楽天が、無料通話・メッセージングアプリ
Viber で知られるViber Media の発行済み株式をすべて取得するとともに、新規発行株式を引き受けて子会社化すると発表しました。出資総額は9億ドル、約920億円。株式の譲渡は3月下旬までに完了する予定です。
Viber はiOS やAndroid のほか、Windows やMac など幅広いOS に対応する無料のVoIP 通話・メッセージングアプリ。競合するサービスとしてはSkype やLINE があります。
また子会社化とあわせて、日本市場向けにViber から固定電話へ無料で電話をかけられるキャンペーンを実施するとしています。
楽天は2011年に電子書籍サービスのカナダ
Kobo を、2013年には動画ストリーミングサービスのシンガポール Viki をそれぞれ買収。また2012年にはPinterest に出資するなど海外のサービスへの投資を続けています。
インターネットショッピングにはじまり、電子書籍、動画配信、写真、そしてWeb 通話と事業の拡大を続ける楽天。本日の決算発表会では、それらを組み合わせて「楽天エコシステム」を形成すると説明しています。
なお電話に関わるサービスでは、利用している携帯電話番号のまま通話料を半額程度にできる通話アプリ
「楽天でんわ」も提供中です。