40
- 俺明日から静ちゃんの脇毛を抜く仕事に就くんだ
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- 2014年02月09日 22:53
- 脇乃下脇乃だな
前もそんなssがあったな。あれは脇汗だったが
そのうち落ちぶれたゆきのんで橋の下とか誰か書かないかな
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- 2014年02月09日 22:55
- デオドラントスプレーの巧妙なステマ
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- 2014年02月09日 22:59
- 何気にゆきのんが皆より高く採点してるのが可愛い
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- 2014年02月09日 23:03
- だから静ちゃんをオチに利用するのはやめろ!
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- 2014年02月09日 23:12
- 米13
ちょっとわろた
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- 2014年02月09日 23:49
- ゆきのんは脇臭かったりう○こ漏らしたり大変だな
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- 2014年02月09日 23:54
- タイトルで草不可避なんだよなあ
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- 2014年02月09日 23:55
- ポイント制!?