RSS速報
SF映画には必ずといっていいほど空想都市が出てくる。その都市についての何の情報もなく、時には名前すらない都市だが、主人公と同じぐらい重要である。殺風景あったりミニマルあったりゴシックだったり複雑だったり、それらはすべて魅惑的な背景になる。
海外サイトがセレクトした、10の近未来的、空想科学都市が公開されていた。中には住みたくないようなところもあるが、こんな都市に自分が存在したらと思いをはせるのもなかなかに一興じゃないか。
スポンサードリンク
10.コルサント:スターウォーズ3 シスの復讐(2005)
スター・ウォーズに出てくる都市といえば、人はまず、クラウド・シティかモス・アイズリーを挙げるだろう。(モス・アイズリーは都市ではなく町だが。) しかし、完全な未来型超巨大都市と言う意味では、コルサントは無視できない存在である。コルサントは惑星全部を覆ってしまう都市だからだ。
飛ぶ車スピナーの専用レーンや、ありえないほどの高層ビル、超未来的な建造物等により、コルサントはスター・ウォーズの中で一番興味深い都心のセットだと言える。
9.キャピトル:ハンガー・ゲーム2 (2012)
ハンガー・ゲームの国パネムでは他の街や都市は貧しいが、キャピトルだけは違う。キャピトルは裕福な都市であり、建物は贅沢で古代ローマの建築を模倣している。市民も非常に裕福でスタイリッシュだ。キャピトルは科学技術が非常に発展した都市であり、窓からの景色をリモコンで選べたり、また、兵器や情報源として働く狼犬などの遺伝子組み換え動物の故郷でもある。
8.ヘリウム: ジョン・カーター(2012)
ジョンカーターは映画としては失敗かもしれない。だがそれは息を飲む景色が欠けてるせいでは決してない。火星(映画の中ではバーズーム)の首都ヘリウムは、グレーターヘリウムとレッサーヘリウムという2つの市を形成しており、両者は大きな谷を隔てて橋で結ばれていた。そこにある高い塔と複雑な外見の建造物は、この都市が人間または他の宇宙人によって作られた事を示唆している。これらは砂漠化した岩だらけの環境の中では完全に溶け込んでいる。
7.トロン・シティ:トロン レガシー(2010)
トロン・シティはこのリストの中では他と少し違っている。というのも、トロン・シティは現実にはないからだ。もちろん、SF自体がフィクションの世界の話なので現実ではないが、フィクションの話の中でも現実ではないという意味だ。
つまり、トロン・シティは、プログラマーのケビン・フリンが作った「グリッド」と呼ばれるサイバー空間の中にのみ
存在する。だが、トロン・シティには、建物も通りもあり、ナイトクラブやゲームエリアすらある。このゲームエリアには、トロン・シティの住民が集まってディスクゲーム(訳注:ディスクと呼ばれる武器を投げ合い殺しあう)を観戦する所だ。その明るい白く照らされた外観が暗闇を破り、おまけにこの都市の周りは深い裂け目に囲まれている為、この都市の有り様は非常に印象的なのだ。
6.ビーナスビル:トータル リコール(1990)
ビーナスビル、1990年のトータル・リコールに出てくるビーナスビルは火星の都市であり、そんなに素敵な場所ではない。放射線被ばくにより、多くの住民はミュータントであるし、性格の悪い支配者ヴィロス・コハーゲンが火星の薄い空気を独占しコントロールしている。この都市にはヒルトンホテルまであるのだが、そこにバケーションに行こうという気が起きない場所だ。とはいうものの、まわりの景色は、それがたとえ人を寄せ付けない場所だとしても、荒涼としていて美しい。
5.アラキーン:デューン/砂の惑星(1984)
デビッド・リンチのデューンに出てくる惑星アラキスは、岩礁がある乾いた砂の星で、そこには非常に危険な動物が住んでいる。そのアラキスの最大の都市の1つ、アラキーンは、巨大な芋虫の侵略を防ぐため、岩盤の上に建てられている。そいつらは穴を掘って砂の中を進み、一番大きな鉱山設備をそっくりまるごと飲みこむことができるほどでかいのだ。
また、アラキーンは、シールドウォール(盾の壁)と呼ばれる自然の山並みに守られている。ちなみに、都市アラキーンの中で映画で一番登場した場所はグランドパレスで、ここは、必要になったら出てくる透明バリアで守られている。アラキスの文化がそうであるように、アラキーンの建築もはっきりと中近東風のカラーが出ている。
4.ドーム:2300年未来への旅(1976)
1976年のマイケル・アンダーソンの「2300年未来への旅」に出てくる都市ドームは、正確にいうと「ドームに覆われた都市」であろう。巨大で白いドームが都市と群衆をすっぽり覆っている。今思えば、それは1970年代に想像した未来ではあるが、居住者たちの快楽主義的生活を考えると、住むのは楽しそうである。だが、30歳になった途端に、カルーセルと呼ばれる気持ちの悪い儀式によって蒸発させられてしまうのだ。
3.ミンゴ・シティ:フラッシュ・ゴードン(1980)
1980年の映画、フラッシュ・ゴードンは、映画の中身よりも、むしろクイーンのサントラのほうが有名かもしれない。だが、ミンゴ・シティは確実にこのリストで勝ち残れる強さを持っている。惑星モンゴの首都であり、悪者ミン皇帝の故郷である。この皇帝の城は派手な赤と金ぴかの外装を施され、内装はゴテゴテしていて悪趣味だ。ミンゴはこのリストの中でも非常に有力な居住都市としてリストアップされている。
2.クラウド・シティ:スター・ウォーズ5 帝国の逆襲(1980)
クラウドシティはこのリストの中で一番ロマンチックな場所かもしれない。たしかにこの都市は雲の中に浮いており、景色もよい。ホテル、カジノなどの楽しい贅沢なリゾートもある。しかし、クラウド・シティの主たる目的は下にある惑星ベスピンから送られてくるティバンナ・ガスを精製することである。ベスピンはガスで出来た惑星で、人々は上層にある一部の空気を吸うことによってのみ生きていける。だから都市が浮いているのだ。クラウド・シティは、ランド・カルリシアンによって管理されているが、彼はこの管理権限をカードゲームで手に入れた。
1.メトリポリス:メトロポリス(1927)
メトロポリス市は、単に背景なだけではなく、多分映画のメインスターであり、その結果、映画の名前が都市の名前になったのだと思われる。地下には労働者階級が暮らし、地上にはの富裕層が遊ぶという二極の悲惨な都市である。1920年代のアールデコに影響されてはいるが、未来的なタッチもあり、飛行機が空を飛んでいる位の高さにビルとビルを繋ぐ空中廊下等がある。住んだらかなりクールだと思われる。もちろん、汚い天井のない場所、つまり富裕層側の地上に住むならば、だが。
via:scribol・原文翻訳:LK
▼あわせて読みたい
1000年後の未来、世界はこうなってるかもしれない10のビジョン
SFサイバーな日本の政令指定都市+東京の風景画像
実現しそうにない、10のSF的科学技術
SF(空想科学)がモチーフの世界の素晴らしい切手
この記事をシェア :
「動画」カテゴリの最新記事
「サブカル・アート」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位 4831 points | 猫に人間のぬくもりを。保護施設にいる猫に子どもたちが本を読み聞かせるプログラム「ブックバディー」 | |
2位 933 points | うつ病に関する5つの思い込み(実際にうつ病を経験した男性の手記) | |
3位 907 points | 世界的に名高い30の民間軍事会社 | |
4位 507 points | 昼寝をするべき12の理由 | |
5位 463 points | あざとい・・・でも釣られてしまう。子猫と子犬を起用したマクビティビスケットのCM |
スポンサードリンク
コメント
1. 匿名処理班
最新ならエリジウム
ゲームもありならマスエフェクトのシタデルを推したい
2.
3. 匿名処理班
メトロポリス、全然古臭く感じないな!
4. 匿名処理班
あらためて見ても『メトロポリス』が決定版って感じがするな。
文字通りどの都市と比べても頭一つ飛び抜けてる。
5.
6.
7.