やはり俺の幼馴染みが彼女なのは間違っている。雪乃「何を言っているのかしら?」
- 2014年02月16日 23:40
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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- 1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 09:49:54.54 ID:wgRUDw0Y0
雪乃「馬鹿なこと言ってないで早くそのみっともない顔を洗ってきなさい」バタンッ
八幡「…あい」
雪乃「遅いわよ。早く食べなさい」
八幡「悪いな…毎日。面倒だったらこなくていいんだぞ」ガタッ
雪乃「…別に。問題ないわ。幼馴染みですもの」
八幡「…そうだな」モグモグ
- 2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 09:52:03.14 ID:wgRUDw0Y0
雪乃「早くしてくれないかしら?」
八幡「もっとゆっくりいこうぜ」
雪乃「嫌よ」
八幡「やれやれ」ガチャガチャ
雪乃「……」テクテク
八幡「鍵よし…と」
八幡「…よし。行くか」
八幡「いや無視かよ」クルッ
八幡「……」
八幡「…あれー?」
- 3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 09:53:30.23 ID:wgRUDw0Y0
八幡「うーす」ガチャ
雪乃「…」ペラペラ
八幡「…今日も誰も来ないのかね」ペラペラ
雪乃「それならそれで良いと思うのだけど」
八幡「違いない」
結衣「こ…こんにちは」ガラガラ
八幡「きたな…見事に」
雪乃「ようこそ。奉仕部へ」
- 4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 09:54:33.77 ID:wgRUDw0Y0
八幡「クッキーねぇ」
結衣「うん」
雪乃「…そういえば小学生の時に貴方焦げたクッキーを作ってボロボロに貶されてたわね」
八幡「おい。やめろ。今まさに思い出してブルーになってたんだから」
結衣「…なんか、仲良いね」
八幡「…腐れ縁だしな」
雪乃「誠に遺憾ながらね…こんな腐った縁さっさと腐敗しきって切れないかしら」
八幡「腐りすぎだろ…」
結衣「あ、あはは」
- 5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 09:56:07.44 ID:wgRUDw0Y0
結衣「上手くいかないなー」
雪乃「どうすれば伝わるのかしら」
結衣「……才能ないのかなぁ」
雪乃「……」ピクッ
八幡「あー。そういうのは良くないぞ」
雪乃「…」
結衣「え?」
八幡「才能とかいうけどさ、才能あってもやったことないことはすぐにできないんだ。上手くなるスピードは違ってもな」
結衣「……」
雪乃「…」プイッ
八幡「才能あるやつだって努力はしてると思うぜ?…俺はしないが」
雪乃「最後の一言で台無しね。まぁ事実なのだけど」
八幡「そこはフォローしてくれよ…」
結衣「…凄い」ボソッ
八幡「まぁ、ゆっくりやってみようぜ」
結衣「うん!」
- 6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 09:57:46.95 ID:wgRUDw0Y0
八幡「帰りはどーするんだ?乗ってくか?」
雪乃「……」
八幡「おーい。どうした」
雪乃「いえ。なんでも」
八幡「…乗れよ」
雪乃「…ええ」チョコン
八幡「何か言いたそうだな」
雪乃「…まさか貴方があんなことを言うとわね…少し…いいえ。かなり意外だったわ」
八幡「別に…思った事言っただけだ」
雪乃「…そう」
八幡「今夜なに食うよ」
雪乃「今日は久しぶりに私が作ってあげるわ。ありがたく思いなさい」
八幡「…へいへい」
- 17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 16:57:01.34 ID:wgRUDw0Y0
小町「お帰りー。お兄ちゃん。雪乃さん」
八幡「たでーま」
雪乃「ただいま。小町さん」
小町「あ、お兄ちゃん。陽乃さん来てたよ」
八幡「うげぇー。わかった」
雪乃「まったく…」
八幡「ちょっと行ってくるわ」
雪乃「晩御飯までには帰るのよ?」
八幡「あいあい」
- 18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 16:57:35.52 ID:wgRUDw0Y0
八幡「陽乃さんー?いますかー?」コンコン
陽乃「八幡ー!ひっさしぶりー」ダキッ
八幡「三日ぐらいですけどね」
陽乃「もー。そんなこと言うー」ギュー
八幡「苦しいです。離してください」
陽乃「だめー。八幡成分を充電中だからね!」
八幡「ご飯作れませんよ?」
陽乃「それは困るー」
八幡「ならレポートしといてください。どうせ。ギリギリなんでしょ?」
陽乃「後5つかなぁ。それ終われば2年まで出なくてもよくなるしね」
八幡「ほんと…自由な人ですね」
陽乃「誉め言葉?」
八幡「えぇ。まぁ」
- 19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 16:58:02.00 ID:wgRUDw0Y0
八幡(やべぇ…遅くなった。絶対怒ってる。)
八幡「たでーまー」ガチャ
雪乃「あら?遅かったわね」
八幡「あれ?普通だ」
雪乃「なんの事かしら?」
八幡「や、もっと怒られると思ってたわ」
雪乃「どうせ姉さんに捕まってなかなか帰ってこれなかったのでしょう?」
八幡「あぁ。まぁ」
雪乃「ほら、手を洗ってきなさい。暖め直すから」
八幡「うい」
- 20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 16:58:41.27 ID:wgRUDw0Y0
雪乃「それじゃ、私は帰るわ」
八幡「送ってく」
雪乃「良いわよ。近くなのだし。それに貴方が痴漢と間違えられて通報されてしまうわ」
八幡「おい」
雪乃「冗談よ?」
八幡「…わかってるよ。とりあえず送ってくから待ってろ」
雪乃「珍しく律儀ね」
八幡(遅くなったのは俺が飯に遅れたせいだからな)
- 35:1 ◆g5dLMrAnA6:2014/01/21(火) 08:35:04.95 ID:5j878TGh0
結衣「やっはろー!依頼人つれてきたよー!」
八幡「なんでだよ…」
結衣「え?あたしも部員だし」
八幡「え?そうなの?」
雪乃「違うわ」
結衣「違うんだ!?」
八幡「違うのかよ…」
雪乃「入部届けや平塚先生の了承がないもの」
結衣「かくよー!いくらでも書くよ!」
雪乃「それで…そちらのかたは?」
結衣「あ、同じクラスの彩ちゃん」
戸塚「戸塚彩加です」
- 36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 08:38:11.93 ID:5j878TGh0
雪乃「つまり、貴方を強くすればいいのね?」
八幡「お前テニスしてたっけ?」
雪乃「あら?貴方ともやったはずよ?忘れたの?」
八幡「…なんか、スパルタで鍛えられた記憶が蘇ってきたんだが…」
雪乃「そもそも、貴方がテニスの王子になるとか言ったから始めたのだけど?」
八幡「やめろ。頼むからやめろ」
戸塚「凄い仲良いんだね」
結衣「仲良すぎて入り込めない…」
- 37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 08:40:14.73 ID:5j878TGh0
三浦「あれ?テニスしてんじゃんー」
結衣「優美子」
三浦「結衣じゃん。あーしらも入っていい?」
結衣「えーっと。それはどうだろうー…みたいな」
三浦「はぁ?なんで?」
八幡「悪いがここは戸塚が練習で使ってるんだよ」
三浦「あんたも使ってんじゃん」
八幡「俺らは正式に戸塚の依頼人としてここにいるんだよ」
三浦「依頼ー?」
葉山「まぁまぁ、優美子」
八幡「…葉山」
葉山「久しぶり…って訳でもないね。同じ教室だし」
八幡「……」
葉山「比企谷…こうしないか?勝った方が戸塚の練習に付き合う」
三浦「なにそれ!じゃあいっそ男女の混合ダブルスにしよーよ!」
八幡「はぁ…悪いが戸塚さん。付き合ってくれないか」
戸塚「え?ごめん…その、僕…男なんだけど…」
八幡「…は?」
- 39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 11:37:43.59 ID:5j878TGh0
八幡「…どうすっかなぁ」
八幡(雪ノ下は多分飲み物とか作りにいってるし…由比ヶ浜は三浦のグループの一員だし。ここで頼るのは酷だろ)
八幡「……二対一で勝負しないか?勿論俺が一だ」
結衣「まって。ヒッキー」
八幡「なんだよ?」
結衣「あたし出るよ」
八幡「やめとけ。お前見学しとけ」
結衣「でも!」
八幡「お前はお前の居場所を守っとけ」
- 40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 11:38:33.89 ID:5j878TGh0
八幡「ったく…」
結衣「さぁいくよー!」
八幡(……どんだけ良い奴だよこいつ)
葉山「ルールはどうする?」
八幡「俺らはいいけど、由比ヶ浜は初心者だし、適当で良いだろ」
葉山「わかった。それでいこう。…手加減はしないよ?」
八幡「……」
- 41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 11:42:38.07 ID:5j878TGh0
結衣「ヒッキーうまっ…」
八幡「まぁ昔やってたからな。王子にはなれなかったが」
三浦「嘘でしょ?」
葉山「さすがだな…」
三浦「…ごめん結衣」ボソッ
八幡(……なるほどな。由比ヶ浜狙いか)
結衣「よっ!はっ!」
戸塚「deuce」
結衣「ご、ごめんヒッキー」
八幡「……」ポンッ
結衣「あぅ。…イタッ」
八幡(足にきたか。まぁずっと足元狙われてたもんな)
八幡「お前、サーブ以外は全部前衛に行け。」
結衣「で、でも!」
雪乃「なんの騒ぎかしら?」
八幡「…雪ノ下」
葉山「雪ノ下さん」
雪乃「……なるほどね」
八幡「ぁー。これは」
雪乃「言わなくていいわ。大体理解したもの」
八幡「そうですか…」
雪乃「由比ヶ浜さん。交代しましょう。これでも飲んで休憩しときなさい」
結衣「あ、ありがと」
- 42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 11:45:22.30 ID:5j878TGh0
雪乃「さて、点差は?」
八幡「deuce」
雪乃「…落ちぶれたわね?」
八幡「お前もうちっと俺に優しくしてくれ…」
雪乃「これが終わったら貴方も鍛え直してあげるわ」
八幡「やめてくれ…」
雪乃「さて、行くわよ?私の友…知り合いを可愛がってくれたお礼はしっかりと返すわ」
結衣「……ゆきのん」
八幡(素直じゃないなぁ)
- 43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 11:46:07.22 ID:5j878TGh0
八幡「ほんと…化け物だよなお前」
雪乃「なんのことかしら?」
八幡「三浦泣いてたぞ…」
雪乃「ただテニスをしただけよ?」
八幡「はぁ…まぁいいけどよコートも守れたし」
雪乃「そうね…それで比企谷くん」
八幡「あー?コメント一覧
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- 2014年02月16日 23:53
- 姉が可愛すぎる
-
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