『コンプティーク』連載、「艦隊これくしょん -艦これ- side:金剛」の第4話
反目しあうために演習で連敗が続く比叡と山城。これではいけないとようやく協力して勝てる作戦を練ったところへ深海棲艦 出現のサイレンが鳴り響く！　というところからの続きです。
地図からすると深海棲艦は愛知県渥美半島沖を北上中。この辺りってブルーインパルスが東京五輪の輪を描く練習をしていた空域だったな。この場合どーでもいいことですが。上層部は整備が終ってる第十六戦隊を出撃させた、というのが上の絵です。第十六戦隊とは重巡の足柄(右)・軽巡の球磨(「クマー」と言ってる左の子)・同じく軽巡の長良(中央)からなる三人(三隻)の艦隊のこと。初登場なのはいいけど出番はこれだけ。はいご苦労様でしたー。

金剛は出撃する気 満々なのですが整備班長(「オヤッサン」と呼ばれてます。仮面ライダーかよ)から「そんな簡単に換装できたらミッドウェーは無ぇンだよ!!」と怒られてしまいます。今日は演習予定だったので、そう簡単に実弾に変更できるかってことですね。ちなみにミッドウェーは陸上爆弾と魚雷との換装に手間取ってる間に攻撃されて大打撃を受けました。
こんなこと言ってたら部下からの報告で、比叡と山城の艤装が無くなってると！　ってことは二人は…

やっぱり勝手に出撃していた比叡と山城。比叡は敵艦を見つけて先制するも効果なし。続いて山城も直撃させながら効果がないことに異変に気がついた。これって演習弾じゃね？　顔を見合わせて笑う二人です。命令違反で出撃しておいて おめおめ帰れるわけもない。

反目し合っていた二人ですが逆境に立たされたことで思いが一つになりました。握手を交わして深海棲艦の打倒に取り組みます。敵は戦艦ル級1と駆逐艦2。対する私たちは演習弾。演習弾といえど零距離射撃ならタダでは済まないハズとのことから無茶ともいえる行動に出ます。

山城が敵を引き付けている間に比叡は水煙に隠れて背後から急襲。取り押さえているところへ山城も接触するという作戦です。

その目論みは当たり、戦艦ル級をサンドイッチにしました。そして いちにのさん で撃つ！　大きな水柱が立って戦艦ル級は…少なくとも中破ぐらいしたんじゃないでしょうか。ここんところは読者の想像に任せる格好になりました。二人とも無事なことからトドメはさせなくとも第十六戦隊が後は何とかしてくれたと思いますよ。

後に演習が再開され比叡と山城はようやく勝利しました。けれど二人はまた怒ってる。でもそれは なぜ庇ったかということで、以前とは中身が違います。

最後は金剛が仲を取り持ってハッピーエンド。1勝8敗。散々な結果ながら二人にとっては価値ある戦いだったにちがいありません。　つづく

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