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【衝撃の事実】1913年、切手を貼れば「子供を郵送する」のは合法だった。当時の写真が凄すぎるんだが、これは・・・ | DDN JAPAN

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【衝撃の事実】1913年、切手を貼れば「子供を郵送する」のは合法だった。当時の写真が凄すぎるんだが、これは・・・

 
 
 
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(┘°Д°)┘ ナンジャコリャwwwww

郵便屋さん困惑

「おばあちゃんに会わせたい」でも子供を遠くへ連れて行くには、付き添いの大人も含めた往復の旅費、旅の準備となにかと大変。1900年初頭の米国の人々はそこで ( ゚д゚)ハッ! と気付いてしまった

「体重軽いし、小包郵便で送れるんじゃね?」

実際、小包郵便は50ポンド(約22㎏) 以下であれば、特に "なにを送るか" は規制されていなかった

1914年2月19日、4歳のメイ・ピアストーフ (May Pierstorff) の両親は、彼女の洋服に切手を貼り、アイダホ州のグランヴィレッジの自宅から、約73マイル(117㎞)離れた祖父母の住むルイストンへ郵送。切手の料金は53セントで、彼女が一人で列車に乗るよりも安い

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メイ・ピアストーフ (May Pierstorff)

この事例の後、アメリカ合衆国郵政長官は「子供の郵送」に規制を発表することになるのですが、実はこれが最初ではなかったんです

1913年1月中旬、オハイオ州でグレンエステ夫妻が、1.6㎞離れた祖母のルイス・ビーグ(Louis Beague)のもとへ息子を送ったのが米国で記録が残されている最初の「子供郵便」。この時両親が支払ったのは、彼に貼る切手の15セントと保険のための50ドル

1月27日にはペンシルバニア州パインホロウに住むJ・W・サヴィス夫妻が、娘を地元の運送業者ジェームズ・バイアリー(James Byerly) に委託、無事に650マイル(1,046㎞)離れたクレイホロウまで届けられ、送料として45セントを支払った

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1913年、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事

翌年規制されるのですが、いつの時代も法は掻い潜られるもの。

わずか1か月後にメリーランド州の郵送業者B・H・ネッパーは6,300グラムの赤ちゃんをクリアースプリングに住む祖母の家から19㎞先の母親のインディアンスプリングスまで郵送し「赤ん坊はその間ずっと眠っていた」と地元紙に報道されています

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更に一年後、子供郵便の歴史で「最も長旅」の記録が、6歳のエドナ・ネフ(Edna Neff) によって樹立。彼女はフロリダ州ペンサコーラの母親の元から、父親の住むヴァージニア州クリスチャンズバーグまでなんと730マイル(1,175㎞)を移動します。現在の自動車で11時間もかかるこの距離、当時の移動手段でどれだけの時間がかかったんだろうか・・・お値段15セント

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規制後もこの法律に反抗して、2件の旅が記録されているのですが、きっと実際の利用者はもっと膨大な数だったんだろうね

1920年6月13日、この奇妙な輸送というか移動手段は正式に禁止されました

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