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オティヌス「私と上条のらぶらぶ逃亡生活」|エレファント速報:SSまとめブログ

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オティヌス「私と上条のらぶらぶ逃亡生活」

1: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/10(月) 22:07:16.94 ID:gKPc30V70

オティヌス「私と上条のいちゃいちゃ逃亡生活」の続き
前作は下からどうぞ
オティヌス「私と上条のいちゃいちゃ逃亡生活」



5: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/10(月) 22:39:18.31 ID:gKPc30V70

オティヌス「なぁ当麻」

上条「なんだよオティヌス」

オティヌス「お前は言ったな、『船の墓場』で。世界を敵に回してでも私を助けてくれると」

上条「ああ、言った」

オティヌス「絶対だな?」

上条「ああ、もちろん」

オティヌス「なら今助けろ」

上条「何をだよ」

オティヌス「股から血が…」

上条「!?」



10: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/10(月) 23:14:06.81 ID:gKPc30V70

上条「え、ええぇ!!?」

オティヌス「すまん、どうやら"来た"みたいだ」

上条「ど、どうすんだ!?どうすりゃいいんだ!?」

オティヌス「すまないがそこら辺の店でナプキンを買ってきてくれ」

上条「男の俺がか!?完全な変質者だと思われちまうぞ」

オティヌス「前も私の下着を買ってきてくれたじゃないか」

上条「あの時も相当怪しがられたんだよな……」



13: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/10(月) 23:20:28.07 ID:gKPc30V70

オティヌス「頼むよ。私には、お前しか頼れるものはいないのだから」

上条「……」

上条「分かった。俺今すぐナプキン買ってくるよ!」

オティヌス「なんと高らかに宣言するんだお前は。頼もしいことこの上ないぞ」

上条「で、お前はどこで待ってるんだ?」

オティヌス「ああ、そこにある公園の公衆トイレにいるよ」

上条「よし、行ってくる!」

オティヌス「おっと、ちょっと待った当麻」

上条「えぇ?何だよ」



14: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/10(月) 23:21:01.75 ID:gKPc30V70

オティヌス「絶対に羽根つきを買えよ?あれがあるのとないのとじゃ段違いだからな……」ヒソヒソ

上条「羽根つきのナプキンだな?よし、買ってくる!!」ダダダダ



オティヌス「お~~い!!当麻~~~!!」ブンブン



上条「なんだー!?まだ何かあんのかー!?」


オティヌス「ナプキンは絶対にケチるなよー!安物のナプキンの不愉快さときたらもう……」


上条「だーー!分かった!分かったからさっさとトイレ行っとけ!!」



15: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/10(月) 23:27:20.85 ID:gKPc30V70

オティヌス「あともう一つだけーー!!!」


上条「なんだー!?もうナプキンのことならいいぞー!?」




オティヌス「気を付けて行って来いよーーー!!」ブンブン




上条「……おう!!行ってくるよ!!」



38: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 22:10:29.26 ID:IVUA6j9Z0

上条(まったくオティヌスめ…あんな大声でナプキンの話をしやがって…)


上条(……それにしても)


上条(アイツ、本当に変わったよ)


上条(優しくて、柔らかい雰囲気になった)


上条(あいつは、もう絶対に悪いことはしない。自信を持って断言できる)


上条(今のアイツの顔を見れば、インデックス達も、きっと―――)



40: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 22:15:14.00 ID:IVUA6j9Z0

―トイレ―

オティヌス(ふぅ……)

オティヌス(そろそろだとは思っていたが、まさか外出中の今に来るとは…)

オティヌス(それにしても、さっきのアイツの顔と言ったら……)

オティヌス(ふふふふふ……)

オティヌス(………)

オティヌス(私は、今、毎日が楽しい…)

オティヌス(こんなこと、私が思うなんてな……昔じゃ考えられない)

オティヌス(それもこれも……)



上条「おーいオティヌス!買ってきたけど俺じゃ女子トイレに入れねーぞ?」

オティヌス「分かった。すぐに取りに行こう」



オティヌス(コイツのおかげだ)



41: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 22:30:51.79 ID:IVUA6j9Z0

オティヌス「」スタスタ

上条「おっ、終わったか」

オティヌス「ん、まぁな」

上条「大丈夫か?なんか色々大変なんだろ?」

オティヌス「………」

オティヌス「いや、大丈夫じゃないな」

上条「ええ!?」

オティヌス「だからおぶってくれ」

上条「わかった……」

オティヌス(単純な奴だな)



42: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 22:32:32.73 ID:IVUA6j9Z0

上条「あの、オティヌスさん?」


オティヌス「なんだい当麻さん」


上条「了承しといてなんだけどさ、ここから俺たちが泊まる予定のホテルまで3キロくらいあるんですが」


オティヌス「あー……まぁ、あれだ」


オティヌス「がんばれ」


上条「……はい」



43: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 22:35:38.27 ID:IVUA6j9Z0

上条「よし、覚悟は決まったぜ!乗れオティヌス!」スッ

オティヌス「よし来た」ピョン

上条「うわ、お前軽いな」

オティヌス「そうだろう」

上条「おぶって3キロはキツイかな~とか思ってたけど、これなら大丈夫そうだな」

オティヌス「そうとわかれば出発だ!行け当麻!」ユッサユッサ

上条「行くから揺らすな!」



44: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 22:43:25.45 ID:IVUA6j9Z0

上条「にしてもこの町は綺麗だよなぁ」


オティヌス「確かにな」


上条「海が見えるからっていう理由だけでここに決めたけど、大正解だったな」


オティヌス「ああ、良い風だ」


上条「そういやお前さぁ」


オティヌス「なんだ?」


上条「ホントに調子悪いの?」


オティヌス「ああ、ものすごくな」


上条「…ま、いいけどさ」



45: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 23:07:29.63 ID:IVUA6j9Z0

オティヌス「なぁ当麻」


上条「なんだよ」


オティヌス「ありがとう」


上条「へ?おんぶされるのがそんなに好きなのか?」


オティヌス「おんぶのことだけじゃないさ。色々全部ひっくるめて、感謝してる」


オティヌス「お前といると楽しいんだ。長い人生でこれほど楽しい時間はなかったよ」


上条「ははは、そう言ってもらえると、俺も嬉しいよ」ニコ



46: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 23:19:06.94 ID:IVUA6j9Z0

オティヌス「なぁ当麻」


上条「んー?」


オティヌス「一瞬だけでいいから、立ち止まって、こっちを向いてくれないか」


上条「なんだよ」



ちゅっ



オティヌス「2回目……だな//////」


上条「お、おま、おまえなぁ!/////」


オティヌス「急にしてすまなかったな。なんだか無性にお前にキスしたくなったんだ」


上条「な、なんでこうお前は、1回目の時といい、心の準備をさせてくれないんだ!?///」


オティヌス「お前のその顔が見たかったから、かな」クスッ



49: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/11(火) 23:28:48.32 ID:IVUA6j9Z0

上条「はぁ……」


オティヌス「どうした当麻」


上条「お前にはホントに敵わねぇなぁと思ってさ」


オティヌス「ふふふ、そうでもないけどな」


上条「そうか?」


オティヌス「ああ、実はそうなんだ」


上条「ふーん…思いつかないけど、お前が言うんならそうなんだろうな」


オティヌス「お前は気づかないだろうなぁ」


上条「なんだよそれ」ハハハ



65: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/12(水) 22:09:12.38 ID:hytMSRWU0

上条「よし、着いたぞ」

オティヌス「ふぅ、ようやく休めるな」

上条「お前はずっと背中で休んでたろ」

オティヌス「さぁ、行こうか」

上条「スルーかよ」

オティヌス「まぁそう言うな。肩揉んでやろうか?」

上条「え!?マジ!?」

オティヌス「マジだ」

上条「いやー正直最近肩こりが酷くてさー」



66: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/12(水) 22:09:59.51 ID:hytMSRWU0

オティヌス「おいおい、高校生のくせに随分と年寄りくさいな」

上条「仕方ねぇだろ、色々大変なんだよ」

オティヌス「まぁとにかく部屋に行こう」

上条「そうだな」


―部屋―


オティヌス「とうっ」ポスン

上条「入るなりいきなりベッドに飛び乗るなって」

オティヌス「ぐぅ…」

上条「寝るな」



67: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/12(水) 22:15:48.95 ID:hytMSRWU0

上条「ふぅ……オティヌス、俺売店でジュースとか買ってくるけど何かいるもんあるか?」

オティヌス「うーん…そうだな」

オティヌス「じゃあ、キーホルダーを買ってきてくれ」

上条「キーホルダー?」

オティヌス「ああ。この町に来た記念だ」

上条「それならお前が直接選んだ方がいいんじゃないか?」

オティヌス「女心の分からない奴だな」

上条「はい?」



68: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/12(水) 22:25:01.31 ID:hytMSRWU0

オティヌス「いいか、私はな、お前が選んできたものが欲しいんだ」

オティヌス「お前が選んで、買ってきてくれるならば、別に何でも良かったんだ」

オティヌス「理解したか?」


上条「………センス悪くても知らねーからな」


オティヌス「センスなんて求めちゃいないさ」

上条「じゃ、行ってくるよ」

オティヌス「ああ、いってらっしゃい」



バタン



69: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/12(水) 22:43:29.67 ID:hytMSRWU0

上条(売店は一階だよな…エレベーターは…こっちか)

上条(よし、マスクとサングラス装着っと)スチャ


ゴウンゴウン…


上条(どんなキーホルダーにしようかなぁ)

上条(センス無くても良いとは言われたけど、あんまり酷いのは気が引けるしな)


チンッ


上条(お、来た)


ガーッ


「………」


上条(うお、人乗ってたのかよ)



70: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/12(水) 22:52:06.81 ID:hytMSRWU0

上条(この人なんでマスクとサングラスなんかしてんだろ…)

上条(人のこと言えないけど)ペコッ

「」ペコッ

上条(意外に礼儀正しいな)

上条(おっと、そんなことより売店いかなきゃ)スタスタ


ゴウンゴウン…



五和(さっきの人なんでマスクとサングラスなんてしてたんだろう)

五和(って私も人のこと言えないか…)

五和(明日も頑張って上条さんを探さなきゃ…みんなの話じゃ魔神に連れ去られたとかなんとか…)

五和(私が一番最初に上条さんを保護してあげなきゃ)

五和(………無事だといいんですけど…)



83: ◆SoZEW6Fbg2:2014/02/13(木) 22:30:25.76 ID:SzPok4Cy0

――――――――――

―――――


チンッ


上条(さて、キーホルダーも買ったしジュースも買った。さっさと部屋に戻ろう)

上条(確かこの部屋だったよな…)ゴソ

上条(
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 22:31
      • オティヌスいいわー
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 22:37
      • どうしようこの後バッドエンディングを迎えるようにしか見えない…
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 22:38
      • お願いだからハッピーエンド頼むぞ……
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 22:49
      • 5 頼む、こんなボンクラで役立たずなな俺だが、頼むからハッピーエンドにしてくれ……っ!
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 22:54
      • 上条と麦野ができちゃうSSを読んでから、五和が出てくるたびにビクビクしちまうわ…。神よ、どうかハッピーエンドを…。
      • 6. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 22:56
      • もうオティヌスだけでいいよ
      • 7. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 23:01
      • またSSの五和は病んでしまうのね...
      • 8. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月16日 23:47
      • これは良作
      • 9. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2014年02月17日 00:00
      • 禁書の黒髪キャラは不遇だってじっちゃが言ってた。

        その変わり電磁砲の黒髪キャラは優遇なのだとばっちゃが言ってた

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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