妖艶な芳香。咲き誇る瞬間から終焉まで・・・荒木経惟のエロティックで官能的な花写真
写真家・荒木経惟さんが撮影した花の一連の作品をご紹介します。ヌード写真同様多くの花の写真を撮影しています。まるで女体のようなエロティックで艶かしく、生と死を捉えたかのような儚い花たちが映し出されています。
当サイトで紹介した荒木経惟さんの作品
愛しき者の死に向き合った写真。荒木経惟が22年間捉え続けた愛猫チロの姿
【話題】写真家・荒木経惟の作品でラッピングされた「アラーキー列車」が凄い!!
実家の近所の浄閑寺、いわゆる投げ込み寺ね。子供の頃よく遊んだ馴染みのある場所なんだけど、そこで枯れかけた彼岸花を見つけたの。「これはすごい!」って、白バックを持ってって日が暮れるまで撮ったの。これが俺の花人生の始まりだね。
「花は女であり、女は花である」
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「花児」より。亡くなった奥さんの陽子さんが死んだ後、荒木経惟さんが撮影した枯れた花。
「Flower Paradise」より。「アラーキー列車」でもこの作品が使われています。
作品だけでなく展示の仕方も素晴らしいです。キューレーションの力ですね。広島現代美術館での展示。
何必館・京都現代美術館で開催された展覧会「花人生」での館長梶川芳友さんの言葉です。
花は生殖器であり子宮である。新しい生命の種を結ぶ場所、未来を形成する世界である。人間の営みでは愛の成就する空間である。その意味で、花は幸福のシンボルとされるが、荒木さんの花は、満開の美しさではなく、清純から腐爛にさしかかる花こそが最も美しい。エロスのなかに潜むタナトスの花であり、不妊の花なのである。しかし、それが時代の花であろう。その花こそ、われわれの花であり、その不幸を背負った写真家・荒木経惟こと天才アラーキーという存在に、私はたまらなく魅かれる。
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参考サイト一覧
荒木経惟オフィシャルサイト -arakinobuyoshi.com-
Telenor Group
Araki, Miyamoto, Sugimoto: Contemporary Japanese Photography
NOBUYOSHI ARAKI’S FLOWER PARADISE
Flowers: Araki Nobuyoshi Solo Exhibition at Aura Gallery
夜が明ける前に
アラキネマ「バルコニーの空に色情花」 [DVD] 荒木経惟 クエスト |
荒木経惟オフィシャルサイト -arakinobuyoshi.com-