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春香「プロデューサーさんっ、デートですよ!デート!」冬馬「俺ん家!だぜ!」|エレファント速報:SSまとめブログ

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春香「プロデューサーさんっ、デートですよ!デート!」冬馬「俺ん家!だぜ!」

1 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:08:42.66 ID:1NrH2yOBo

春香「あの、プロデューサーさん。明日って何か予定入ってますか?」

P「明日?いや、特には無いけど」

春香「じゃあっ!・・・私と出かけませんか?」

P「出かけるって春香と2人でか?」

春香「もうっ、言わせないで下さいよ!プロデューサーさんっ、デートですよ!デート!」

P「でっ・・・!?え、えっと・・・春香、デートってのはその・・・あっレッスンか?そ、それか下見か・・・」

春香「なーんて、冗談です」テヘッ

P「へっ?」

春香「冬馬君のお見舞いに行きたいんです」



2 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:10:10.92 ID:1NrH2yOBo

P「あ・・・ああ、なるほどな」

春香「ま、まあ・・・もしデートのOKが貰えたなら私はその・・・よかったんですけど・・・?」ボソッ

P「ん?春香?」

春香「ハッ・・・いやっ、その・・・コホンッ!」

春香「私1人で行くのは色々問題がありますし、プロデューサーさんがいいなら一緒に・・・と思って」

P「俺はかまわないが・・・冬馬が寝込んだのは俺のせいみたいなもんだし、春香がそんなに気を使わなくてもいいんだぞ?」

春香「そんな!私が行きたいだけですから。冬馬君にはプロデューサーさんのお見舞いの時とか、他にも沢山お世話になってますし」

P「そうか?・・・じゃあ俺もちょうど行こうと思ってたことだし、明日行くか」

春香「はいっ」



3 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:15:34.90 ID:1NrH2yOBo




翌日

春香「プロデューサーさんっ、おはようございます!」パタパタ...

P「ああ、おはよう」

春香「すみません、駅まで迎えにきてもらっちゃって」

P「いや気にしないでくれ、大した距離じゃないよ」

春香「ありがとうございます」

P「さ、乗った乗った」ガチャッ

春香「は・・・はい!」

春香(これってちょっと本当のデートみたいだよね・・・?えへへ・・・)

春香(っじゃない!今日は冬馬君のお見舞いなんだから!冬馬君に失礼だよっ)ブンブンッ

P「春香、どうかしたか・・・?」

春香「な、なんでもないです!」

P「そうか?ならいいんだけど」



4 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:16:45.38 ID:1NrH2yOBo

春香「そ、そういえばっプロデューサーさんから冬馬君に連絡してくれたんですよね。具合、どんな感じでしたか?」

P「あ、実は冬馬とは連絡は取ってないんだ」

春香「あれ?でも昨日連絡しておくって・・・」

P「こないだ冬馬が風邪ひいたって翔太から聞いたろ?あの時に連絡先貰ってさ」

P「『お見舞いに行くならその前にここに連絡して』って言われたから、てっきり冬馬のだと思って電話してみたら翔太の携帯だったんだよ」

春香「えっ、翔太君のですか?なんでそんなこと・・・」

P「冬馬に直接連絡したら絶対来るなって言われると思ったから、だってさ。あと面白そうだから一緒に来たいらしい」

春香「確かに冬馬君なら言いそうですけど・・・後者が本音な気がしますね」

P「ははは・・・かもな」



5 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:19:32.99 ID:1NrH2yOBo

P「着いたぞ、このアパートだ」

春香「ここに、冬馬君が住んでるんですか・・・?」

P「ん?なんか変か?」

春香「いえ、変とかじゃないんですけど・・・961プロに所属していたんだしもっと豪華な所に住んでるものだと」

P「ま、人気アイドルと言っても高校生の1人暮らしだしなあ。冬馬自身もそういうタイプじゃないだろ」

春香「確かに、そうですね」

P「あっ!しまった・・・」

春香「ど、どうしたんですか?」

P「アパートの場所は知ってたんだが部屋番号を知らなかった・・・」

春香「ええっ」

P「すまん春香!今から翔太に連絡して聞いてみるからちょっと待ってくれ!」

春香「あの、そんなに焦らなくてもいい」翔太「わっ!!」

春香「ひぇうっ!?」ビクッ



6 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:20:37.00 ID:1NrH2yOBo

翔太「あははっ、ビックリした?」

春香「しょ、翔太君!」

北斗「こら翔太、女の子にはもっと優しく紳士に接しないと・・・」

翔太「えーやだよー普通の登場して面白いのなんて北斗君だけだもんっ」

P「北斗もいるのか、翔太1人で来るんだと思ってたよ」

北斗「おや、お呼びじゃなかったですか?」

P「まさか、そんなつもりで言ったんじゃないよ」

北斗「ま、俺もあなたがいるとは知りませんでしたけどね。翔太ともそこでバッタリ会っただけですし」

P「え?そうなのか。てっきり俺たちが行くって言ったから来たのかと・・・」

翔太「あ、それは僕ね」

春香「じゃあ北斗さんは今日たまたま来たんですか?」

北斗「いや、俺はここ最近毎日来てるかな・・・」

春香「ま、毎日!?」



7 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:23:02.70 ID:1NrH2yOBo

P「毎日って・・・お前らどういう関係・・・」

北斗「ちょっと、やめてくださいよ!」

翔太「あははっ僕はそれも面白いからアリだと思うけどな~!本当のところ北斗君は冬馬君を見張りに来てるんだ」

春香「見張り?」

北斗「冬馬の奴、熱が出てても放っておくとすぐレッスンしようとするからね・・・」

北斗「毎日バカな事してないか俺が見に来る羽目になったんだ」

翔太「僕も時間があれば顔出してるけど、だいたい北斗君に任せてるんだ~」

春香「な、なるほど・・・」

P「大変なんだな・・・お前達も」

北斗「まあ、そこが冬馬の良いところなんですけどねぇ・・・」

翔太「ささ、事情はわかったでしょ?早く入ろっ!」

P「あ、ああ。そうだな」



8 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:27:00.82 ID:1NrH2yOBo

翔太「冬馬君ー?入るよー」ガチャッ

翔太「寝てるかな~」ズカズカ

P「なんか、プライバシーの欠片もないな」

北斗「一応、本人には了承は得てますから・・・」

春香「本当に仲良いんですね~」

翔太「あっ、またフィギュア増えてるー!冬馬君ってばホント好きだよねぇ~」バタバタ

P「仲が良いというか遠慮がないというか」

北斗「少し舐められてるのかもしれないですね」

北斗「多分ベッドで寝てると思うんで、そっちに行きましょう」



北斗「冬馬、入るよ」ガチャッ

冬馬「ん・・・?」モゾ...

北斗「チャオ☆」

冬馬「う・・・今日も来たのかよ・・・」



9 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:28:37.18 ID:1NrH2yOBo

北斗「お前が大人しく寝てないからだろ?ほら、また台本読んでる」ヒョイッ

冬馬「ああっ!別に台本読むくらいいいだろ!」

P「熱出てる頭で読んでも入ってこないだろ?」

冬馬「え・・・」

翔太「相変わらず体調は良くないのに元気そうだね、冬馬君」

春香「お、お邪魔してます」

冬馬「なっ・・・翔太はともかくなんであんたらまでいるんだよ!」

P「いやあ、なんか俺の見舞いに来たせいで風邪引いたみたいだしさ」

春香「私は心配だったから・・・」

冬馬「べ、別に・・・大したことねーよ」

春香「あの、よかったらこれ」ガサゴソ

冬馬「ん・・・?」



10 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:30:08.34 ID:1NrH2yOBo

春香「プロデューサーさんとね、お見舞いにゼリーの詰め合わせを買ってみたの。冬馬君こういうの好きかなーって」

冬馬「お、おう・・・嫌いじゃない・・・」

冬馬「っじゃなくて!俺の風邪をうつしちまったらどうすんだよ、早く帰ってくれ」

春香「え、でも・・・」

翔太「もーっ!冬馬君愛想なさすぎ!せっかく来てくれたんだからお礼の1つくらい言えばいいのに」

北斗「そうだぞ冬馬、あの春香ちゃんがお見舞いに来てくれるなんて世界中の男の夢だ!それを冷たい態度で追い返すなんて・・・!」

翔太「そうそう、お兄さんも本当に自分の風邪がうつったかどうかなんてわかんないのに来てくれたんだからー!」

冬馬「うっ・・・わ、悪かったよ・・・」

春香「い、いいよいいよ!私の方こそいきなり押し掛けちゃってごめんね」

P「いや、俺がちゃんと冬馬と連絡とっておけばよかったんだ。すまない」



11 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:32:34.49 ID:1NrH2yOBo

冬馬「だっ、だから!別に・・・迷惑だとか言ってるんじゃ・・・」

冬馬「わ・・・わざわざ、来てくれて・・・さんきゅ」

春香「う、うんっ!」

翔太「よくできました」ポンポンッ

北斗「うんうん」

冬馬「な、なんだよ!なんかそれ馬鹿にしてねえか!?」

翔太「そんなことないよ~のヮの」

P「ははは。それで、調子はどうなんだ?」

冬馬「本当に大したことねーって。熱だって殆ど平熱だし、どこも痛くねえし・・・」

冬馬「だから勉強も仕事も休んだ分さっさと取り返したいんだよ」

冬馬「くそっ・・・例え熱があろうが俺は歌えるし踊れるってのに・・・!」



12 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:33:46.26 ID:1NrH2yOBo

翔太「やめてよ冬馬君~ステージで倒れられたらもっと困るんだから!」

北斗「はいはい、抑えて・・・まあ今は微熱ってくらいだから、このままだと明後日のラジオは大丈夫かな」

冬馬「本当か!?」

北斗「でもそれまでは大人しくしててくれよ?」

冬馬「ぐ・・・」

翔太「はいはーい!」ピョンッ

P「どうした?」

翔太「そんな冬馬君のために、今日はご飯を作ろうかなーって思ってるんだけど」

冬馬「は・・・?お前が?」

翔太「"僕達が"だよ!ねっ、お兄さん、春香さん!」

春香「えっ?」

P「お、俺もか!?」



13 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:35:04.58 ID:1NrH2yOBo

翔太「1人で寂しい冬馬君の為にご飯を作ってあげて、みんなで楽しく食べようという僕の名案・・・どうかな!」フフンッ

冬馬「だっ、誰が寂しいだ!」

北斗「ふむ、寒い日にみんなで食べるなら・・・鍋かな?」

翔太「鍋いいね~!」

冬馬「お、おい!」

春香「あ、うどんなんか入れたらいいんじゃないですか?消化しやすいですし」

P「うどんすきってやつか」

翔太「よーし、じゃあそれで!あっでも、冬馬君は直接鍋つつけないから別によそうけどいい?」

冬馬「聞けよ!」



15 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:36:44.84 ID:1NrH2yOBo

翔太「うーんと、材料買わないと駄目だよね?うどんと鶏肉と・・・あと何がいるのかな・・・」

冬馬「待て。うどんは冷凍のやつが1袋あるし、野菜は人参とゴボウが残ってる筈だから後は・・・鶏肉とネギと白菜と椎茸くらいだな」

翔太「白滝は?」

冬馬「うどんがあるから麺はもういいだろ」

翔太「じゃあねー・・・三つ葉は?」

冬馬「いいな。野菜は好きに足してくれ」

北斗「冬馬、鍋ってどこにあるんだ?」

冬馬「上の棚の右側に入ってる」

北斗「了解☆」

春香「冬馬君結構ノリノリですね」

P「楽しそうで何よりだよ」



16 : ◆TSml/2eVIQ 2014/02/13(木) 18:38:18.83 ID:1NrH2yOBo

P「じゃあ買い出しは俺が車でひとっ走り行ってくるよ」

春香「あっ、それなら私も行きます!」

P「え?大した荷物じゃないし車だし1人で大丈夫だぞ?」

春香「いやっ・・・そうじゃなくて、プロデューサーさんと買
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月13日 23:43
      • 久しぶりだな、このシリーズ
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月13日 23:47
      • 面白かったよ
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月13日 23:57
      • 冬馬って確か父子家庭だったっけ
        ショッピングでも触れられてたよな

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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